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Yamareco

記録ID: 7140376
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無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

マッチロロケムシ山              (十勝岳)

2024年08月15日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:21
距離
11.0km
登り
1,142m
下り
1,142m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:42
休憩
0:38
合計
6:20
距離 11.0km 登り 1,142m 下り 1,142m
7:04
32
7:36
21
7:57
14
8:11
8:21
52
9:13
9:14
82
10:36
10:59
56
11:55
11:59
36
12:43
14
12:57
27
13:24
天候 雨時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口の望岳台には広い駐車場あり。きれいなトイレ・休憩所あります。なんとウオッシュレット! 登山届の受付あり。自販機あり。
コース状況/
危険箇所等
登山道として危険な場所はとくにありませんが、活火山で噴気活動が活発なのでその点ご留意を。
その他周辺情報 下山後に白金温泉を利用しました。700円/人。
源泉かけ流し。湯船によって熱い〜温いまで各種あり、好みに応じて入浴できます。
なんか天気悪いけど…とりあえず行ってみるか。
2
なんか天気悪いけど…とりあえず行ってみるか。
茶「ガッスガス〜」
ツ「そのうち晴れるべ、ガッスガス〜」
茶「ガッスガス〜」
ツ「そのうち晴れるべ、ガッスガス〜」
ツ「標識無ければ道がわからんぺな」
茶「怖いね」
2
ツ「標識無ければ道がわからんぺな」
茶「怖いね」
避難小屋に到着。
なんとここでガスが晴れるどころか雨が降ってきた。それも本降りの!
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避難小屋に到着。
なんとここでガスが晴れるどころか雨が降ってきた。それも本降りの!
帰ろうかとも思ったが、天気予報はこの後回復傾向である。
風がないので低体温症の危険も感じないし…もうちょっと行ってみる?
帰ろうかとも思ったが、天気予報はこの後回復傾向である。
風がないので低体温症の危険も感じないし…もうちょっと行ってみる?
お? ちょっと視界が良くなってきた?
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お? ちょっと視界が良くなってきた?
…いや、そんなことはないな…。
…いや、そんなことはないな…。
虚無だ…虚無の世界が広がっておる…。
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虚無だ…虚無の世界が広がっておる…。
黙々と歩く。
だんだん時間の感覚が無くなっていく…。
1
だんだん時間の感覚が無くなっていく…。
あれ?山頂?
ツ「十勝岳、登ったどー」
いつの間にか山頂についていた。あんまり登った実感がわかない(笑
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あれ?山頂?
ツ「十勝岳、登ったどー」
いつの間にか山頂についていた。あんまり登った実感がわかない(笑
その時、奇跡が起こった。
なんと頭上の雲が割れ、青空が広がり始めたのだ。
3
その時、奇跡が起こった。
なんと頭上の雲が割れ、青空が広がり始めたのだ。
ところが、これが地獄の始まりだった。
気温の急上昇とともに、そこらじゅうから虫が一斉に飛び立ち、登山者に群がり始めた!
目・鼻・口問わず突入してくるのだ。
ツ「うぇrtもいj,pkl.!!!」
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ところが、これが地獄の始まりだった。
気温の急上昇とともに、そこらじゅうから虫が一斉に飛び立ち、登山者に群がり始めた!
目・鼻・口問わず突入してくるのだ。
ツ「うぇrtもいj,pkl.!!!」
比較的虫は苦手じゃないはずの私でもおぞましいと思ってしまった。山頂付近は女性登山者を中心にちょっとしたパニック状態に(笑
茶「払い落としても払い落としてキリがない」
ツ「帰ろう! 今すぐ帰ろう!!」
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比較的虫は苦手じゃないはずの私でもおぞましいと思ってしまった。山頂付近は女性登山者を中心にちょっとしたパニック状態に(笑
茶「払い落としても払い落としてキリがない」
ツ「帰ろう! 今すぐ帰ろう!!」
追い落とされるように山頂を後にする。
正直、十勝岳の山頂の印象は「蟲」の一文字に尽きる。
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追い落とされるように山頂を後にする。
正直、十勝岳の山頂の印象は「蟲」の一文字に尽きる。
一瞬の青空は誰かが虫を召喚する魔法を唱えた画面効果だったようだ。再びガスと雨があたりを包む。
一瞬の青空は誰かが虫を召喚する魔法を唱えた画面効果だったようだ。再びガスと雨があたりを包む。
登りでは砂礫だった道が、多量の水分を含んで粘土状に変化していた。
茶「転んだら車に乗れなくなるぞー」
ツ「すでに下半身は泥まみれだけどね…」
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登りでは砂礫だった道が、多量の水分を含んで粘土状に変化していた。
茶「転んだら車に乗れなくなるぞー」
ツ「すでに下半身は泥まみれだけどね…」
避難小屋に戻ってきたところでようやく雨が止んだ。
避難小屋に戻ってきたところでようやく雨が止んだ。
なんだか久しぶりにカラーの映像を見た気分。
一日、モノクロの世界を見続けたせいで視覚がおかしくなったか。
なんだか久しぶりにカラーの映像を見た気分。
一日、モノクロの世界を見続けたせいで視覚がおかしくなったか。
無事?下山。
ツ「お疲れ様でした!」
この後、ザックやウェアからぞろぞろ出てくる虫に北海道遠征の間ずっと悩まされることになるのであった…。
無事?下山。
ツ「お疲れ様でした!」
この後、ザックやウェアからぞろぞろ出てくる虫に北海道遠征の間ずっと悩まされることになるのであった…。

感想

この日は北上してくる台風の影響で風雨が強まる予報で登山は諦めていました。ところが前日の午後になって台風の進路が変わり、比較的穏やかな天気になる予報に切り替わりました。それならば…ということで急遽十勝岳に登ることを決めたのです。
台風崩れの温帯低気圧が残っていたので、多少の霧や曇天は折込済みで入山したのですが、思ったより天気が悪く難渋しました。特に避難小屋から上では本降りの雨に降られ全身ずぶ濡れ。ほぼ無風だったのが救いで、もし風が少しでもあったら撤退を決めたことでしょう。
ところが嫌らしいことに、引き返そうか迷い始めると雨が弱くなったり止んだりするんですよね。で、それならばと思い直して登り始めると再び強く降ってくるいう(笑
雨と霧の中をトボトボ登り、気がついたら山頂に立ってました。景色の記憶はほとんどありません。ひたすら乳白色の世界の中を彷徨いました。
そんな悪条件の中たどり着いた山頂。山頂碑にびっしり虫がついていてキモチワルいことこの上なし。そんな折、いきなり青空が広がったかと思うと一気に気温が上昇。その瞬間、その虫たちが一斉に飛び回り始めたではありませんか。目といい口といい、どこにでも飛び込んでくる虫の群れ…。虫は苦手ではありませんが、さすがに怖気が走りました。近くにいた女性の登山者はパニックになってましたね…。
そんなわけで、十勝岳には登ったには登ったんですが良い思い出がほとんどありません…。いずれリベンジしなければならんですねぇ…。

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