岡山県津山市&奈義町 声ヶ乢〜広戸仙〜滝山+森の芸術祭
- GPS
- 06:15
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,170m
- 下り
- 1,177m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:14
歩行距離12.5km、歩行時間5時間30分、歩行数25,000歩、消費カロリー1,870Kcal
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。来年3月まで登山道整備のため、あがけ峠<写真17>東の標高930m前後で階段の丸太が一部撤去されていますが、歩くのに支障はありません。気をつけて通ってくださいとのことでした。 声ヶ乢(こえがたわ)登山口から広戸仙(ひろどせん)<写真16>までは、小石がゴロゴロした丸太と土の階段状の道や石埋まり道が多くなっていますが、気をつければ下りでも滑りません。岩場展望所<写真05〜11>の道標は以前からなくなっていますが、細道は健在です。いつもの岩場<写真11>からさらに細道を西に下りると、岩場の先端で行き止まりでした。 広戸仙<写真16>から滝山<写真27〜29>までは、小石や石埋まりが減って丸太と土の階段状の道が多くなります。 あがけ峠<写真17>までは、一部、シダの間の細道がありました。脚に当たりますが足元は見えるので、万が一不明瞭になったら周辺を探せば道があるはずです。ここを過ぎると、作業者の方々が休憩中でした。 あがけ峠<写真17>東の標高930m前後で階段の丸太が一部撤去されていますが、土だけになった階段はまだしっかりしていました。段差が大きいので、下りは少し注意しましたが、1か所、連れが踏み抜いてしまいました。 |
その他周辺情報 | 出発点の峠の茶屋は土日祝の午前中(確か9時以降)と13〜17時は無料でお茶などのサービスがあるようです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【声ヶ乢を出発し広戸仙を経由し滝山往復】
本日のコースは、声ヶ乢(こえがたわ)から広戸仙(ひろどせん)、さらに滝山までの尾根を縦走し、そのまま同じ道を戻ってくるコースです。今年6月8日には声ヶ乢から700m程の地点でクマによる人身被害が発生しています。しばらく登山者が減っていましたが、最近は少しずつ人が戻ってきているようです。
平日でしたが、9時前には声ヶ乢(こえがたわ)登山口向かいの駐車場は満車でした。来年3月までの予定で登山道整備が行われており、作業者の方々の車だったようです。少し引き返し、峠の茶屋前の駐車場に自動車を停めました。以前は土日祝の13〜17時しか開いていませんでしたが、現在は午前中も無料でお茶などのサービスがあるようです。平日のため閉ざされた建物を眺めながら、8年前に広戸仙の主のような方に周辺の花などの情報を教えていただき、1時間も過ごして地元産のかきもちを購入して帰ったことを思い出しました。
花は少なく、期待していたタンナトリカブトは見られませんでしたが、出発からしばらくはナワシログミ<写真01>やマルバツルグミの甘い香りを嗅ぎながら歩きました。天気の割には南麓はかすんでおり、第1、第2展望所<写真03>では景色の写真は撮りませんでした。
岩場展望所<写真05〜11>の道標は以前からなくなっていますが、細道は健在です。今回はいつもの岩場<写真11>からさらに細道を西に下りると、岩場の先端で行き止まりでした。西南西から北東まで、天狗寺山(てんぐうぎさん)や泉山(いずみがせん)、花知ヶ仙(はなちがせん)、大ヶ山(だいがせん)などかなり広範囲に見えました。第3展望所<写真12,13>は北方面が広戸仙(ひろどせん)<写真16>の陰で見えず、頂上も山のほうはあまり展望が効かないので、ここは広戸仙の登山道で最高の展望地といえるでしょう。かすんでいたのは南麓だけだったようで、景色を存分に楽しみ、足元から一段低い岩や崖下を見下ろし大満足で正規ルートに戻りました。
第3展望所<写真12,13>からは那岐山(なぎさん)三角点峰の右に小さくかすんだ後山や端正なシルエットの日名倉山(ひなくらさん)もなんとか見えました。
この日は風があったので、帽子を飛ばされないように気をつけながら広戸仙(ひろどせん)<写真16>に到着。頂上の岩場から見える麓は相変わらずかすんでいました。どす黒くなったサラサドウダン?の葉にこれからの色づきを期待しながら、さらに滝山<写真27〜29>を目指しました。
あがけ峠<写真17>では、昨年4月23日にはあった倒れた道標などがすべてなくなっていました。紅葉の写真を撮り現在地を確認しなかったら気づかなかったかもしれません。
津山市と奈義町の境界までは昨年4月23日に歩いていますが、そこから東はほぼ10年ぶりです。
2023年4月23日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5404519.html
南側が開けるのは一部で、木の間から吹いてくる強めの風を微妙に感じながら、木漏れ日を浴び丸太と土の階段をひたすら上ります。たまに見える那岐山(なぎさん)などに元気をもらいました。
滝山頂上<写真27〜29>の展望台からは、やはり那岐山がよく見えました。撮りませんでしたが、大ヶ山(だいがせん)なども見えていたように思います。10年前のことはあまり覚えておらず、懐かしいというよりも新鮮な感じでした。引き返す前にエネルギー補給し、あがけ峠<写真17>から広戸仙(ひろどせん)<写真16>までの登りに備えました。
最近は我々にしてはハードコースが続いていたためか、予想ほどきつくはなく、途中からしばらく山形仙<写真30>を眺めながらのんびり下り、ゴール直前で駐車場をスルーしてススキの群生<写真31>を見に行きました。
広戸仙や滝山の麓には陸上自衛隊日本原演習場があるのですが、平日にもかかわらず人工的な音はまったく聞こえず、鳥と鹿の鳴き声だけが響く静かで心地よい環境でした。途中、登山者3名にお会いしましたが、第3展望所<写真12,13>、滝山頂上<写真27〜29>でタイミングよく入れ替わる形で、それぞれゆっくりと展望を楽しむことができました。滝山から下山開始後すぐにすれ違った方は、滝山で引き返すか那岐山麓に下山するか迷っておられましたが、無事に山行を終えられたでしょうか。
今回は往復距離12卍供⊂紊蠅皺爾蠅睥澤弭眦拑耕1,200mのハードコースでしたが、冷たい風が常時吹いていたこともあり、汗は出てもすぐにひくということを繰り返し、思ったほど疲労を感じることなく山行ができました。ところが、2日後に微妙に脚に筋肉痛・・・😰
【紅葉が始まったばかり…“🍁小さい秋見つけた🍃”】
この山域は例年10月下旬には紅葉が始まり、タイミング的にはそろそろなのですが、今年は遅れそうなので、紅葉は期待していませんでした。気づいたのは数本ですが、木によっては全体的に赤くなっており、少し得をした気分でした。ツツジ科はきれいに色づくことが多いので、サラサドウダンやベニドウダンが多いこの山域はこれからが楽しみです。
また、声ヶ乢(こえがたわ)のウッドパーク声ヶ乢では、イチョウやモミジと雲海が楽しめます。来月初めまでにはある程度色づいているかもしれません。
登山道にはドングリが落ちていることもあり、ほんの少しですが、秋を感じることができました。
【“森の芸術祭”グリーンヒルズ津山編】
山行後、津山市のグリーンヒルズ津山に立ち寄りました。ここは11月24日(日)まで開催される“森の芸術祭 晴れの国・岡山”の会場のひとつです。月曜日は休みの会場が多いので、時間も曜日も気にせず入れるここはありがたいです。平日の16時前ですが、南第3駐車場はほぼ満車でした。
広い園内のどこに作品が展示されているのかわからなかったので、とりあえず南に向かって歩きました。近所の方々の憩いの場らしく、散歩中の姿を何度か見かけました。フラワーガーデンからさらに南へ、それらしきものが見えてきました。
エルネスト・ネト作「スラッグバグ」<写真32,33>は、土日祝の9〜11時と13〜17時は中に入れるそうですが、この日は平日だったので、外から鑑賞しました。白いネットは円形のクモの巣がいくつも連なったように見えます。足元の緑色の草と青空、白い雲も合わせると、なかなかきれいに見えました。ただし、中に入れるとなると、子供たちは遊具とみなすかもしれません。
まだ奥がありましたが引き返し、気になっていたフラワーガーデンへ。センニチコウの花壇は思ったよりも広く、バラがまだ見頃だったのでラッキーでした。風にかすかに揺れるコスモスの動画のBGMはモズです。我が家の周辺でも高鳴きが聞こえるようになり、やっと秋を実感できるようになってきました。1本だけ全体が黄葉した木があり、ここだけ少し秋が進んでいるような気がしました。もう1か所まわれるかと駐車場に戻ったのですが、移動時間も考えると無理と判断、食欲の秋を思い出したので帰ることにしました。
帰宅後に知りましたが、グリーンヒルズ津山の4分の1も見ていませんでした。広々として静かで雰囲気がよかったので、もっとちゃんと見てまわればよかったです。花壇は季節によりかわるようなので、再訪したいと思います。
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