稲子岳南壁 左カンテ ACL再建104日リハビリ
- GPS
- 03:46
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 927m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ午後時々にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
一月に左膝の前十字靭帯損傷、4月に再建手術して104日。一般登山道でのハイキングは自信がついてきたのでそろそろ岩に触りたくなってきた。易しくて静かな山の中の岩場、と思いソロクライミングを始めた頃に良く来ていた稲子岳南壁に行ってみることにした。
出発が遅れて取り付きが12時近くなってしまったが、慣れた岩場なので用意したロープも出さずハーネスとガチャだけつけてとにかく登る。結局最後まで確保はせずにギアはウエイトトレーニングになっただけだった。大きな浮き石も多いので緊張はするが、クラックやピナクルが多くて基本全てガバホールドで気持ちの良い岩散歩ができる。岩の安定度を慎重に見ながら登ったが、確保無しで登ったら案の定すぐに終わってしまった。
クラックやピナクルは豊富でクライミングの難易度的にも易しいのでナッツや岩角スリングといった素朴なプロテクションで楽しめる良い岩場だ。それでもひと昔よりは再評価されているのか、以前通った時よりも岩にアイゼン跡が見えるようになった。初冬のアイゼントレーニングにも楽しい岩場だろう。しかし惜しむらくは、新しいハンガーボルトが多数あってせっかくトラディショナルな素質の岩場なのに過剰整備である。
トップアウトするとコマクサの保護エリアなので規制ロープ隅を登り電気柵のゲートを開けて踏み跡に出る。踏み跡に従って岩場を回り込むように下りると取り付きに戻れる。
クライミング自体は簡単だったが、まだ脚力もないし捻り動作や踏み外しはNGなので、健全時と比べるとマージンはやはりない。常に膝のことばかり気にして登りそのものに集中できないのでもう少しでも難易度の高いクライミングになると行き詰まるだろう。本格復帰にはまだまだ遠い。ちょっとの自信と一杯の宿題をもらったような山だった。
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