記録ID: 709291
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
富士山西麓
2015年08月29日(土) ~
2015年08月30日(日)


- GPS
- 35:00
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 2,794m
- 下り
- 1,321m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:00
6:30
240分
朝霧霊園
10:30
60分
北山林道
11:30
12:00
150分
大沢崩れ右岸1700m地点(雨量計)
14:30
大沢休泊所
2日目
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:00
2日目引返した後は、2600m付近から尾根ではなく前沢を下った。
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目:富士桜自然墓地公園〜標高1100m付近までは林道がある。そこから北山林道までは、道はないが下草がほぼ生えておらず地形もなだらかで、方位磁針だけを頼りに山頂方向に歩けば難なく北山林道まで出られる。 北山林道からは、大沢沿いに歩いた。1500m越えたところで2本の沢が合流しているところがあり、その2本の間の尾根を登った。登り始めこそ倒木があり、道とは思えないが、少し登ると調査研究者用の作業道が現れる。かなり急登だが、大沢休泊所まで藪漕ぎを想定していたので、随分気楽に登れた。途中で踏み跡がなくなるところがあるが、尾根を外さないように登っていれば復帰できた。作業道は大沢休泊所まで続いている。 2日目:大沢休泊所から大沢崩れ右岸の尾根を登った。意外にも踏み跡があり、藪漕ぎに慣れている人なら簡単にたどれるだろう。始めは樹林帯だが、かなり急で、崖沿いを歩くので、落石・滑落が怖かった。2600~2800mあたりで樹林帯から抜け、ザレ場・岩場を歩く。登攀技術は必要ないが、腕を使ってよじ登る箇所もあった。岩がもろく不安定で、終始落石が危険であった。 天候さえよければ登れない道ではなかったが、立っていられない程・息ができないほどの暴風雨に見舞われ、3400mを越えたあたりで撤退を判断。 大沢休泊所まで下り、お中道で奥庭まで歩いた。 |
その他周辺情報 | 0日目は朝霧霊園の駐車場にて野宿。トイレ・屋根なし。水道あり。 1日目のテン場の大沢休泊所は、幅1mくらいの軒下が10m程あり、そこで野宿。風向きによっては雨は防げない。水場なし。 |
写真
感想
元々の予定は、大沢崩れ右岸で山頂まで登って富士宮ルートで下る予定だったが、天気予報の通り悪天候にあい撤退に至った。最後は風上に向かって歩けず、息もしにくくなるほどだった。「あぁ、無理やな」と心から思った。登頂はできなかったが、撤退の判断に至る状況・挫折感・困難感は、大変楽しかった。
今回の登山が、自分で途中撤退を決めた初めての山行だった。以降、いろんな山に行っているが、途中撤退、「引き返す」ことにほとんど抵抗がなくなった。「引き返す勇気」という言葉もあるが、一度撤退の判断を経験するとそのハードルは大きく下がる。山で遊びたい人は、早めに撤退を経験しておいた方がいいのだろう。
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