市境尾根城跡縦走と岩瀬地区東部古墳巡り

2024年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 11:17
• 距離: 20.8km
• 登り: 564m
• 下り: 564m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:18
• 休憩: 0:51
• 合計: 11:09

距離 20.8km 登り 564m 下り 564m

6:01 月山寺駐車場発
6:06 １.池下古墳群
6:34 三等三角点小塙69.39m探すも消滅か
6:44 羽黒山入口手前の池
6:48 羽黒山入口
6:56 2.諏訪古墳
7:07 羽黒山入口
7:49 羽黒山
8:09 8:23 棟峰
8:52 林道
9:42 9:52 分岐のピーク
11:07 11:16 277ｍ峰
11:38 市境尾根分岐
11:50 車道に降りる。
12:34 小塩古墳群入口
12:42 3.小塩古墳群
13:37 4.向孫七古墳群
14:06 5.磯古墳群
14:19 14:22 磯古墳群で休憩
14:35 車道に降りる。
14:38 八幡宮
14:44 山口寺前古墳の標柱
15:22 6.山口寺前古墳
16:07 16:22 7.稲古墳群
16:43 稲古墳群最後の古墳
17:10 月山寺駐車場帰着

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

月山寺の駐車場を利用させていただいた。
トイレは車で5分のコンビニが利用できる。

コース状況／危険箇所等

今回見学する古墳
1.池下（いけした）古墳群（藪）
2.諏訪古墳（藪）
3.小塩（こしお）古墳群（藪）
4.向孫七（むかいまごしち）古墳群（藪）
5.磯古墳群（藪）
6.山口寺前古墳（激藪）
7.稲（いな）古墳群（藪）
なお、西沢古墳は消滅のため見学の対象外とした。

今回の縦走ルートと城跡見学
羽黒山（羽黒城跡）から棟峰（ぐしみね）（棟峰城跡）を経て277m峰の少し先まで縦走した。

写真

8/3 22:26

今回訪れる古墳群と城跡（羽黒山城と棟峰城）
これらを周回ルートで辿ってみた。

8/11 6:21

月山寺の駐車場を利用させていただいた。
駐車場は本堂の東側の墓の前にあって広い。

8/11 6:07

池下古墳群は駐車場から歩いて5分ほど。枝道のすぐそばの藪の中にあった。

8/11 6:08

1（1）池下古墳群手前側
円墳径5m、高さ1.5m

8/11 6:09

同墳頂部

8/11 6:09

南側に石碑があるが、字が消えてしまっている。

8/11 6:13

1（2）池下古墳群奥側
円墳径5m、高さ1.5m

8/11 6:12

同墳頂部

8/11 6:10

南側に2基の石碑がある。

8/11 6:23

これから向かう棟峰(左）と羽黒山(右）。

8/11 6:35

途中で、三角点の標柱と思われる白い杭を目当てに三等三角点小塙69.39mを探した。結局見つからなかった。

8/11 6:45

羽黒山の登山口手前の池。

8/11 6:49

羽黒山の登山口に着いた。羽黒城跡、棟峯城跡、諏訪古墳の3本の標柱が置かれている。この3本の標柱は驚くことに、googleマップに記載されている。
（ここまで車で入ってこられる。1台分駐車可。）

8/11 6:49

諏訪古墳は羽黒山登山口の1本南側の尾根上にある。

8/11 6:50

田圃道を行き、草で覆われた道に入る。

8/11 7:03

尾根に着くと、猪除けの柵が入るのを拒んでいたが、乗り越える以外に術はない。

8/11 6:55

わずかな高まりの先に

8/11 6:55

祠があったと思われる残骸があった。文献では諏訪神社の近くに古墳があるようなので、その神社の痕跡と思われる。

8/11 7:00

2諏訪古墳
諏訪神社の跡を少し登った位置にある。
円墳。径25m高さ2.5m。

8/11 6:58

同墳頂部。

8/11 7:06

羽黒山の登山口まで戻る。
2週間前に登った高峯とその西部稜線が見えた。

8/11 7:08

羽黒山への登山口。鳥居の先の神社は頂上の二所神社。

8/11 7:13

登山道ははじめは緩いが、

8/11 7:20

頂上部に近くなると急になり、ロープが張られている。

8/14 20:23

羽黒山城と棟峰城の概念図
（山とハムによる。堀切の所在地、羽黒山城の主郭〜�些圓�よび棟峰城の主郭〜�恭圓世永�かればよいとの思いで作成した独断と偏見版。）

8/13 13:26

羽黒山は主郭を中心に、登山口側から、�験圈↓軍圈↓恭圓�ある。写真は�験埓召�2重堀切その1
（8月13日撮影）

8/13 13:26

�験埓召�2重堀切その2
（8月13日撮影）

8/11 7:39

登山道は稜線の脇についているが、私は稜線に登って、�験圓両紊鮨覆鵑澄�

8/13 13:33

�験圓鉢軍坿屬遼拈據�
（8月13日撮影）

8/13 13:33

同堀切の上部。
（8月13日撮影）

8/13 13:35

�軍圓鉢恭坿屬遼拈據�
（8月13日撮影）

8/13 13:38

主郭への入口。虎口（こぐち）。
（8月13日撮影）

8/11 7:51

主郭に着いた。径30m高さ1.5mほどの土塁に囲まれ、二所神社が祀られている。

8/13 13:38

土塁の内側は石垣。
（8月13日撮影）

8/11 7:52

土塁の北東側に高さ1.5mほどの大きな石が置かれていた。

8/11 7:54

主郭の先に�抗圈↓些圓�東に続く。
�抗圈↓些坿屬�2重堀切その1

8/11 7:55

�抗圈↓些坿屬�2重堀切その2。

8/13 14:04

�些塰未梁臻拈據�7mほど下り、羽黒山城跡終了。
（8月13日撮影）

8/11 8:05

羽黒山と棟峰の最低鞍部付近。ここから、羽黒山登山口方面に降りることもできる。(8月13日検証。）

8/11 8:12

棟峰頂上手前（棟峰城の�恭堝遒遼拈據�
棟峰の頂上直下の登り。高さ7mほど。

8/11 8:14

棟峰頂上で小休止
山名標類はなかった。

8/13 14:13

四等三角点棟峰263.7m。
（8月13日撮影）

8/11 8:15

シロオニタケ。白くていぼのある大きなきのこが顔をだしていた。

8/11 8:26

棟峰�恭圓伴膤坿屬�2重堀切その1。高さ7m。

8/11 8:26

棟峰�恭圓伴膤坿屬�2重堀切その2。高さ5m。

8/11 8:30

棟峰の主郭。尾根の屈曲点。オレンジテープがあった。

8/11 8:32

急な下りの地点。
�恭圓伴膤圓�らなる棟峰城はここで終了。

8/11 8:41

山道は不明瞭。

8/11 8:42

ルート探しに苦労し、

8/11 8:54

峠より少し南寄りに下降して、林道に出た。

8/11 8:56

峠に向かい林道を少し登る。

8/11 8:57

この林道は「林道北中山大月線」のようだ。

8/11 8:57

峠に石碑があった。

8/11 8:57

次の稜線には石垣の尽きたところから急斜面を登った。

8/11 9:01

シノダケの密生があったが、稜線に出ると歩きやすくなった。

8/11 9:44

213m峰との分岐のピークで小休止。

8/11 9:54

小休止後の下り。笠間市側だけ植林。藪もなく歩きやすい。

8/11 9:56

県境ではよく見かける「猟区岩瀬町」の看板。市境でこの看板が立っているのは初めて見た。

8/11 10:22

シノダケの藪。

8/11 10:25

地図上では登山道が交差し、この先の市境は登山道がない。

8/11 10:37

早速の道迷い。
稜線の延びる方向に行き、間違いに気付いて戻った。

8/11 10:44

シノダケの密藪の中で、道があった。

8/11 10:55

道が尾根道を外れて降りていくので間違いに気付いた。戻ってシノダケのある市境ルートを進んだ。

8/11 11:18

277m峰に着いた。このあたりでは最高峰だが眺望はない。

8/11 11:17

三等三角点稲田277.0m。

8/11 11:25

ここにも「猟区岩瀬町」の看板があった。

8/11 11:27

営林署の境界見出標があった。

8/11 11:35

登山道が笠間市側の採石場に降りていくが、

8/11 11:35

藪っぽい市境の尾根道を進む。

8/11 11:40

さらに直進。高さ50m程下に見える林道を目指した。

8/11 11:40

最後のピークを後にして下り、

8/11 11:58

林道に出た。

8/11 11:59

この林道のすぐ東側には昭和石材社の大きな建物が続いた。

8/11 12:00

林道の先には車止めのゲートがあり、その先には人家が見えた。

8/11 12:06

県道289号線富谷稲田線の入口の看板。

8/11 12:09

県道には自動版販売機があったので、冷たいスポーツ飲料を買って飲んだら生き返った。まさにオアシス。

8/11 12:17

南は富士山型の美しい山容。先ほど登った277m峰だろうか。

8/11 12:21

北は高峯が大きい。

8/11 12:35

小塩古墳群への入口。

8/15 19:53

3.小塩古墳群其の1~其の20の古墳配置図
（山とハム独断と偏見版）
高さ0.5m以下4基、高さ1m程度9基、高さ1.5m程度4基、高さ2m以上3基
文献記載級4基

8/11 12:43

3.小塩古墳群其の1
円墳高さ1m径5m。

8/11 12:43

同墳頂部。

8/11 12:43

3.小塩古墳群其の2
円墳高さ1.5m径6m。

8/11 12:44

同墳頂部。

8/11 12:44

3.小塩古墳群其の3
円墳高さ1m径5m。

8/11 12:44

同墳頂部。

8/11 12:45

3.小塩古墳群其の4
円墳高さ1m径8m。

8/11 12:45

同墳頂部。

8/11 12:46

3.小塩古墳群其の5
（文献記載級）
円墳高さ2m径10m。墳頂部祠あり。

8/11 12:47

同、新しい祠のある墳頂部。

8/11 12:48

3.小塩古墳群其の6
（文献記載級）
円墳高さ2m径15m。

8/11 12:49

同墳頂部。

8/11 12:50

3.小塩古墳群其の7
円墳高さ1m径8m。

8/11 12:51

同墳頂部。

8/11 12:52

3.小塩古墳群其の8
円墳高さ1.5m径10m。

8/11 12:53

同墳頂部。盗掘跡のようなへこみがある。

8/11 12:53

3.小塩古墳群其の9
円墳高さ1.5m径8m。

8/11 12:56

同墳頂部。

8/11 13:03

3.小塩古墳群其の10
円墳高さ1m径5m。

8/11 13:03

同墳頂部。

8/11 13:04

3.小塩古墳群其の11
円墳高さ0.5m径7m。

8/11 13:04

同墳頂部。

8/11 13:06

3.小塩古墳群其の12
円墳高さ1m径4m。

8/11 13:07

同墳頂部。

8/11 13:08

3.小塩古墳群其の13
円墳高さ1m径4m。

8/11 13:08

同墳頂部。

8/11 13:10

3.小塩古墳群其の14
（文献記載級）
円墳高さ1.5m径8m。

8/11 13:10

同墳頂部。

8/11 13:09

南から東にかけて、その1、石板。

8/11 13:09

その2，木に食われた石。

8/11 13:10

その3，如意輪観音。

8/11 13:15

3.小塩古墳群其の15
円墳高さ1m径4m。

8/11 13:15

同墳頂部。

8/11 13:16

3.小塩古墳群其の16
円墳高さ0.5m径4m。

8/11 13:16

同墳頂部。

8/11 13:18

3.小塩古墳群其の17
円墳高さ1m径10m。

8/11 13:18

同墳頂部。

8/11 13:22

3.小塩古墳群其の18
（文献記載級）
円墳高さ4m径10m。

8/11 13:23

同墳頂部。

8/11 13:25

3.小塩古墳群其の19
円墳高さ0.5m径7m。

8/11 13:25

同墳頂部。

8/11 13:26

3.小塩古墳群其の20
円墳高さ0.5m径7m。
其の19と連携して瓢箪型の可能性あり。

8/4 14:44

偵察時に見つけた小塩古墳群の標柱。カーブミラーの傍にあった。（8月4日撮影）
以上で小塩古墳群の見学を終了。

8/11 13:30

小塩古墳群を出て、その北に殆ど隣接している向孫七古墳を目指す。

8/11 13:33

車道の東側にある、林の中に入り、

8/11 13:38

4.向孫七古墳群
高さ2m径10m

8/11 13:39

同墳頂部。

8/11 13:47

林を出て向孫七古墳群の文化財エリアの北端から南を望む。向孫七古墳群は他に2基の古墳があるようだが分からなかった。

8/11 13:49

磯古墳群の最北端のエリアを目指し林道を行く。

8/11 14:23

5.磯古墳群其の1
円墳高さ2m径15m

8/11 14:12

同墳頂部

8/11 14:11

盗掘跡のような穴の中にあった石。

8/11 14:26

5.磯古墳群其の2
円墳高さ2m径10m。

8/11 14:26

同墳頂部。

8/11 14:29

5.磯古墳群其の3
円墳高さ2m径8m。

8/11 14:30

同墳頂部。

8/11 14:31

5.磯古墳群其の4
円墳高さ2m径10m

8/11 14:32

同墳頂部。

8/11 14:36

お墓の脇を降りて、

8/11 14:37

車道に出た。

8/11 14:39

八幡宮を経て、

8/11 14:42

山口寺前古墳のある林を望む。

8/11 14:45

林の東側に山口寺前古墳の標柱があり、

8/11 14:44

8月4日の偵察時はお墓の上からシノダケの密藪を漕いで、古墳に到達した。

8/11 14:45

今回は戻って、

8/11 14:49

林の西側をぐるっと回り

8/11 14:56

南側から古墳に至る道を選んだ。
稜線に出て初めは東に向かい、ルートロス。
戻って西のピークを目指した。

8/11 15:22

西のピークの密藪に到達。
6.山口寺前古墳
円墳径20m高さ2.5m（文献による）

8/11 15:24

同墳頂部。

8/11 15:35

戻って、山口寺前古墳あたりを望む。
なお、このルートは写真中央右の民家を通るので、一声かけてから、林に入るようにしたい。

8/11 15:49

次の目的地に向けて、田圃道を行く。
燕山を望む。

8/11 16:06

枝道から、左の林に入る。

8/11 16:08

7（6）稲古墳群6号墳
円墳径18m高さ2m
（文献による）

8/11 16:09

同上、別の角度から。

8/11 16:08

同墳頂部。

8/11 16:17

7（1）稲古墳群1号墳
前方後円墳墳頂70m
（文献による）
私の記録：後円高さ3m径20m、前方高さ6m幅20m

8/11 16:18

後円から前方部を望む。

8/11 16:19

前方部。

8/11 16:19

前方部の墳頂から南側下部を望む。

8/11 16:31

稲古墳群3号墳の入口にカーブミラーがある。

8/11 16:33

7（3）稲古墳群3号墳
円墳径20m高さ3m
（文献による）
北側から。

8/11 16:34

墳頂には2基の祠があり、南を向いていた。

8/11 16:34

南側からの全景。

8/11 16:45

7（4a）稲古墳群4号墳a
円墳径8m高さ2.5m
（文献による）
西側からの全景。

8/11 16:39

同上の北側斜面。

8/11 16:41

7（4b）稲古墳群4号墳b
円墳径8m高さ2.5m
（4a同等レベル）
南側からの全景。（左上に4号墳aが見えている。）

8/11 16:41

4号墳bの墳頂部。

8/11 16:43

7（4c）稲古墳群4号墳c
円墳径8m高さ2.5m
（4a同等レベル）
東側からの全景。

8/11 16:44

4号墳cの墳頂部。
以上で稲古墳群の見学を終了。

8/11 16:53

駐車した月山寺を目指す。
北東方向に虹が見えた。今日一日、何とか天気は良かったが、栃木方面で雨が降ったのだろうか。

8/11 17:09

月山寺。

8/11 17:10

駐車場に戻った。

8/11 17:11

駐車場から望む燕山。

撮影機器：

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山とハム

今回は偵察に2日、事後の調査に1日をかけている。
NETによる城跡の解説は専門外の私には難しかったが、8月13日に再度城跡を歩き、実地で確かめたり、足りなかった写真を補充したりして何とか今回の記録をまとめた。
古墳は、文献との乖離がいくつか出てきた。古墳の定義や数え方の差が出ているためだと思うが、専門家に再度の調査をお願いできれば幸いである。
桜川市の古墳巡りは偵察が終了しており、次回が最終回となる予定だ。

古墳などの文化財は貴重な文化遺産として後世に残していくこと。また、今回の古墳は山口寺前古墳など個人宅の庭先を通った。駐車場も含めて地元とのトラブルにならないように節度ある行動をお願いしたい。