記録ID: 7250963
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沢登り
日高山脈
南日高継続遡行(野塚岳−オムシャヌプリ−十勝岳−楽古岳)
2024年09月12日(木) ~
2024年09月16日(月)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 3,311m
- 下り
- 3,483m
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔酊優肇鵐優詁邯(6:15)−ニオベツ川野塚岳南面沢c780三股(7:30)−(9:30)野塚岳(10:00)−野塚岳南コル(10:30)−(13:45)野塚川野塚岳南東面沢c570二股=Ⅽ1 野塚トンネルに着くと割と寒い。あれれ、夏本番のはずなのになぁ。何はともあれ、装備を整えて出発。 c720までは河原。直後の小滝を皮切りに、以降小滝が連続するようになる。c780三股の中股Fは左岸を容易に巻く。c920二股を右に取り、ピークまで詰め上がる。薮漕ぎなし、至って快適な沢。ピークはツバメが飛びまわっていた。翼の風切り音がかっこいい。 南コルまでも薮はなし。コルからは背丈の低い笹を漕いだのち急なザレ場。これがいやらしい。c950付近の連爆は右岸CD。直後のナメ斜瀑も右岸CD。c750Fは左岸バンド状をCD。c600Fは残置捨て縄使い、左岸を懸垂下降。ほどなくするとc570二股に着く。時間は少々早いが、ホテル野塚川にチェックイン。増水○。 Ⅽ1(5:15)−(9:15)オムシャヌプリコル(10:15)−(12:15)上二股の沢c610二股=Ⅽ2 出合の釜持ち小滝のへつりがいきなり痺れる。寒すぎて絶対にドボンしたくない。後続は廣野にお助け出してもらう。c810過ぎまで大小様々なFが連続。ザイルも数回出した。詰めは山谷の記載通り、ロックガーデンを経由しオムシャコルへ。視界が開け、翌日の十勝岳北西面が威圧的に聳える。宇田川のみE峰アタック。その他の怠け者たちはコルで昼寝。 下降はガレ、ガレ、ガレ。日差しがきつくアチアチ。c610二股から少し下った右岸に幕営。増水○。 Ⅽ3(5:45)−大滝上(8:45)−(10:45)十勝岳(11:30)−(14:30)c530二股=Ⅽ3 c750右股は記録通り水量少ない。c780二股で最終協議し、左股を遡行することにする。出合の5mFは岩盤直登。一つ目の大滝は右岸の鹿道を繋いでザイルを使わずに巻けた。次の大滝は右岸草付きテラスから廣野リード。右岸を屏風状の岩の基部まで行き、回り込むように水流直登。中間支点はブッシュとハーケン。終了点は左岸立ち木。ビレイは草付き中間テラスから、30mロープいっぱい。後続はタイブロックおよびセカンドビレイ。廣野は初めての大滝登攀で男性ホルモンがモリモリ出たらしい。その後は沢が狭まり、傾斜も増し、小滝を次々に越えていく。c1150二股を右に取り、ガレ、ブッシュを抜けピークへ。直登沢と呼ばれるような沢は初めての遡行だったが、名にふさわしい渓相だった。 十勝岳で天気予報を確認すると、明日夜から明け方にかけて低気圧が通過するそう。今日中に一旦楽古山荘まで下ろして明日は停滞日にしようかと話し合う。 頂上から南にコンパス切って下降する。直下の笹藪を鹿が駆けていった。そういえば今山行はやたらと鹿を見る。抜け毛もよく落ちてる。秋ですね。沢自体は概ねなんも。c900Fは左岸CDした。滝の途中に軍手が落ちてた。なぜ? コイボクシュメナシュンベツ川本流出合でなんとなくテン場を探してみたところ、中間尾根を2段ほど上がったところに増水◎な平地を見つけてしまう。やっぱり山荘でなくここで停滞することにする。一度楽古山荘まで下りてしまうと、パーティーの雰囲気が緩んでしまいそうなもんで。それに山の中で停滞した方が沢旅の純度が高まる。山はスタイルにこだわらないと。 Ⅽ3=Ⅽ4 大雨に備えてツェルトで補強したテントに引きこもる。雨は昼前には止んだ。午後は釣り。イワナが釣れる。廣野と森川はカジカを釣っていた。初めて食べたがこいつも美味い。贅沢な完全停滞を楽しんだ。 Ⅽ4(5:00)−c780(6:30)−(9:15)楽古岳(9:45)−(11:45)楽古山荘 昨日の完全停滞のおかげで無事沢は平水に。c530枝沢合流点の釜持ち小滝は左岸へつり。ドボンした者はそのまま登った。その後は釜が連続。適当に通過できる。c600の10Fは左岸の岩盤状を直登。河原を歩いていくと正面に大きな滝が見える。c780からは連瀑が数個連続するコイボクシュメナシュンベツ川の核心部。HSはあるがぬめりそうな見た目で緊張感ある。ここをやり過ごすとあとは容易な小滝だが風が寒いのなんの。季節は完全に秋。丁寧に地図読みし例のドラム缶も無事発見。楽古岳からは歩いてきた山域が見渡せた。あとは夏道を駆け下りて終わり。 おつかれさまでした。今後も輝かしい山スキー部生活を送れることを願ってます。 |
その他周辺情報 | 三石昆布温泉 イート・アップ苫小牧本店 |
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現役といい山ができた
私は停滞絵日記がお気に入りです
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