孝子→加太 / 和泉山脈最終章・海へ!!
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- GPS
- 05:54
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 532m
- 下り
- 584m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標識も多く良く整備されている。 |
その他周辺情報 | 国民休暇村紀州加太 日帰り入浴1,300円 |
写真
感想
二上山から大和葛城山まで縦走したのは3年前だったか。あれをきっかけにいつかダイトレを全区間歩いてみようと思い立ち、ちょこちょこと細切れに赤線を繋げて今年の2月にダイトレ踏破、さらにせっかくやから和泉山脈、さらには紀泉アルプスまで繋げてまえと今年はあちこち歩き倒した。先日ようやく犬鳴山→山中渓までの一番距離が長くて不人気で歩きにくいコースを踏破、これで二上山から泉南飯盛山までを繋いで歩いたことになる。ウルトラダイトレなどではみさき公園を終点にしているようなので、それに倣っても良かったのだが、ダイトレは修験の道でもあるのだし、どうせなら加太まで行ってゴールにしようと考えた。今回はその最終章、長く続けてきた旅のラストでもある。
堺から早朝の阪和道を爆走して紀ノ川SAで朝メシを食い7時に南海加太線の終点・加太駅に到着。駅前のコインパーキングに車を置いてめでたいでんしゃに乗る。紀ノ川で乗り換えて孝子で下車、8時に駅を出発する。
中孝子の集落を抜けて沢沿いに山の中へ入って行く。途中、孝子の森を抜けて尾根に至るルートとショートカットのルートに分岐している。孝子の森はちょっとした公園になっているらしく行ってみたい気もするが、それを抜けた先の尾根が通行困難な状態らしくここはスルーしてショートカット道を行く。
尾根から一旦林道に合流して再度山の中へ入り、八王子峠を経て石倉谷から横手の集落へと向かい、集落を抜けて三輪神社の竹林から再度尾根の登山道へと入って行く。
先週歩いた犬鳴山から山中渓までのコースはよほど人が通らないのか荒れ放題に荒れていて、ルートはヤブで見えへんわ蜘蛛の巣はアホほど張ってて何十回も顔から突っ込まされるわと散々な目に遭わされた。今日のコースも山と高原地図に掲載されておらず、あまり人が入ってなくて荒れてる可能性があると覚悟をしていたのだが、拍子抜けなくらいに歩きやすい。適度に歩かれているのか蜘蛛の巣もあまりなく、道も明瞭でところどころ展望も楽しめる。マイナーなコースだと思っていたが意外と楽しいじゃないか。これならまた来てもええな。
やがて行く手に電波塔が現れると道は舗装路に変わる。和歌山港方面の展望が素晴らしいピークなどを越えて9:35、甲山(212m)登頂。
紀泉アルプス方面や和歌山市街方面の眺望が広がるが、いかんせん日当たりが良すぎる。この猛暑の中あまりゆっくりしたい場所ではない。早々に次に向かう。
舗装路を下っていき、佐瀬川のバス停を越えてしばらく行くと左手に四国山方面の標識があり、そこからまた山の中へ入って行く。
シイタケか何かを栽培している横を通って雑木林の竹林の混在する雰囲気の良い森の中を登っていき、やがて車道の通る尾根に合流する。さらにしばらく行くと道端に太陽の塔のモニュメント(とはいえ万博公園の太陽の塔とは全くの別物であるが)が現れ、そこが四国山への登り口となっている。四国山へはまあまあの急登で、ようやく道が平坦になってきたと思ったら右手に山頂が現れる。おそらくは個人の有志が設置したと思しき「四国山この上」と書かれた小さい板がある。見つけられなければ山頂はスルーしたに違いない。上から四国が見えるのかと思ったが特に眺望はない木に囲まれた小さな山頂なので無理して踏む必要はなさそうだ。眺望ならしばらく先に行くと立派な展望台がある。
10:45、山頂広場に到着。展望台からは友ヶ島、淡路島、さらには紀淡海峡の向こうには遠く四国まで見渡せる。これは素晴らしい。今日はいい天気でしかも空気も比較的澄んでいて遠くまでよく見える。いや絶景かな。
東屋でラーメンを作り昼メシにして本日最後のピーク、高森山へと向かう。さて山頂広場からはルートを間違うとそのまま森林公園へ下山してしまうので高森山への縦走路へ乗らないといけないのだが、山頂広場よっぽど日当たりがいいのか辺り一面草がボーボー生えまくっていてほぼヤブの大草原と化している。縦走路への分岐がどこにあるのかサッパリわからん。
尾根の上が縦走路なのかなと見上げてみると、何やら東屋か展望台のような建造物が見える。とりあえずあそこに行けばルートなのだろう。道なき急斜面をヤブこぎしながら力づくで突破して、無理やり縦走路へ合流する。
高森山への道は、滑りそうな場所には注意を促すイラストの描かれた石が置いてあったり、ジブリのキャラクターが道端に出迎えてくれたりと楽しませてくれる。
サクラの園の分岐をすぎてしばらく登って行けば意外と早く山頂に到着する。
11:55、高森山(285m)登頂。
山頂からは真下に大川港、そして大阪湾の向こうに淡路島を望む。山頂の標識には「和泉山脈西端」と書かれている。そうか、オレたち一番西まで歩いてきたか。
山頂は海側の眺望は良いが適度に木陰もあってベンチも設置されている。風通しも良く気持ちのいい山頂だ。ここでメシ食えばよかった。次来た時はそうしよう。
最後のピークも無事に踏んだので海に向けて下山する。休暇村のオートキャンプ場で自販機を見つけてジュースをガブ飲みして加太へ向かう。やがて目の前に深山湾が現れる。城ヶ崎に立ち寄って写真を撮ろうと思っていたのに、城ヶ崎へ向かう道は落石があり工事中だとかで通行禁止になっていた。残念極まる。
海沿いの太陽照り付ける車道を4kmほど歩き、ようやく加太駅に戻ってきた。ああ疲れた。しかし達成感で心地よい疲れだ。
下山後は国民休暇村紀州加太に立ち寄り汗を流して帰る。帰りしな岩出や和歌山市に積乱雲が発生して豪雨を降らしながら北上してきていた。歩いてる最中にアレ発生してなくて心底良かった。
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