細尾沢から木曽駒ヶ岳~麦草岳
- GPS
- 16:01
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,865m
- 下り
- 1,866m
コースタイム
- 山行
- 12:24
- 休憩
- 3:36
- 合計
- 16:00
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回のルートはフリーソロで沢からの木曽駒ケ岳へ行ってきました。まさに木曽駒ケ岳のダイレクトルンゼと言ったところでしょうか。それにしても麦草岳経由は余計でヤバかった。けどあんなルートがあったとは新たな発見でした。
大した距離歩いてないのに、16時間行動、、、😂ブラックスタート、ブラック下山と相成った。今年一番の筋肉痛で階段の上り下りが辛すぎます。
≪今回のルート≫
コガラ登山口→正沢川本流→細尾沢→木曽駒ケ岳→木曽前岳→麦草岳→コガラ登山口
こんなに時間かかったのは私の体力と技術のレベルがまだまだというのを前提として、以下の理由となり申す。寒かったり暑かったり忙しかった。
・ブラックの沢歩きはかなり慎重に(超絶冷たい、寒い)
・細尾大滝で落ち口に日の光が射すのを待つ&落ち口側でまったりし過ぎる
・日が昇ると無駄に沢の遡行を下半身しか濡れない程度にチャレンジ(遊び過ぎた)
・日が射して暑さにやられて最後のガレ場は牛歩(そもそも浮石酷くて急げない)
・木曽駒ケ岳山頂でのガス抜け待ち
・木曽駒ケ岳から見た麦草岳への稜線に惹かれて遠回り下山(ほんと余計だったけど行ってよかった)
≪コガラ登山口~正沢川本流~細尾沢出会≫
3:30に入渓。いやいや、水が冷たすぎるがな。とにかく水量多いし、なるべく濡れたくないけど何度も渡渉しながらの遡行。真っ暗なのですごい慎重に。いやもう、寒すぎました。渡渉はMAX腰程度。明るくなると沢の綺麗さに惚れ惚れ。でも沢に太陽の光はまだまだ届かずとにかく寒い。巨岩のゴーロ帯も多い。細尾沢出会いに来るまでも何度か2股に分かれているので外さないように分岐ではGPSを確認しながら。
≪細尾沢~木曽駒ケ岳≫
細尾沢も美しい。大滝まで来て、未だに沢に日が差さずに寒さに震えるが、日が差し始めてきた。これはもしや日が差し込む美しい滝が見れるのではと思い待機(結局1時間くらい待機した)。この大滝は右のガレ場から巻く。滑りも酷いわ落石天国だわで要注意。沢へ復帰するためにトラバースするところはかなり藪漕いできつかった。
その後も美しいナメや小滝を超えながら源頭部で最初の1滴にたどり着く。直登できる滝が多くて楽しい。そこから先は山頂までいろんなルート取りができそうだったが、尾根には乗り上げずガレ沢を詰める。とてつもなく安定してそうな岩が次々と動くのでかなり慎重に行った。それでもでかい岩をいくつか落石させました。早いとこ尾根に乗り上げハイマツに逃げて藪こいだほうが安全だったとは思う( ハイマツの背はそんなに高くはなかった)。
山頂に近づくにつれてガスガスとなりタイミングよ、、、
でもガスのおかげで変なところから登ってきた怪しいやつという見られ方をせずに済む。山頂はすごい人でした。
≪木曽駒ケ岳~木曽前岳~麦草岳≫
山頂で休憩がてらガス抜けを待つ、、、山頂標識は並びすぎていて撮影あきらめるも、離れる時に空いていたので最後に撮影できた。そして下山予定の福島Bコースはどこやねんと眺めていたら、とてつもなくかっちょいい稜線を発見。木曽前岳~麦草岳の稜線だ。YAMAPには登山道のルートとして表示されていないがヤマレコではルート表示されていた。よくわからんけど行ってみるか。だってかっこいいんだもの。
実際行ってみると、ここは中アの大キレットと言っていいのでは?と思うようなキレッキレの場所でした。なんなら本家よりテクニカルでした。鎖場は確か2か所?だったが、そこは別に鎖つかむ必要もなし。トラロープは多く設置されていたが、今にも引きちぎれそうに劣化しているものも多く、あまり頼れない。そして、設置してほしいと思うところになかったりする。
あと、2種類のトゲトゲ草(←名前知らんので勝手に命名)の群生地もあり、ちょいちょい出てきて刺されまくって痛い。私はレギンス履いていても辛く、生足だと相当きついと思われる。場所によっては腕もやられた。シェルパンツは持っていたが、暑いのを嫌い履かずに痛さに耐えた。するとあら不思議、気持ちよくなっていくかも?
麦草岳についた時にはすんごい達成感でした。麦草岳からコガラ登山口まではなんと、なんと歩きやすい道なのでしょう。高速道路で一気に下山。木曽前岳側から行く麦草岳はお勧めできず上級者コースですが、私は行って良かったです。
あと、コガラ登山口が一大キャンプ場になっていたのが驚きでした。ここは以前、将棋頭山への登山で使用した際、何もないところだった記憶(私の車だけだったような、、、)アイゼン&ラッセルデビューしてブラック下山になってしまった思い出の登山口。コガラ登山口はブラックと相性がいいのか。
お疲れ沢。
写真の詳細は
https://yamap.com/activities/34241945
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台風とコロ助のせいやな…。
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