神威岳 未踏の南西尾根から山頂へ

2024年09月21日(土) [日帰り]

• GPS: 16:32
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,679m
• 下り: 1,683m

コースタイム

日帰り

• 山行: 16:21
• 休憩: 0:11
• 合計: 16:32

距離 14.0km 登り 1,679m 下り 1,683m

0:02 神威山荘
0:07 0:08 ニシュオマナイ川第一渡渉点（神威岳登山道）
12:54 13:00 神威岳
14:37 神威岳尾根取付き
14:44 第3二股
15:22 第2二股
16:04 16:08 第1二股
16:27 ニシュオマナイ川第一渡渉点（神威岳登山道）
16:34 神威山荘
16:34 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/21 0:01

syunpaさんと一緒に登った神威岳で下見した成果を出す時が来ました！気合い十分で出発です。

0時過ぎ…荷物の軽量化と川を歩くだけなので、軽い靴で入渓しましたが、そもそもこれが間違いでした…

9/21 1:03

中ノ岳やソエマツ岳を下見した記憶はあるのですが、川沿いの登山道を歩いた記憶はぶっ飛んでいて…左岸のしっかりした踏み跡を辿った結果…

9/21 2:07

1時過ぎから沢登りをする事に…(笑)しかも足元は軽〜いフットサルシューズのオマケ付きです…

9/21 3:13

本来のフィールドとかけ離れた場所で、3時間の重労働お疲れ様でした。トレランシューズに履き替えて、目的地も替えて目の前の大藪に突撃再開です。

9/21 4:55

5時前…予定では神威岳に到着している時刻。ログも拾えずどこを歩いているのかも判らず…

9/21 5:50

1時間経過しても状況はさほど変わらず…何故なら1分間で2m程しか進めない最強クラスの大藪が相手で、しかも終わりも見えない…(笑)

9/21 7:02

7時…展望がきく高さまで上がって来て現在地も判り、目指す神威岳の姿も確認。まぁ見えただけで何時間掛かるのかはまだ判りません…

9/21 7:43

こちらは1250mピークの手前にあるポコだったはず…見た目が1839峰に似ていて撮りました。

9/21 8:00

山頂直下の斜度も、草を掴まないと登れないのも同じでした。

9/21 8:07

これから歩く稜線のギザギザ…深く考えずに進むだけです。

9/21 8:29

日高の秋は、この木の根元から始まるようです。

9/21 9:10

出発から9時間…ゼリー1個でしのいで来たので、朝食にして50円引きのヤツから頂きます。

9/21 9:21

経験上、尾根線から外れて良かったためしが無く、ここまで必死に尾根線上をキープして来ましたが…すぐ下にトラバース獣道があったとは…鹿さん…使わせて頂きます。

9/21 9:24

羊蹄山のタコガンビが、ほとんど誰も歩かないこの稜線にも生えていました。

9/21 9:55

行く気だった中ノ岳とその向こうのペテガリ岳…10時までに中ノ岳に到着する計画でしたが、10時間歩いても神威岳にすら辿り着けない現実…

9/21 10:13

売ってたら買っちゃいそうな葉っぱ…お土産にしました。

9/21 10:17

槍ヶ岳や芦別岳と同じくらい尖っている気がする1475mピーク。

9/21 10:24

この斜度+ハイマツは、カムエク手前のピラミッド峰の裏側を登った時の記憶が甦る程、強烈に行く手を阻みます。自分の記憶程あてにならない物は無い自負は、もちろんありますが…(笑)

9/21 10:33

10時半…1475mピークに到着。ですが、残るは神威岳のみ！とはならず…

9/21 10:34

垂直に切れ落ちたギザと、その脇を固めたハイマツの深緑が妖しく光ります…

9/21 11:24

山頂はこの先で見えませんが神威岳山頂直下の岩壁が見える場所まで来ました。

9/21 11:25

真下は深い深い谷…そして、

それを望む切り立った崖っぷち…因みに、ここもそうですが…

9/21 11:30

右側のハイマツが生えていない辺りも登山道になっていて…

9/21 11:34

先人のルート開拓は怖い物知らずです…(笑)

9/21 11:34

もちろんここも際々を攻めて行きます。

9/21 11:36

3つ前の岩壁写真のルート上からの1枚。もし高さを嫌って真ん中を進めば、

9/21 11:41

深緑色のニクいヤツが全力でブロックしてきます…(笑)

9/21 12:28

山頂が見える場所まで来ました。そしてすぐには辿り着きません…

12時間半以上掛かって、本当に何とか神威岳山頂に到着。

9/21 12:43

どこでどう間違ったのか(ハイ、正解には開始5分で川に降りた地点です…(笑))3回目の神威岳にいます…

9/21 12:43

アイヌの神様にも怒られそうです…(笑)

9/21 12:44

なのでひっくり返さないでそのままに…

9/21 12:59

昼食を手早く済ませ、文字通り安全に下山開始です。

9/21 13:00

ソエマツ&ピリカへのチャレンジはいつになる事やら…

9/21 13:00

ここから手前の中ノ岳まで5時間…その先のペテガリ岳まで更に5時間…で辿り着けるとは、到底思えない遥かなる頂…やっぱり日帰りは無理がある気がします…

9/21 13:16

ここから彼方の頂へ…来年こそは辿り着きたいなぁ…

9/21 14:27

暗いうちには見る事が出来なかった尾根取りつき目印の矢印岩。また来年来ます。

せっかくだからと再登場させましたが…明るい時間に慎重にルートを選べば、ほとんど靴を濡らさず避難小屋まで戻る事が出来ました。

9/21 15:44

次回の為にと、川の写真を何枚も撮りましたが…結局0時スタートなので参考にならないのも判ってはいます…(笑)

9/21 16:32

今回の道間違いはこのピンクテープを見て、喜び勇んで川に入って行ったアホミスなのは間違い無い！

9/21 16:35

16時半過ぎ…神威岳の新たな一面を見せてくれた事を、避難小屋に感謝して終えました…お疲れ様でした。

撮影機器：

COOLPIX W300 NIKON CORPORATION

感想

gengorooo

【まだ見ぬ場所】

人生何が起きるか判らないというか…(笑)　瓢箪から駒というか…(笑)
毎年タイミングを計っていて、前夜入りして20時間以上歩く覚悟で始まった山行が、わずか1時間経過するかしないかで潰え…足元にはフットサルシューズ…
目の前に立ちはだかる大藪と、1分で2mしか進めない現実…(笑)
こう書くとえらく大袈裟ですが全て実際の出来事で、ですがこの残念な感じが、ひと度稜線に出るとドキドキ&ワクワクに変わって目の前の景色に夢中になる…

今回の山行は今後の山への向き合い方や計画にも、少なからず影響する素晴らしい体験になりました。

毎回毎回、わざとやっている訳ではありませんが、すぐやらかしちゃうんですよね…特に夜！見えないのに進んでしまうから…

夜中や明け方に歩いている方々…
こんなアホミスはしないでしょうが、くれぐれもお気をつけ下さいませ…

そして間違ってしまっても、その先にもきっと良い事はありますから…