水ノ塔山・篭ノ登山・池の平湿原〜罪滅ぼしの家族サービス(後編)〜
- GPS
- 16:00
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 509m
- 下り
- 503m
コースタイム
天候 | 霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
その他周辺情報 | 高峰高原ホテルで宿泊 |
写真
感想
家族旅行の2日目は、終日土砂降りの雨。ホテルに沈殿。子供たちは宿題に追われ、まるで予備校の避暑地での夏合宿の様。高校生(次女)と中学生(三女・四女)の宿題の助っ人に大学生(長女)を配置し、難しい子供たちの宿題を放棄した父と母は、昼間から温泉に入りゴロゴロして過ごした。
3日目、雨は止み、天気は回復傾向。これは賭けでもあるが、水の塔山付近で浅間方面からのご来光を拝もうと目論み、朝飯前の山歩きを実行。もちろん父一人で。辺り一面深い霧で風も強いが、早朝4時にホテルを抜け出し高峰温泉に車を走らせる。4時25分、ヘッデンを付け水の塔山へ向かい歩き出す。樹林帯では、したたり落ちる雨粒で全身ビショビショになり、稜線では強い風にあおられながら、「こんな早朝から山に登る俺はバカか?」と自問自答しながら登った。50分で水の塔山に到着。ちょうど日の出直後の時刻だが、霧は晴れることがなかった。
これでは納得できないので、予定外だが、東篭の登山まで縦走することにした。もしかしたら、その間に霧が晴れ、朝日を浴びた雲海上の日本アルプスを見参することができるかも知れないという淡い期待を抱いて・・・。30分の稜線歩きで東篭の登山到着。霧は薄くなり、上空は青空が見えるものの、結局、展望は見えずじまい。それより、風が冷たく身体が冷えてきた。朝食の時間もあるので、10分であきらめ頂上を後にした。
池ノ平入口駐車場から約3 kmの林道をポクポク歩き、車をデポした高峰温泉に戻った。結局、感動を期待した早朝登山は、単なる体育訓練に終わった。朝食時刻の10分前(7時20分)に、ホテルに帰着。部屋に入ると、子供たちはまだ寝ており、妻は眠気眼で「今何時?」と寝ぼけたことを訊いてきた。身体が冷え切っていたので、朝食前、温泉で身体を温めた。
9時前にチェックアウトして、再び早朝通過した池ノ平入口駐車場へ車で向かう。「家に帰る前に池ノ平湿原でハイキングするぞ」と言うと、「エーーー」と中学生2名の反応。「おまえらっ、高峰高原に何しに来たんだよう!」
池ノ平湿原は素晴らしい。広い湿原にアザミやマツムシソウなどの夏の終わりの花々が咲き誇っている。天気も回復して、早朝歩いた篭の登山から水の塔山の稜線も良く見える。図鑑を片手に、のんびり歩きたいところだが、中学生2名は「あとどのくらい?」だの、「早く帰ろう」だのうるさい。余りにうるさいので、そそくさと1周して、1時間半強で駐車場に舞い戻った。物足りない気分で、車を出発させ、山を下りた。下界に降り立つと、残暑が待ち構えていた。山の上の気温が15℃に対し、下界の気温は32℃だ。
帰りに立ち寄った、寄居PAは、「星の王子様」をテーマとしたユニークなPA。子供たちは、高峰高原でのハイキングより、よっぽど興味を持ったようだ。約1時間もトラップされてしまった。お父さんはその間、運転と早朝登山の疲れを取るため車の中で仮眠を取った。都心の渋滞にはまり、自宅に着いたのは18時30分。途中、休憩したとはいえ、池ノ平湿原から7時間もかかった。家族サービスで、運転と女子5名にこき使われたお父さんは、ぐったり疲れて帰宅。
初日の山行記録は、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-701691.html
コメント
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これでガマン大会はおしまいですか?
良かったですねー
癸械亜
恐ろしい後姿ですねー
ブルスカさん
ぼやき山行レポートを最後まで読んでいただきありがとうございました。
帰りは、「どこでお土産買えるの?私***がほしいから、それが売ってある場所!」
と最後までこき使われました。
寄居PAは、女子達を「かわいい〜」と魅了するミニテーマパークのような場所です。
お父さんの昼寝にはもってこいの場所です。
家族旅行の疲労を癒やしに、またどっか山に行きたいな・・・ん?
Atsu兄、お疲れさまでした(*^-^*)
家族に男ひとりって、こんな感じなんだね(笑)
女性陣はすごく楽しそうでうらやましい。
お子さんたちみんな来てくれるだけでも、いいんじゃない?
一般的にお年頃の女の子はなかなか家族と出かけたがらないよね。
わが家も家族全員揃うのも難しくなってきてるもの。
勉強熱心なAtsu兄のとこの娘さんたちに比べ・・・
うちの末娘(高2)は、のんべんだらりん〜と夏休みを過ごしております
そうだね〜
一緒に来てくれるうちが花かな?
来なければ、来ないで淋しいものだし。
勉強は高校生は比較的まじめにやってるけど、
下の双子は、静かに勉強をしていると思ったら、お絵かきとか興じているもんね。
ま〜、山に来てまで勉強をやる必要はないと思っている。
それより、綺麗な景色を見たり、さわやかな風に吹かれて心地よいと感じたり、
おおいに感動して、情緒を養ってくれればいいんだが。
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