西上州、大岩・碧岩
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- GPS
- 05:20
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 813m
- 下り
- 749m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台風の爪痕で登山道が分かりにくくなっている |
その他周辺情報 | 近場は星尾温泉(当日は臨時休業でした) |
写真
感想
先日、中央アルプスの宝剣岳に登り岩場の楽しさを思い出し、久々にスリルを味わいたくなったので、手持ちの『山と高原地図(2021)西上州』からここを選びました。
初級、中級、上級、最上級のうち「上級」。「最上級」は過去に登り死の危険を感じたので、上級に留めておこうと。
碧岩は高度感はないけど垂直に近い岩場が難しい。
大岩は高度感はあるけど意外と簡単。それなりに難しさも高度感も楽しめるステキな山でした。
まず碧岩について。ロープが垂れており、邪道ながら力任せに登っても良いのですが、鎖と違い滑る可能性があるのでリスクは大きい。ロープも年季入っているし、木に縛り付けられているだけだし。ので、基本的に三点維持で登りたいのですが、場所によってはほぼ垂直なので、指や足に全体重がかかるのはまだまだ怖い。ただ、ロープも岩も掴むとなると、岩肌に近付くことになりロープが撓み、体が安定せず危ない。素登りだけでなく、安全確保の方法も学んでみようと思います。
最後のロープ箇所はルートが左右にあるところ、右側の方が安全に昇降できるかと。
景色は大岩の方が楽しめるので、碧岩がダメなら大岩だけ登るのもアリかもしれません。
続いて大岩。こちらはエグい角度を登ることもなく、岩も掴みやすいので、淡々と登っていけば問題なし。
難しくないのであれば、高度感があるからといって不要に恐れることはない。高所恐怖症の私でしたが、実践できるようになってきた気がします。
ただし、小石が多く、つまづかないよう慎重に進む必要があることには変わりありませんでした。加えて、巻道が割と断崖絶壁に設けられているので、まだ直登の方が安全なのでは……?と思う箇所も。そういった意味では、ルート選びは大事かと思います。
尾根や頂上からの景色は絶景。森林限界を超えたアルプスの景色もステキですが、どこまでも続く青々とした山の風景も良いものだと気付くことができました。誰もいないので、ヤッホー!しっかりこだまが返ってきます。
どうしても岩場に目が行きがちですが、この山の本当の難しさは各岩場に着くまでの樹林帯にあったのではと思っています。沢の水で濡れて苔むしたよく滑る丸太橋、不明瞭で迷いやすいルート。
丸太橋は場所によっては本当にヌルヌルで、大岩の尾根渡りより怖かった。
往路で運悪くルート上に倒木があり、ルートを誤り危険な場所に迷い込み軽く滑落してしまいました。木に掴まったので擦り傷で済みましたが……。
ただ、復路で確認した際、遠くではあるけどピンクテープが見えたので、防げる事故でした。登りは視線をあまり上げずピンクテープを頻繁に見ていなかったので、それも反省点です。
さらに言えば、「こんな危ないルートが登山道なの!?」という気持ちが、「じゃあこれも危ないけど登山道だよね……」という誤解を生み、危険な箇所に迷い込んでしまっていました。自信を持てなくなったら、ひとまず止まって落ち着いて周りをよく確認しなくてはいけないな。夜には予定を入れており、早く行かなきゃという気持ちがあったかもしれません。
今までは定番どころばかり登ってきたのでルートファインディングが無くても何とかなっていましたところ、ちゃんと意識しなければと痛感したところです。
下山後は近くの星尾温泉……が臨時休業だったので、妙義山麓の日帰り温泉(もみじの湯)に入浴。
また、入浴前には南牧村の道の駅と古民家カフェ(「なんもく村のちょっとしたカフェ」)で一息ついたりお土産を買ったり。どちらも素敵なところで、今度は登山がてら南牧村でゆっくりしていきたいと思いました。西上州に溺れています。
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