オランダ: 巡礼の道 Pelgrimspad (Pilgrim's Path)_1
- GPS
- 05:51
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 9m
- 下り
- 25m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:49
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
写真
感想
オランダにはLAW(Lange-Afstand-Wandelpaden、つまりLong-distance hiking trails)というロングトレイルが23ルートあります。ロングの定義は「150km以上」だそうです。
その中でも特に有名なのが、もっと内陸部を南北に貫くPiterpad(ピーターパッド)ですが、私達の目をひきつけたのが、Pelgrimspad。「Pilgrim's Path=巡礼者の道」なんて、歩かないわけにはいかないでしょう!
しかも、この巡礼の道トレイルの起点はアムステルダム。私達の家から徒歩圏内。トレイルは南の端、ベルギー国境まで続きます。27セクションに分かれ、それぞれ15〜20kmなので、区切りで時間のある時に少しづつ歩いて行こうと思います。
トレイル名から、最初はスペイン巡礼に行くためにオランダの人たちが通ったルートかと思ったのですが、誤解のようです。旅といえば徒歩の時代、地続きヨーロッパの人たちにとってサンティアゴ巡礼の起点は「自宅のドアから」ですが、オランダの人たちがサンティアゴに行くのに最適なルートのラインはこの「LAW7 Pilgrimspad」のルートラインとはマッチしていない。そこでもう少し調べてみたところ、オランダが交易や商業でブイブイ言わせ始める前、中世アムステルダムで『アムステルダムの奇跡』と呼ばれるキリスト教上の奇跡があり、その場所建てられた教会に人々が巡礼しに来ていたとのこと。なるほど「巡礼に行くための道」ではなく「巡礼に来るための道」なのか。
ちなみに『アムステルダムの奇跡』がどのような奇跡だったのかは、とても一言では説明しにくい。というか、冗談のように聞こえないように描写できる自信がない。調べた時の最初の感想は「え?そっち?」でした。少なくとも、天使や聖母マリアが出現したとか、重病人が治ったとかの納得できる美しい路線ではないです。。。
ハイキング行程、最初のセクション1の終点はアムステルフェーン。つい先日歩いた「アムステルダムの森」公園アムステルフェーン側エリアの出口です。
無料駐車場があるので、そこに車を置いておき、タクシーで起点のアムステルダム中央駅に行きました。公共交通機関を使っても行けるのでしょうが、ただただ面倒くさかったので。
ルートは、前半は観光客で賑わうアムステルダムの市街地を抜けて、「フォンデル公園」を横断。オリンピア運河沿いの水上住宅地内を抜けて、「アムステルダムの森」のアムステル側入口へ。
後半は「アムステルダムの森」のアムステル側エリアを縦断し、高速道路下をくぐってアムステルフェーン側エリアをぐるりと回る。
アムステルダム市街地は当然ながら「ザ・世界でも名だたる観光地」なわけで、相当な人混みを予想していましたが、京都や東京を知っている日本人からすると、え?こんなもん?程度です。それよりも、道路沿いにしっかり整備されている自転車道をビュンビュン走り回る大量の自転車が怖い。なんと公園内でもビュンビュン走り回ってます。歩行者優先という言葉どこ言った?というマナーの悪さなので、ちょっと道を横切りたいと思った時でもいちいち右左見回して、自転車の列をかいくぐっていかないといけないので、神経すり減りました。
そして日本人から見ると、世界のども街も路上にゴミだらけです。むしろ路上にこれだけどこにでも大きなゴミ箱があるのに、なぜ路上ゴミをポイ捨てするのかが不思議でなりません。
そんなこんなでアムステル市街地は観光もなにも無しでひたすらスタスタと通り過ぎました。
市民の憩いの場・フォンデル公園では、木陰のベンチや芝生の上であちこちくつろぐ人々の風景は和み系ではあるのですが、喫煙率がすさまじい。オランダの喫煙マナーは最近の日本に比べるととんでもなくゆるく、屋内じゃなければ他人に迷惑じゃないよね的メンタリティーをとても感じる。副流煙って言葉知ってる?
公園の歩道脇のベンチでスパスパ、しかも半数はタバコじゃなくて大麻の臭い。それが数m置きに並ぶ横を通り過ぎていくので、こっちは延々煙の中を歩くことになり、ひどい頭痛に悩まされながらの道のりが本当に一番つらかった。
アムステルダムの森の中では、ぐっと静かになり、木々の間の小道で出会うのも犬と散歩する人たち程度。犬たちは引綱無しで自由に歩いていますが、総じてとてもしつけが良いので、絶対に吠えたりじゃれついたりしてきません。
この日は妙に日差しが眩しい日で、気温も少し高めだったのですが(とは言え、20℃台後半)ルート上80%は木陰や建物の陰だったので、気持ちよく歩けました。
最後の方で西日がきつい時に一瞬日差しを遮るものがなにもない草地を歩き続けた時だけ、暑いわ〜と感じた程度でした。
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