四国八十八か所霊場巡り〜土佐編7〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 64.1km
- 登り
- 1,114m
- 下り
- 1,110m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:15
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回は日帰り×2日の日程で挑む。8月に1週間の予定で愛媛県まで目指したいので、それまでに日帰り圏内である窪川(岩本寺)までを単発でつないでいく。
スタート地点までは、介良通にあるコインパーキングから30分程度歩く。今日からはしばらく晴れ続きのはずだが、上空は低い曇に覆われつくし日差しがない。歩く分には暑くなく楽なはずだが、最近雨続きだったため、青空の下歩きたいという気持ちも相半ばである。武市半平太旧宅の蕎麦を通過し、低い峠を越えると南国市に入り石土池というため池?のほとりに出る。その向こうに見える小高い山に禅師峰寺が立っている。お寺には記帳開始時間の8時より1時間近く前に到着した。今年の4月から八十八か所のすべて(※多分。ただし第12番焼山寺では昨夏の時点で既に8時開始だった)で記帳開始時間や料金が改定され、従来の7時開始から8時開始に変更され、また記帳料金も300円から500円になった。これは予定を立てるにおいて再検討を余儀なくされた事項であり、1時間短縮されるのは結構影響が大きい。このため岩本寺までを3日で終わらすことが困難になり、先日竹林寺のみを歩いたのもそのためだった。お寺関係者の負担減少のためにはやむを得ないことだとは思うが。
お参りを済ませても時間が余ったので、しばらく土佐湾を見渡せる境内の休憩所でくつろいでいたが、その間に雲が減少し晴れ間が覗くようになった。長く滞在したため分かったことだが、ろうそくの火は案外早く燃え尽きてなくなってしまう。
すっかり天気が回復した中、海岸に近いが海の見えない遍路道を歩いていく。次の雪蹊寺に行く途中、浦戸湾を横断することになるが、ルートは浦戸大橋を渡り桂浜の横を通り過ぎるか、または無料の県渡船で渡るかの選択を迫られる。渡船の方が圧倒的に近道なので、種崎発9:10の便(その次はさらに1時間後)を目指して早歩きで行くが、最後結構きわどくなり、ラスト1キロは走る羽目になった。
長浜渡船場から10分も歩かない距離で雪蹊寺に到着。ここでは珍しく境内に土産物の屋台が商売をしていた。寄らなかったが、長宗我部元親の墓所も近くにある。
次の種間寺へ向かう。ここからは春野特産のキュウリハウス地帯を行くが、基本的に日影がない道が多いので一気に暑さがしんどくなってきた。種間寺は広い駐車場を備えた寺で、車で巡る参拝客が何人か訪れていた。そろそろお昼が近い時間になったが、コースは春野の中心部を外れた何もない箇所ばかりを通るので、仁淀川を越えて土佐市に入るまで適当な休憩所がない。癒されるような涼しげな水路を通り過ぎ、仁淀川が近くに見えると国道に合流し間もなく川を渡る。当てにしていたうどん屋が営業していなかったので、近くのコンビニのイートインで休憩する。
次の清瀧寺は正面に見える山の中腹にあるが、何気に街中から距離がある。灼熱のコンクリート道と最後の山登りで消耗しつくしたが、何とか14時過ぎに清瀧寺に到着。記帳が終わる17時までに何とかと当初は思っていたが、予定よりだいぶ早く着いた。バスで巡る団体さんが先に参拝していたが、間もなくいなくなり、急にあたりが静かになった。ここも標高が高いため、境内からの景色がすばらしい。
帰途はほぼ同じ道を引き返し、土佐市街地へ戻り、高岡交差点で1日の行程を終了とした。
2日目。青龍寺を出た後は、浦の内湾を挟んで南の横浪半島を行くか、宇佐へ一度引き返してから北側の湾沿いを進むかの2通りがあるが、前者を選択。どちらにしても車道を延々と歩く区間が長いため、早目の5時スタートとした。
高岡から土佐湾沿岸の宇佐までの間に山があり、塚地峠という旧遍路道を山越えする。腹具合が悪く峠入口のトイレに20分近くこもっていたため、青龍寺まで3時間近くを要することになったが、峠先で土佐湾が見渡せる場所があり、朝日に照らされた宇佐の街並みと海の風景が腹の不調を癒してくれた。
宇佐大橋を越えて横浪半島に入るが、海側を忠実に沿う車道とは別に、山越えの旧遍路道があるようだったので、看板の矢印に沿ってそちらへ向かった。これも低い峠だったが、降りた先で参拝道に合流し、ほどなく青龍寺に到着。今日も天気が良く、ここまでで既に汗だくになっていたが、本堂に向かう長い石段登りがさらに拍車をかけてくれた。
ここまで参拝の際に読む般若心経はなるべく大きな声でと心掛けてきたが、この寺かその前の寺か、記憶が少し曖昧だが、「お経は小声か、または心の中で読みましょう」というような意味の張り紙があったため、周囲は誰もいなかったが、声のトーンを落として読み上げた。
奥の院までやや荒れた山道を登っていく。横浪半島の尾根部分を貫く車道歩きが奥の院を少し降りたところから始まる。仁淀川河口あたりまでは砂浜風景の多い土佐湾だが、ここから西はリアス式?のため、湾の入り組んだ風景が続く。道路は標高の高い部分を通っているため、眼下に絶景が広がっているが、長い車道歩きのためだんだん飽きてくる。グーグルマップでは1か所出店のある休憩所があったが、平日のためか営業していなかった。人はいなかったが、猫がだらしない格好で木陰で昼寝をしていた。
3時間近くを歩き、浦の内湾沿いに降りてきた辺りで「浮橋」という海鮮レストランがあったので休憩とした。店の建物自体が浮桟橋のようなものに支えられて浮かんでいるという不思議な店だったが、そこで冷やしうどんを注文。貝をはじめとした海鮮バーベキューを売りにしている店のようだった。
ここから須崎市街地まで10キロ超、猛暑の中を延々と車道歩きし、ようやく14時過ぎにふらふらとなって道の駅かわうその里に到着。次回はここから岩本寺を目指す。
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