皇海山


- GPS
- 12:10
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,680m
- 下り
- 2,682m
コースタイム
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 12:10
天候 | 午前:快晴 午後:ガス→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前3時頃で5-6台でしたが、下山時には15台ほど駐車していました 増えた分はキャンプ場か”足尾の宿 かじか”に宿泊されていた方でしょうか? |
コース状況/ 危険箇所等 |
■駐車場-一の鳥居 林道を歩きます。往路は日の出前でヘッドランプを頼りに歩くことになります。がけ崩れや深い泥濘がありますので周囲も確認できる明るいヘッドランプがお勧めです。 林道には鹿・猿・狸等がでます。(熊は?) 暗闇に2つの光る眼をあちこちで見かけました。 ■一の鳥居から登山道です 登山道の標識は反射するので暗闇でも進むべき方向が分かりやすいです 逆に下山時は標識が見えにくくなり登るときと雰囲気が全く異なるので却って注意が必要かもしれません。 ■庚申山-鋸山 皇海山を目指される方はそれなりの技術・経験を積まれているので問題ないと思いますが、経験・技術・観察力・判断力・対応力、そして体力と総合力を必要とするコースです。最低でも三点確保(三点支持)ができないと厳しいです。 歩いてみてここを下山するのは体力・筋力的に厳しいを感じました。 ■六林班峠前後の笹藪漕ぎ 鋸山〜六林班峠の中間辺りから笹藪漕ぎが始まり、峠の先は15分程度(目安)で終わります。その先も部分的には漕ぎますがすぐに終わります。 今年は刈払いがされていないとのことです。 峠の先は笹藪漕ぎよりも笹の長い幹(葉がない)がなぎ倒されている状態で非常に滑りやすく登山道を見失いやすいですので注意。 登山道は何となく登山道の部分が凹んでいるのでわかります。それと木に付けられた標識をが目安として進む方位を探します。 気を付ける必要があるのは「倒木」と「木の根っこ」 かなり太い倒木もあり脛の打撲と向こう側の段差が大きいので注意。木の根っこも滑りやすく打撲の可能性大です。 ■水場 庚申山荘と六林班峠先の沢水(数か所) 因みに私は3.5L消費しました。(消費する方です) 気温が10℃程度、風も涼しかったのでこれで済みましたが、暑かったら足りなかったかも。 |
その他周辺情報 | ■庚申の湯(足尾の宿 かじかの日帰り入浴) \800 入浴時間 11:00〜15:00 14:30(最終受付) 皇海山に登られる方は健脚でないと間に合いません ■最後のお店情報:関越道・桐生方面から来られる方へ .灰鵐咼法紛篁格燭剖瓩そ隋 ヤマザキショップ 草木ドライブイン店(9時-16時) ファミリーマート 日野屋黒保根店(24H)(道の駅 くろほね やまびこの隣) セブンイレブン 群馬みどり北店 ▲后璽僉 フジマート 大間々店(9-22時) ベイシア 大間々店(9-20時) |
写真
感想
当初予定の朝日連峰縦走が台風14号の影響でキャンセルせざるを得ず、代わりに天気のよさそうな山を探していて見つけました。以前から気になっていたお山でした。
前日は赤城山を一登りし、ゆっくりと移動、まだ明るい15時半頃に駐車場に到着し車中泊。暗くなってから数台到着。
日の出が5時半頃→庚申山荘でライトを必要としない=3時出発としました。
空にはオリオン座が輝いているなか、アプリで位置を確認しながら真っ暗な林道を進みます。崖崩れで道路がふさがれている所を乗り越え、柔らかい泥で靴が沈むのも気にせず進みましたが、林道の奥から光る2つの目がこちらにまっすぐ走ってきたのには驚いて声を上げてしまいました。
姿はわからず目だけがキラリ!大きさから狸?のようでしたが、その後ろにももう1匹。
更に進むと山の斜面にも二つの目がキラリ。鹿のようです。その前後にもロックオンされているような目が分かりました。
一の鳥居から登山道が始まります。
鳥居を抜けて階段状の道を進むと反射する標識が見え、進む方向が分かります。標識間は一定ではないですが、迷いそうになると光っているのが見えるので安心です。
ほんのり明るくなってきた庚申山荘前のベンチで朝食をとり、庚申山に向けて出発。
激しく楽しい登りです。何度かルートロスし元の道に戻りました。不明瞭な道・梯子・鎖を繰り返しましたが、濡れていると滑りそうで怖いですね。
庚申山山頂から先はピークの上り下りの繰り返し。
と思っていたら急に垂直を下りる。ここが渋滞ポイントらしいです。下りている途中に「蔵王岳」の標識。
その先も鋭い歯のようなところを上り下りの繰り返しでようやく鋸岳山頂。
快晴で空は青く眺めが素晴らしいです。これを「皇海ブルー」というそうです。
鋸岳山頂直下はロープを使う急斜面で100mほど下ります。もったいない・・・
ロープ場を過ぎれば普通の登山道。不動沢のコルまで下ったら300m弱を登り返して勾配が緩くなったら皇海山山頂に到着。やっと着いた!って感じでした。
眺望はあまりなく、鋸岳の方がよいです。
帰りも長いので一休みしたら下山。と言っても鋸岳を130m登り返さないといけなく、その先は噂に聞く「笹藪漕ぎ」が待っています。
当初、笹は背丈が低かったのですが、徐々に高くなっていきます。
掻き分けは素手でもよいのですが、足元に太い倒木や滑る木の根っこがあり、足元を注意しないと脛を打撲したり転倒するので、私はトレッキングポールを使い足元を確認しながら進みました。
笹が低くなったのは女山山頂付近と六林班峠だけで、あとは漕いで漕いで漕ぎまくり。
六林班峠から先は登山道を倒れた笹が被っていてよく滑ります。登山道自体もわかりにくいので道から外れやすいです。私も一度道を外れ、おかしいと思ってアプリを確認し引き返しました。登山道は下には向かわず横に進むのでおかしいと思ったら引き返すことが肝心です。
そこから先は2時間程度ひたすら進みます。樺平(かばへい)から先は緩い登りになりますが、ずっと歩いてきて疲れているのでかなり堪えました。
庚申山荘から先は登りは真っ暗でしたので初めて見る景色です。暗い方が道が分かりやすかったような気がします。
そのころからポツポツと降り始め、一の鳥居の手前で急に本降り。しばらくすると雨脚は弱くなりましたが、ほぼ下山していたので助かりました。
駐車場に戻ると15台ほど駐車していました。前日に見た車もありましたので、キャンプ場か宿に泊まっていたのではないかと思われます。
ロングコースでしたので時間との勝負で、体力がないと厳しいルートでした。庚申山荘が再開されるまで待つことも考えましたが、それまで体力を維持できるか不安の方が強く今回来ることができてよかったです。
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