夏が終わる前に 坊がツル泊
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
朝、「今週はずっと雨予報かあ…」
ぼんやりと週間天気予報を見ていたら、
「やばい!今日を逃すと九重に行くチャンスが、もうない。」と16日の朝、いきなり山行スイッチが入りまして、急きょ坊がツル1泊の準備を開始。
「11時までに家を出発して日没前に坊がツルに着けばいいかあ。」程度の予定。
テント泊は昨年の7月以来1年ぶり、「雨&少し寒い」の想定になると準備が面倒になり、錆びついた頭がなかなか回らないんです。しかも道具置き場から様々な道具が散逸しており、おまけに5月の大改装でさらに発見が困難度を増し、時間が経過するばかり。
いくつか心配だけど「ま、いいかあ〜」となり出発しました。
食料も途中のコンビニで調達という新しい試み(まあ、「超クイック」!!)でした。
気になるのは雨。予報通り2日間とも雨に降られたら坊がツルも大変になりますが、まあいいか〜。
こんな日の午後からなので「人は少ない。」とは思っていましたが、人気の吉部駐車場でも、予想を上回る、駐車台数が0台…。「まあ、この天気予報でこの時間帯、誰も来ないわなあ〜。でも0台は凄いなあ〜。」と妙に納得したりビックリしながら出発。
予定通り日没前の坊がツルに到着(少し雲が厚く暗い感じ)。
坊がツルには4張り程度テントがありましたが、まあ理想的な貸切状態と言いましょうか、炊事棟もトイレも静かな環境が約束されています。理想的なテント場も選び放題。風に強く水没もなく水場にもトイレにも近く周囲からは少し離れている理想的な場所に荷物を下ろします。
地面はフラット、芝生のような理想的な草がびっしりと地面を覆い、すぐ横には風よけにもリクライニングチェアにもタオルかけにもなる理想的な岩があります。テント場の周囲は少し背の高い草が目隠しと同時に風よけにもなってくれます。目線を上げて遠くを見れば名だたる山が坊がツルを囲んでいます。ここに来られた幸せを感じながら周囲をしっかりと眺めます。
雨想定で「テント設営の修羅場」も覚悟してここに来ましたが、雨が降らない時の「ゆったりとした気持ちで」を満喫しながらテント設営できる幸せを感じながら時間が少しずつ経過します。
もう一度、周囲の山々をゆったりとした気持ちで眺めました。
心配していた雨もここまでは降りませんでしたが、いつ夕立が来てもおかしくない状況なのでテント設営後は急いでお風呂へ。
坊がツルの閑散とした状況に反して法華院温泉山荘は超混雑。高校生の団体が宿泊しているみたいでとても賑やかでした。
山荘のベンチから山々の風景を見ての生ビール、最高っす!
色々な心配事もすべてクリアし、涼しい風の中、最高の天気で無事に1日目を終えました。(ホッ…)
夜になり午後10時までは星も見えていたのですが、その後は霧雨のように音もなく降り始め、次第にポツポツと音を立てて雨が降って来ました。
天候がさらに悪化することを想定して撤収を急ぐことにしました。パンを一口食べると、一気にパッキング、カッパを着て外に出ると濡れているテンチョをザックカバーがわりに着て、ツエルトをザックに押し込んで撤収完了。UL装備は撤収も異常に早いです。
外も明るくなると同時に雨と共に風も出てきて、カッパとザックカバーがわりのテンチョを着ていても夏とは思えないほど涼しい快適な歩行でした。途中で実業団風のランナーチームとすれ違いましたが、この天候の中、どこからスタートしてどこがゴールなのでしょうか。今までに1度だけ三俣山の山頂で実業団チームと遭遇したことはあります。
吉部の駐車場は、朝も我々の1台(他の車は0台…)のみ。
下山が早かったのでゆっくり温泉、その後、食事もできました。下界では大雨警報が出ているほどの天気でした。
こうして今年の夏の九重は終了、となりました。どんな天気だろうと、行って本当によかったです。
追 記
< テンチョ 雨の日の使用 インプレッション >
テンチョ使用は1年ぶりです。天気は、設営蒔は曇、夜から雨が降り始め、朝の撤収蒔もしっかり降っていました。風は少しありましたが微風。気温は25℃程度。気温は快適でした。
3回目の使用ですが、非常に快適でした。少し風はありましたが、ボトム付近の1cm程度の隙間から風が入り、トップの空気抜きから体温で温まった空気が抜けているのがよくわかります。おかげで結露もありません。最初は霧雨だったのでマジックテープ止めのフルクローズの状態でした。寒くなったらジッパーで完全なフルクローズでした。ボトムはゼットライト、ポールはストック120cmに設定。気温設定は20℃前後だったので、就寝用には透湿性の2レイアーのシュラフカバーを使用。今の時期ならZライトも60cmにすればベースウエイトは3.5kgも簡単に達成できます。贅沢品をカットすれば、B.W.は「3kg以下」でも楽々クリアかなあ〜。
室内は荷物のスペースもしっかり確保され、フルクローズであっても簡単な料理も可能です。2人で座って食事も可能。就寝スペースは、1人の場合、ポールを少し斜めにすると広いスペースが確保できます。でも風対策として、ポールを斜めにした場合は、もう一度ペグを抜いてテンチョのテンションを確認した方がいいでしょう。夜中に風が出た時もその方が安心です。あまりにも風が強い時は、ポールを垂直に戻せば力学的には耐風強度は最も強くなりますので、就寝スペースを取るか、テンチョの耐風強度を選択するかを状況で判断すればいいでしょう。
2人就寝は、「ちょっと…」というか、かなり厳しいかな〜。(絶対に無理、ではないけど、1人は「くの字」になって寝ることを強制されます。)。
今回は2人山行でしたが、もう一人はモンベルのULツエルトを使用しました。
ツエルトと設営・撤収共に比較すると差は歴然としています。ペグも3本に対して10本、張り縄等を考えればテンチョは超シンプル。設営・撤収共に超短時間でシンプル、もちろん技能的にも非常に簡単、撤収は急げば1分、普通で2分、ペグの泥を落とすなど丁寧にすれば3分です。備品がペグ3本と収納袋のみというのが「超シンプル」の強み。忘れ物の心配もないですね、シンプルはパワーですね。
今回のように雨の場合は、テンチョはそのままポンチョとして着て、ペグと収納袋をなくさないように気にするだけで、撤収は今回1分以下ですね。今回は確かにペグの泥を丁寧に落としました。
ツエルトは張り縄4セット、ペグ10本が必要です。テンチョとツエルトの設営・撤収を比較すると、その設営・撤収作業の時間と大変さの違いは歴然です。
あらゆる自然条件を考えれば、「初夏から初秋までならテンチョでOK」、そんな感じでした。
テンチョは500g もちろん雨具のポンチョとしても兼ねます。風が強い時を考えて、テンチョが煽られないための腰紐がわりの1mほどの細引きを携行すれば完璧でしょう。
「ウルトラライト」等、装備の軽量化についての情報は
「ライトウエイト 軽量化への道」に情報が集まっています。
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?cid=71
のぞいてみてください。
お疲れ様でしたー
お盆の終わりからのテン泊となると夏休み中とは言えさすが坊がつるも少ないみたいですねー
花の名前を調べるのは苦労しますよー
ちなみに2枚目はクサフジ(草藤)でしょうか・・・
クサフジ 了解です、ありがとうございます 1枚目も覚えていた花なのに、いつのまにか記憶の中から消去されていました。
「初めて見た!」感がある(記憶いい加減)のが10と14枚目の花で、あれほどはっきりとした花なのに見た記憶もないのは珍しいです。名前、ご存知ですか?(後日、「トモエソウ」とほかの方のHPで発見し、その後、図鑑で確認しました。珍しいそうです。)
その他 、木道横にあった18−20枚目の花、花も小さく似たような色で葉っぱにも特徴がないと覚えては忘れ、覚えては忘れ…。最近は花シリーズに凝っている割には、覚えるスピードよりも忘れるスピードの方がはるかに早く、さらに小さい花は、特定に時間がかかり調査に着手していません。
皆さんのレコを参考に写真を1枚1枚アップして、自分の写真と見比べて特定していくという作業も小さな花は、思ったよりも時間がかかり難しいですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する