甲山〜広戸仙 ー ふるさとコースは初級者にとっては魔境

2024年08月22日(木) [日帰り]

• GPS: 05:55
• 距離: 16.3km
• 登り: 1,789m
• 下り: 1,830m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:33
• 休憩: 0:39
• 合計: 6:12

距離 16.3km 登り 1,789m 下り 1,830m

10:17 声ヶ乢
11:00 11:07 甲山
11:44 12:06 爪ヶ城展望台(第三展望所)
12:16 広戸仙
16:05 16:08 第二展望所
16:08 16:09 水場
16:13 16:16 第一展望所
16:26 16:29 声ヶ乢
16:29 ゴール地点

【ご案内】津山市から広戸仙への登山を控えるように通達があります。
https://www.city.tsuyama.lg.jp/life/index2.php?id=6586

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

声ヶ乢の駐車場。

コース状況／危険箇所等

＊甲山は、登山口から序盤にかけて小岩がゴロゴロしていて少々登りにくいと思ったが、それ以降は比較的優しい登り。ただ下りで使うと滑りそうな乾いた脆い地盤なので注意（前回はそれで甲山を登るのを止めました）。
＊広戸仙ふるさとコースは、細い道、踏み跡が見つけにくい、登山道に倒木多数、滝の下にある場所の渡渉などなど、「キツイ」のフルコースでした。

その他周辺情報

ご褒美にゴールデンハンマーアイスキャンディ２本食べました🤗 １本27円って安い！

写真

8/22 9:32

明日以降、台風などの影響で天気が崩れるとのことで今日のうちに登っておきたい場所に行くことにしました。声ヶ乢から甲山を登り、広戸仙へ向かいます。

8/22 10:30

まさか甲山までは自動車道を歩くとは💦
そして急に現れた鳥居。

8/22 10:32

愛宕神社。

8/22 10:39

甲山への道中からの眺望。南には開けているみたいで、何回かこのような景色が見られます。

8/22 10:43

あれが甲山のようです。

8/22 10:45

甲山登山口。意外と綺麗に残ってます。

8/22 10:47

岩がゴロゴロしています。
（正面の坂は登山道ではありません。）

8/22 10:52

こういう二手に分かれる分岐が苦手でして…（たぶんコンパスなどでしっかり方角を把握したら大丈夫なのでしょうね）
素直に看板通りだと、右手が作業道路。左が正解。地図に頼ると方角が右でも行けそうな感じでした。

8/22 11:02

坂でもないのにロープ。
もしかして自衛隊演習場の区切りでしょうか？

8/22 11:07

甲山には三角点がないので代わりに「二級基準点」。

8/22 11:08

あとは広戸仙まで登っていくのみ！

8/22 11:16

道が低い場所もありまして。

8/22 11:27

カケスの羽みたいです。結構綺麗。
Garrulus glandarius

8/22 11:29

ミヤマママコナ
Melampyrum laxum var. nikkoense

8/22 11:49

広戸仙・第3展望所に着きました。少し早いですが、買ってきた200円程度の格安弁当を食べます。

8/22 11:50

滝山〜那岐山を背景に。

8/22 11:51

なんか水中都市を見ているかのような色合い。

8/22 12:03

先ほど登ってきたであろう甲山。

8/22 12:04

パノラマはこんな感じです。

8/22 12:07

三角点名「爪ヶ城」。

8/22 12:13

広戸仙山頂手前から。

8/22 12:14

夏って感じがして良いですね。

8/22 12:15

広戸仙・爪ヶ城山山頂。

8/22 12:17

北の方角の様子。曇り空ではありますが、青空でクリアに見えます。

8/22 12:22

さて、「ふるさとコース」に急ぎましょう。

8/22 12:23

ミヤマママコナの群生。

8/22 12:26

なんか良さそうな構図だったので。

8/22 12:34

二級基準点。

8/22 12:44

広戸仙「ようこそ、我がふるさとコースへ」
ぼく「え・・・（嫌な予感）」

8/22 12:54

ほぉ、いきなり倒木ですか。（しかも結構大きい💦）

8/22 12:54

見える景色はここまで。この先は森林地帯へ。

8/22 12:56

またまた倒木。

8/22 13:00

ダイナミック倒木が多いですね。

8/22 13:07

「静かの滝」でしょうか？

8/22 13:08

滝？？？

8/22 13:23

写真では表現できませんが、落差があります。どこから下りれば💦

8/22 13:24

これが布引の滝？

8/22 13:25

布引の滝…の跡地なのでしょう（不確か）。

8/22 13:30

この写真は結構お気に入りです。

8/22 13:33

このアングルも素晴らしいですね。

8/22 13:39

滝（沢？）を下りていきます。

8/22 13:40

必要な場所にはロープもしくは鎖が設置されています。ここではありませんが、一部サビているものがあった記憶。

8/22 13:44

ここの方が滝っぽいですね。

8/22 13:45

といってもそんなに高さがないですが……。

8/22 13:45

巨岩もこの辺りから点在し始めます。大きすぎて格安スマホでは収まりません(;´∀｀)

8/22 13:46

こっちが滝かー。

8/22 14:01

巨岩好きです。

8/22 14:06

ダメだ…記憶飛んでここが「急坂」だったのか、登りやすい坂なのか忘れてしまいました。

8/22 14:15

倒れた看板が可哀そう。ここもどう降りてどう向こうへ登っていけばいいのか迷います。

8/22 14:17

こちらが「せせらぎの滝」っぽい。ここから現れる滝は高低差が結構あるように見えます。

8/22 14:17

少し登ってみましょう。

8/22 14:19

ここだけ見たらなかなか素晴らしい山登り。

8/22 14:23

シャクナゲの滝。

8/22 14:24

ちょっと岩が暗い感じがしますね。滴れる感じの滝もいいかなと思いました。

8/22 14:28

シャクナゲの滝を横からみる。

8/22 14:37

ここは滝じゃない・・・。

8/22 14:48

これが…ふるさとだ！

8/22 14:50

「黒媛の滝」が見えてきましたね。

8/22 14:51

ふ・る・さ・と😿

8/22 14:52

鎖で上まで登れそうでしたが、土壌が柔らかく滑って落ちそうだったので諦めました。

8/22 14:52

写真ではなかなか良さが伝わらないですね。

8/22 15:03

画質は荒いですが、かなりの巨岩。

8/22 15:08

奥にふるさとはありません😿

8/22 15:13

モンスターが木質化した感じ。

8/22 15:13

顔の部分。

8/22 15:18

このガレ場を歩くのが苦痛。

8/22 15:22

これが広戸仙大滝でしょうか。

8/22 15:23

奥まで進みたいけど、戻ってこれるかが心配。

8/22 15:25

次は姫滝。命名者も書いてあるんですね。

8/22 15:26

ん？滝？

8/22 15:27

近くまで言ってみましたが、これが姫滝？

8/22 15:31

岩から生い茂った木々って魅力的ですよね。「巨大な盆栽かよ！」って思っちゃいます。（思うだけです）

8/22 15:33

斜面にへばりつくように育った木々。いつの日か倒れちゃうんでしょうね💦

8/22 15:35

油断していたらクソデカ倒木。

8/22 15:40

【注意ポイント】この付近は正直、意味不明。せめてピンクテープさえ貼ってあればなぁ😿

8/22 15:49

この看板の示すルートはらくルートにはなかったので、まっすぐ行くか迷いました。ロープもあるのでそれに沿って行けば問題はありません。ただ普通に歩けそうな道もあるので今回はよくわからず自分で近道を歩きました（結果的に近道になったのかは不明）。

8/22 16:02

結果的にトラバースできましたが、この傾斜はなかなかキツイです💦

8/22 16:05

やっと脱出できた！
看板が倒れているということは実質進入禁止みたいな意味なのでしょうか？

8/22 16:09

水場は枯れていました😿

8/22 16:14

広戸仙・第一展望所からの眺め。

8/22 16:18

山形仙は良い感じに輝いています。
この辺、落石が多いので駆け下りる際には注意が必要です。

8/22 16:29

正直14時ぐらいには下山できているだろうと甘い計画を立てていたことを猛省します。

撮影機器：

OPPO Reno3 A OPPO

OPPO A79 5G OPPO

装備

備考

【反省】お弁当を買ったのはいいが、炒め物の汁の臭いがずっとしていた。弁当選びに注意。【今後】そろそろ山ようにちゃんとした登山靴買うべきか...。

感想

翔平

8月も下旬に入り、そろそろ台風が来て天候も（再び）悪くなりそうな気がしたので、夏の思い出に滝をたくさん見られるコースをチョイスしました。

広戸仙「ふるさとコース」には7つの滝があるそうな。
ここ1ヶ月はほとんど雨も降っておらず、しかし数日前に久しぶりの雨が降ったので山の土壌は泥濘になっていないか、とか増水して危なくはないかとか考えていました。
そもそも滝があれば涼しいから夏のうちに踏破しちゃえとか、そういう思惑もあったわけです。
結果的に、別に夏じゃなくても登る必要はなかったことが分かりました。タイミングって難しいですね。

前回広戸仙へは滝山〜那岐山への縦走ということで初めて登りました。
【過去の山行記録】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6673807.html
その時に帰り道に「甲山」にも寄ってみようと思いましたが、その時は乾いた崩れやすい土壌の上に枯れ葉がビッシリ積もっていたのでめちゃくちゃ滑る。転びたくはないのでキャンセルしました。
今回は、甲山から登り、ふるさとコースを通って駐車場にゴールする計画。

甲山は登りに使った方が良いのですが、ふるさとコースは正直どちらから登っても大差ないと思います。どちらみち辛い山行には変わりがないので……。
甲山〜広戸仙までは順調に登ることができました。
問題は、ふるさとコースへ入った後。まず思ったのは「道がない！？」。
見つけたと思ったら、とても細い。しかも広戸仙の通常ルートがすぐ上に走っているので、「ここ歩く必要ある？」と感じました。この細くてわかりにくい道が最初の「静かの滝」あたりまで続きます。
いや、今まで見て来た滝とは比べ物にならないくらいしょぼいですね……。
水の量が圧倒的に足りていない！
（もしかしたら奥に行けばあるのかもしれませんが、そこまでの道なりが全く見えません）

倒木、悪路、ガレ場、これが6kmも続くのはなかなか体験したことがないものでした。高頻度でGPSの位置情報を見たり、歩くスピードが軽く1.5超えてて、このままでは自分の計画が崩れて下山時刻がかなり遅くなるのではと不安も感じました。
危険度でいえば雪彦山の方がはるかに危ないのですけど、こちらは「もし足を滑らしたら…」という小さいリスクがずっと（といっても一部分ですが）続く感じです。「まだ終わらないのか…」と後半はGPSの位置情報を確認しながら進んでいました。
追記ですが、甲山含め、人が入っていないからか「蜘蛛の巣」だらけでポールで掻き分けましたが、どうしてもいくつかは顔面にヒット💦

滝や沢があれば夏でも涼しく山登りができるだろうという甘い期待はこの「ふるさとコース」には通用せず、この「ふるさと」の厳しさを教えられました。あるはずのものがなくて、本来無いであろう（倒木とか荒廃した登山道）ものがあるのが、自然の成り行きなのだろうと実感。
また来るかと言われると、絶対行きません。自分が欲している「軽快」な山登りができないからです。しかしここでしか見られない風景もあり、非常に惜しいなとも思います。七種山の滝の豪快さとは真逆のものですが、岩肌の造りとかここでしか見られないものだと思うからです。秋の紅葉シーズンは1度覗いてみたいですね。
まぁ、他人様に勧められるコースでは無いのは確かです💦