段ヶ峰《関西百名山》
- GPS
- 06:17
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 892m
- 下り
- 796m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山口:千町段ヶ峰林道途中に駐車 |
写真
感想
もう寝ていられなくなって朝5時に起床、朝食とお昼のおにぎりを女性陣が準備してくれ巨大卵焼きと昨日の残りのおかずを平らげ食後のコーヒーをよばれN田さんのご両親とマク君に見送られて出発した。生野ICを下りるとすぐ最近出来た栃原トンネルで一気に栃原集落に抜け、生野高原ゴルフ場や別荘のある高原地帯に入った。生野荘跡で皆をおろし、K島車と山本車は下山口へ車を回送に向った。千町峠の先の杉山南西尾根先端に車を置こうと目論んでいたが高原の西側で集落に下りる道が分岐する所で通行止めの看板が傍らに立っていた。行ける所まで行ってみようと通行止めを越えると簡易舗装がダートになり酷い道になったので先は断念し生野荘から3.2劼涼賄世K島車をデポした。残りの6.7劼狼△蠅吠發しかない。
生野荘跡登山口にはバイオトイレが設置され5台程の駐車スペースがある。戻って来ると車の数が増え残留組が死守してくれたスペースにY本車を入れた。そして皆に駐車地点を告げると明らかに「え〜」と云う視線が帰ってきた。登山口には「熊出没注意」の看板、そんな物は気にもせずにO野さんを先頭に登山道に踏み出した。最初のピーク達磨ヶ峰(913m)は薄の原っぱで高原状の稜線が一望できた。3等三角点「勝負沢」があるが山頂標識は薄れて判読不能になっていた。傍に小さな私製の標識が掲げられていたがこれも薄れかけ一寸寂しい。
段ヶ峰への道は北東方向に向けてうねうねと続き、深い鞍部もなく本当に気持ちのよい稜線が続く。今日のミッション1「P915を特定する」はフトウヶ峰との間にある915mの標高点で小ピークを幾つか越えた先にある。配布した地形図を見ながら越えるピークを数え登山道が北に向くともうすぐだ。再び西に進路を変えた処の小高い丘(手渡した地図の白い△)がP915と特定することができた。
もうひとつ小ピークを越えると目の前にフトウヶ峰(1082m)が聳え最大の登り返しで200m登った。フトウヶ峰は薄の草原の山として有名であったが、今や薄は何処へ? 笹が蔓延りすっかり植生が変わってしまったようだ。山頂の250m程東に4等三角点「倉谷」(1,072m)があるが、平成19年8月に設置されたばかりで地形図にはまだ載っていなかった。笹原に変わっても360°の展望に変わりはなく段ヶ峰が倉谷を隔てて一段と近づいた。ここでミッション2 「日名倉山」を山座同定だが、段ヶ峰に遮られて見えず代りに氷ノ山の同定を行った。そしてもう一つのミッション「段ヶ峰までの所要時間を予想」は、距離1.9辧標高差はほぼ平坦と言える位のもので指導標には45分と記されていた。そのままの45分は禁止して所要時間を予想してもらうと35分から50分の予想が出た。今回は余り読図から出てきた答えではなさそうな気がするが止むを得まい。
生野町と朝来町の町界尾根(今は合併し朝来市となり町界尾根は消滅)に乗り見晴らしよく段ヶ峰を目指すが境界の少し南に登山道が付いている。ガイドブックなどでは段ヶ峰(1,103m)は“だるがみね”と読ませているがN田さんの説によると地元では“だんがみね”と読んでいるそうだ。因みに“ダルガ峰”というカタカナ名の山は、岡山県境後山の北にある。其れはさて置き、段ヶ峰山頂に到着、所要時間は立ち止まりのロスタイム1分30秒を差し引き33分17秒で皆ゆっくり目の予想をしてしまいO野さんの35分が一番近かった。山頂標識が二つ、一方は1,103m、もう一方は1,106mと異なる標高を表示している。国土地理院の最新の成果情報では標高1,103.41mとなっているので宍粟50名山の標識が正しく、間違っている方は「第19回JR西日本登山大会云々」の表記があるもので何とも恥ずかしいものだ。そして宍粟50名山の標識には「だんがみね」とふり仮名があった。
360°の展望を楽しみながら昼食を摂った後はバリエーションの杉山を目指す。段ヶ峰の北にある2等三角点「段ヶ峰」を通って福知川源頭の鞍部を通り朝来市と宍粟市の市境の尾根を行く。藪漕ぎかと覚悟していたがしっかりした道があり此れでもかと云う位テープがあり拍子抜けだった。杉山(1,088m)山頂には宍粟50名山の立派な標識があり稜線の北方にも踏跡は続き笠杉山に行けるようだ。東側には段ヶ峰が平たく横たわり、フトウヶ峰で見えなかった日名倉山を山座同定したが今一自信を持てなかった。
下山は林道への最短の尾根を下るが入口は赤テープに導かれたが後は地図とコンパスを頼りに200mの標高差を下った。結構傾斜のきつい所もあったが際どい所は無く、適度にルートファインディングを楽しませてくれた。千町・段ヶ峰林道は予想のイメージとは違い数年前に整備された立派な舗装道路だった。ここからは覚悟の上の林道歩きだが6.7劼歪垢ぁ千町峠(970m)までは上りで後は下りとなった。峠は開けて展望がよく傍らには悠友山荘があり、看板には「毎月第1土曜日 宿泊可 要予約」とあった。小屋の入口が段ヶ峰登山口で朝来・宍粟市境尾根の登山道に繋がる。また南側は平石山への登山口で車が数台置かれていたが正式には何処から来るのだろう?
千町峠を越えると林道は簡易舗装道とダートを繰り返しで走る車もなく落葉が積もっている。大きく括れた倉谷を二等辺三角形の両辺をなぞり大きく迂回した。急峻な谷だが沢登りコースとされている。向こうからカメラを持った小父さんがやって来た。一体何をしているのだろう? 次の大きな谷は杉谷でフトウヶ峰への一般登山道が分岐している。杉谷を回り込み暫く進むと道が酷いダートになりK島車デポ点に到着した。結果的に此の林道は全線支障個所無くダートさえ我慢すれば走行可能、現に単車は走っていた。ゴルフ場付近を走っている時、男女二人の登山者が歩いていた。段ヶ峰山頂で出会った二人で杉谷登山道を下りてきたそうだ。
生野荘跡に戻り黒川温泉に立ち寄る予定だったが、Y本車のガソリンが残り少なくなりスタンドを探すが日曜お休みの店ばかりで消防署で6厦妥鳥慨鵑蠅離好織鵐匹覆薐いているとの情報で北に走り給油することができた。黒川温泉に戻るのも何なので和田山の奥香の湯に立ち寄った。北近畿豊岡道を通って帰ることにしたがK島車と離れ離れになってしまい自然解散となってしまった。
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