ニセコ全山縦走


- GPS
- 12:20
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 3,762m
- 下り
- 3,026m
コースタイム
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 12:14
天候 | 午前中は晴れ間ありのガスがかり、昼からは概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
出発〜雷電山までは新たに刈払いが行われたので、ほかの場所よりも快適なほど普通の登山道になっている。急登はあるものの、藪がなければ比較的岩などが少ないので歩きやすい。 岩内岳〜パンケメクンナイ湿原〜目国内岳までは、ところどころ足元の見えない箇所あり。 それ以降は草の問題で歩きにくいところはほとんどなし。 パンケメクンナイ湿原では道を逸れずとも水が汲めたが、シャクナゲ沼は登山道から飛び石でなんとか水の汲めそうなところへ移動した。 五色温泉の水道は本当にありがたい。 |
写真
感想
雷電方面の廃道化からためらっていたのだが、今年刈払いが行われて開通したとのことだったので、余計な草が伸びる前にと決行したニセコ連峰全山縦走。
夜明けとともに雷電海岸を出発し、熊が出そうな薄暗い林道を笛と鈴とで警戒しながら進む。朝日温泉からは登山道となり、未知の世界を進むが、想像以上に踏み跡が残っているのに驚いた。枯れた笹などを見ながら元々の状態を想像して、今の状態で歩くのにも滑りそうな急登箇所での作業、どれほど過酷だっただろうかと頭が下がる。
雷電山から岩内岳へは歩きやすく、緩い下りでペースを稼いだ。戻ってきて分岐から湿原に下りるが、こちらは植生保護で花は見えても足元見えず。時々笹藪漕ぎもあった。
湿原で水を補充して目国内岳へ登り返し。豪雪で低く曲がりくねった木と岩が行く手を阻んでペースが上がらない。山頂はガスの中で涼しく過ごし、新見峠へ下りる。ちょうど行きたかったので、トイレがありがたい。
白樺山からシャクナゲ沼までは案外長く、沼の前後は苔の付いた滑る大岩があるので歩きにくい。シャクナゲ沼は水位が低く、登山道から飛び石でなんとか水の汲めそうなところへ移動し補充。ここでハイドレーションを満タンにしなかったのが、後になって響くこととなる。
シャクナゲ岳は相変わらず大岩で全身を使って登る感じ。下りで、相当に手こずる年配の夫婦とスライドしたが、無事だろうか。
チセヌプリの登り返し、冬と違って斜面の先が見えないのでただただ足を動かした。それでも疲労感はひどくなく、全行程12時間切りを今回の目標とした。
ニトヌプリの登り返しはトラバース気味に木と岩をまたぎながら登っていく。もっと歩きにくいと思っていたが、割と頑張れた。
ニトを下り切ってイワオへの登り返しが始まったが、すっかり晴れており、地質が変わって蓄熱しやすいのか、急激に暑さが堪えるようになった。水を飲んでもあまりすっきりせず、とにかく五色温泉に下りれば水道があることだけを励みに歩いたが、想像以上に負荷が掛かっていたらしい。水道にたどり着いていくら水を飲んでも頭に被っても、冷えた感じがしてこない。とにかく補給食と水分を詰め込んで、最後のアンヌプリへ向かったが、全然回復せず。普通ならしばらくして補給食の効果が出てくるものだが、山頂までずっとだるいままだった。ちょっとガスがかかってきたので山頂で少し休憩し、最後の下りへ。徐々に体が動いてきたので、下の方の緩やかなところは軽快に下れた。
全部終わって再び水を飲んで被って。でも、これから40キロのバイク区間が残っている。半分は高低差で下れるが、半分くらいは漕がなきゃ進まないだろう。登山だけで日没間際と思っていたが、車に戻るまで明るくて済みそうだし、脚とか攣らなくて良かったなと思う。
アンヌプリを反対側に下りなかったのだけが悔しいが、岩内岳もシャクナゲ岳もイワオヌプリも全て寄ったので、総じて満足のいく縦走ができた。
改めて、過酷な刈払いをやっていただいた方々、ありがとうございました。
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