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Yamareco

記録ID: 7155002
全員に公開
沢登り
日高山脈

(新冠)二股山

2024年08月17日(土) ~ 2024年08月18日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
17:48
距離
46.5km
登り
2,273m
下り
2,272m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:32
休憩
0:15
合計
5:47
距離 21.7km 登り 1,060m 下り 641m
11:40
11:55
46
12:41
64
13:45
北面沢出合(820m)
2日目
山行
9:40
休憩
1:00
合計
10:40
距離 24.7km 登り 1,214m 下り 1,631m
4:45
153
北面沢出合(820m)
7:18
7:30
112
二股山
9:22
9:55
63
北面沢出合(820m)
10:58
42
11:40
11:55
210
15:25
イドンナップ山荘
天候 8/17 曇り→雨
8/18 雨→曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス イドンナップ山荘から
イドンナップ山荘から出発。
台風の影響で本州からの登山者が少ないせいか、車は3台くらいしか停まっていなかった。
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イドンナップ山荘から出発。
台風の影響で本州からの登山者が少ないせいか、車は3台くらいしか停まっていなかった。
悪名高い?いこい橋のゲートは行きも帰りも開いていた。
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悪名高い?いこい橋のゲートは行きも帰りも開いていた。
3時間ほど林道を歩くと、奥新冠ダムが見えてきた。
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3時間ほど林道を歩くと、奥新冠ダムが見えてきた。
アーチ式の堤体が美しい。
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アーチ式の堤体が美しい。
長い林道歩きを終えてポロシリ山荘に到着。
時間的に登山者は幌尻岳に登っているようで、誰もいなかった。
長い林道歩きを終えてポロシリ山荘に到着。
時間的に登山者は幌尻岳に登っているようで、誰もいなかった。
沢靴に履き替えて幌尻沢に入渓。幌尻右沢との出合より少し南まで沢を進み、作業道跡に乗る。
沢靴に履き替えて幌尻沢に入渓。幌尻右沢との出合より少し南まで沢を進み、作業道跡に乗る。
作業道跡は笹藪に覆われつつあるが、・730二股の手前まで続いていて楽に歩けた。
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作業道跡は笹藪に覆われつつあるが、・730二股の手前まで続いていて楽に歩けた。
・730二股に到着。右はベッピリガイ沢(古い表記ではポンベツ沢)、左は新冠川。
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・730二股に到着。右はベッピリガイ沢(古い表記ではポンベツ沢)、左は新冠川。
・730から新冠川に進むと渓相は一変。岩盤と巨岩の連続する沢歩きになる。
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・730から新冠川に進むと渓相は一変。岩盤と巨岩の連続する沢歩きになる。
川幅は広くて歩きやすい所が多い。
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川幅は広くて歩きやすい所が多い。
巨岩の滝は左岸に巻き道がついていた。
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巨岩の滝は左岸に巻き道がついていた。
820mで二股山の北面沢出合に到着。
出合でテン泊する予定だが、時間があるので沢を少し下見しておく。
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820mで二股山の北面沢出合に到着。
出合でテン泊する予定だが、時間があるので沢を少し下見しておく。
北面沢に入るとすぐに滝の連続となる。
1段目は登れたが、2段目は途中で行き詰りそうに見え、右岸の急斜面を登って尾根に逃げた。
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北面沢に入るとすぐに滝の連続となる。
1段目は登れたが、2段目は途中で行き詰りそうに見え、右岸の急斜面を登って尾根に逃げた。
そうこうしているうちに本降りの雨になってしまった。びしょ濡れで北面沢出合に戻り、テン泊。
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そうこうしているうちに本降りの雨になってしまった。びしょ濡れで北面沢出合に戻り、テン泊。
2日目。
小雨が降る中出発。北面沢の右岸尾根に取り付き、序盤の滝をまとめて巻く。(左下の倒木のあたりから登った)
2日目。
小雨が降る中出発。北面沢の右岸尾根に取り付き、序盤の滝をまとめて巻く。(左下の倒木のあたりから登った)
滝エリアをまとめて巻いて、880mあたりで北面沢に降りる。
滝エリアをまとめて巻いて、880mあたりで北面沢に降りる。
沢は一面のガレに覆われていて、1100m二股まではスムーズに標高を稼げた。
沢は一面のガレに覆われていて、1100m二股まではスムーズに標高を稼げた。
1100m二股を右へ。
1100m二股を右へ。
細いV字の沢が続き、傾斜もついてきた。岩はあまり滑らす足掛かりもあるので何とか登り切る。
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細いV字の沢が続き、傾斜もついてきた。岩はあまり滑らす足掛かりもあるので何とか登り切る。
1200mくらいで伏流し、藪を掴んで急斜面を這い上がる。
1200mくらいで伏流し、藪を掴んで急斜面を這い上がる。
1350mコルで稜線に上がった。稜線上は藪の背が高くあまり視界も開けないが、密度はそこまで濃くない。
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1350mコルで稜線に上がった。稜線上は藪の背が高くあまり視界も開けないが、密度はそこまで濃くない。
稜線上部〜やや北側に鹿道も部分的にあって助かった。
稜線上部〜やや北側に鹿道も部分的にあって助かった。
二股山(1437m)到着!
雨は止んで青空が出てきた。
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二股山(1437m)到着!
雨は止んで青空が出てきた。
土に埋もれた三等三角点「二股山」を掘り出した。
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土に埋もれた三等三角点「二股山」を掘り出した。
山頂は高いハイマツに囲まれてあまり開けないが、木々の間から幌尻岳が見えそうな場所があった。
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山頂は高いハイマツに囲まれてあまり開けないが、木々の間から幌尻岳が見えそうな場所があった。
あぁ、懐かしのナメワッカ岳…。
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あぁ、懐かしのナメワッカ岳…。
下りは1350mコルの手前から藪漕ぎで急斜面を下降し、1100m二股の少し上までショートカットする。
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下りは1350mコルの手前から藪漕ぎで急斜面を下降し、1100m二股の少し上までショートカットする。
北面沢出合のテン場に戻ってきた。濡れた装備も陽に当てると一瞬で乾いた。気持ち良く撤収。
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北面沢出合のテン場に戻ってきた。濡れた装備も陽に当てると一瞬で乾いた。気持ち良く撤収。
緩やかな新冠川の流れを楽しみつつ帰路へ。
緩やかな新冠川の流れを楽しみつつ帰路へ。
帰りも長い林道歩きだった。
帰りも長い林道歩きだった。

感想

二股山はエサオマントッタベツ岳の西の支稜上にある山。標高もそれほど高くなく、幌尻岳やナメワッカ岳などメジャーな山に囲まれてかなり目立たない山である。北日高には似たような山名で「二岐岳」1591mもあり、こちらの方がアプローチが楽でよく登られていると思われる。

二股山には今年3月にエサオマンから稜線伝いに往復するのを計画したが、直前の降雪で届かず失敗。今回新冠川から沢登りで再び目指すことにした。


今回のルートの核心はやはり奥新冠までの片道17kmの林道歩きだと思う。この区間で消耗したくなかったので、装備はいつもより軽量化を意識した。日帰り用の30Lザックに、寝袋はシュラフカバーのみ、火器無しで10kgくらいの重量に抑えた。ストックを使って脚を温存したのも功を成し、長い林道歩きはそこまで苦にならなかった。

二股山の北面沢は序盤に滝が連続していたが、これをまとめて尾根から巻くと、あとはガレ主体の沢だった。源頭手前の急な所は少し緊張したが、藪漕ぎも短めで難所は多くない。ピンテも看板も無く、土を被った三角点があるだけで、日高の山の中でも人跡をあまり感じないピークだった。奥深い日高のマイナー峰をまたひとつ踏めて嬉しい。

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