唐松沢〜南滝〜無名沢〜八方
- GPS
- 06:53
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,619m
- 下り
- 785m
コースタイム
天候 | 曇り時々にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
北アルプスの唐松沢は最近はもうすっかりスキーの沢ということで決まっている。でもここもかつては不帰のクライミングのアプローチとしてかなり一般的に利用されていたらしい。沢登り的には溯行価値は高くはないようだけれど民俗学的興味はそそる。
できるなら唐松沢氷河を越えて稜線に出て帰ってくるのが一番それらしいが、中盤に構える南滝もうまくすれば登れそうなタイプの滝で、初トライはこちらに集中してもよいかもしれない。
いつも水の少ない八ヶ岳の沢で甘やかされているせいで水量に圧倒されてヨチヨチと進むが出発二時間少々で南滝に到着した。左側の壁は傾斜も緩めでバンド状のホールドが続いており、クライミング的にはさほど困難でなく可能かもしれない。
しかしここまでの水量でビビっていた僕は巻きを選択、しばし藪と格闘した。結果、上から覗いてみると滝を登攀したあとの弱点の少ないゴルジュの方が厄介でトライしなくて賢明だった。
たまに小雨もぱらつく天気だし、ピッケルも置いてきてしまったので上部は目指さず無名沢を溯行して八方池経由で帰ることにした。一定の傾斜で登りやすい瀑流帯が続いて気持ちよく高度が上がる。初心者には大変助かる。しかし唐松沢本谷と違って、上に氷河がないせいか水はぬるく、岩肌はぬめりが強い。登攀志向のラバーソール派だとげんなりさせられるだろう。
ギリギリまで水流を追った結果、かえって藪こぎが増えてしまった。少し早めに右岸のはげた尾根に乗ってしまった方が快適かもしれない。ゲレンデの道は立ち入り禁止ということだったので、グラートクワッド部分だけ徒歩で脚をいじめ、そこから下はリフト、ゴンドラと文明の利器に頼らせてもらった。
特に沢登りで知られた沢ではないが、写真を見返すとやはりそこそこ綺麗だし、楽しい溯行だった。もう登山道は登れないなあ?
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