沢登り技術講習 中級編
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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感想
当初はモミソ岩予定だった沢登り技術中級ビレイ編。
戸川林道に大量土砂崩れがあったため、広沢寺藤岩周辺に変更しましたが、ご覧のとおり大沢林道も大釜弁財天より下部から随所で「この岩どこから流れ落ちてきたの?」というくらい、林道上は大小の岩と土砂が散在していました。
弁天岩や藤岩は登れますが、林道上で今までこれほどの崩落流出は記憶にありません。
あらためて先週の台風大雨の凄さを目の当たりにしました。
沢におけるアンカードビレイ、ビレイデバイスとムンターヒッチの状況においての使い分けとその理由。
フォロワーが途中で落ちた場合の引き上げと引き下し。
FIXロープの落とし穴と対応法。
エレベーター式ビレイと注意点。
アンカーが取れない箇所でのボディブレイスビレイの工夫したやり方と、その実行する際の体幹軸とロープ角度の力学的問題と対応。(専門的言葉に聞こえますが実はこのビレイを行っている人たちの多くが体験していることです)
大岩しかないときのビレイ方法と流動的セルフビレイの取り方。
などなど。
沢登りではロープを出さずにフリーで越えてしまう場面が多いのですが、その判断のさじ加減をリード者としてどう見積もるか。
意識として最重要なことはフォロワーを落とさない、落ちたらどうなるのかを場面場面でイメージして対応する。
自著にも書きましたが
「知らない」→学習不足または学習機会不足
「できない」→できる(自分のものにする)までトレーニング
「やらない」→知っていてできることを確信犯的にやらない。
沢やバリエーション的ルートってこれが多いと思います。
99%はラッキーにも何事もなく対応できているので、自身でも他人でも看過してしまっているものなのでしょうね。
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