東・西篭ノ登山と池の平湿原

2024年09月26日(木) [日帰り]

• GPS: 04:39
• 距離: 6.9km
• 登り: 484m
• 下り: 484m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:53
• 休憩: 0:41
• 合計: 4:34

9:55 池の平駐車場
10:33 10:41 東篭ノ登山
11:09 11:25 西篭ノ登山
12:17 東篭ノ登山
12:50 池の平駐車場
13:04 13:13 池の平湿原
13:22 13:23 三方ヶ峰
13:47 見晴岳
13:59 14:06 雲上の丘
14:15 雷の丘
14:20 村界の丘
14:29 池の平駐車場

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

最寄り駅5:47（総武線・三鷹行）秋葉原6:27/6:31（山手線・上野方面）上野6:34/6:58（新幹線あさま601号・長野行）上田8:23
上田駅8:45（駅レンタカー・約29km）池の平湿原一般車駐車場9:40
マップコード：85 893 215　駐車料金：600円

コース状況／危険箇所等

東・西篭ノ登山周辺、池の平湿原ともにコース整備がされてました。
ただし、東・西篭ノ登山の山頂付近は岩がゴロゴロしていて歩きづらいです。
今回歩いたコース周辺にはクマの出没情報はありませんでした。

その他周辺情報

登山後、地蔵峠にある湯の丸高原ビジターセンターに立ち寄りました。
センターでは登山道の状況やお花の開花具合など親切に教えてくれます。

翌日訪れた無言館は、第二次世界大戦に従軍し戦死した画学生たちの遺作を集めた美術館です。
https://mugonkan.jp/

写真

9/26 9:52

池の平湿原一般車駐車場に駐車しました。
駐車料金600円。きれいなトイレがあります。

9/26 9:54

では東篭ノ登山に向けて出発します。

9/26 9:58

カラマツがほんのり色づいてきてますね。しかし前方の篭ノ登山はガスの中。

9/26 10:03

コメツガの樹林帯に突入。道はよく整備されています。

9/26 10:17

ゴゼンタチバナの赤い実がきれいでした。

9/26 10:33

ガスの中、東篭ノ登山に登頂。じつに48年ぶりです。

9/26 10:49

これから向かう西篭ノ登山のガスが取れました！

9/26 10:51

おー、ガスの切れ間から穂高連峰が顔を見せてくれました！

9/26 10:52

シラタマノキの実はたくさん見かけました

9/26 11:11

7月に訪れた湯ノ丸山も顔を見せてくれました。

9/26 11:16

西篭ノ登山に登頂！

9/26 11:28

振り返れば東篭ノ登山も姿を現しました。

9/26 11:39

カベンタケというそうです。花弁に似た形から名づけられたとか。たくさん出ていました。

9/26 12:12

東篭ノ登山に戻ってランチ休憩。尾根続きの水ノ塔山の先には黒斑山も。

9/26 12:16

東篭ノ登山は岩石累々の頂上です。

9/26 12:19

駐車場と池の平湿原が見下ろせました。

9/26 12:37

スギゴケの仲間かな？

9/26 12:42

見上げると一足早い紅葉が・・・

9/26 12:51

続いて池の平湿原を散策します。

9/26 12:53

カラマツの黄葉が楽しめるのは来月かなあ？

9/26 13:00

湿原内の木道

9/26 13:12

鏡池は見どころのひとつ

9/26 13:42

すっかり晴れあがった東篭ノ登山と水ノ塔山

9/26 13:56

池の平湿原の全景

ここからは本日見かけたお花たちです。
終盤のオヤマリンドウ

シラネニンジン

ドライフラワー化したミネウスユキソウ

イワインチンはたくさん咲いていて目を楽しませてくれました。

マツムシソウも健闘してくれてました

ハナイカリ

イタドリ

イワインチンの花束

ミネウスユキソウの最盛期に見てみたかった

アキノキリンソウ

ツリガネニンジン

ナギナタコウジュ

ヤマハハコ

湿原に咲くマツムシソウ

ここからは宿の周辺で見かけたお花たちです

ヤマラッキョウ

ヤマトリカブト

シラヒゲソウ

終盤だけど会えて良かった

ノコンギク？？

秋らしい色合いです

登山の翌日に訪れた無言館

森の中に建つ静かな美術館です

志ならずで世を去った有能な画学生たちの作品を見ていると切ない気持ちにおそわれました。

お庭に咲いていたヤクシソウ

google先生に聞いたら、マルバフジバカマとありました。きれいな花だけど、外来生物で一部の地域では駆除の対象だとか。

オマケの一枚はカケスさん。目測で60m位離れた木の枝にとまってました。
最後までご覧いただきありがとうございました！

撮影機器：

Pixel 8a Google

感想

gorozo

上田にある無言館という美術館を訪れてみたいという奥さんからのリクエストに応えて湯ノ丸高原にやってきました。

美術館は二日目にとっておいて、初日は篭ノ登山に登りました。
このエリアの山歩きは1976年以来です。
当時は、車坂峠から水ノ塔山、東篭ノ登山、西篭ノ登山を経て北面の尾根を下り地蔵峠方面に下山しました。
と、山日記にはそう書いてあるのですが、まったく覚えていません。
当時下った西篭ノ登山からの道も今は無いし・・。
あの頃は、いろんな山に出かけていて記憶がゴチャゴチャになっているので、今回が初の登山といってもいいと思います。

篭ノ登山は登り下りも穏やかで時間もかからず、老夫婦二人で登るには最適のお山でした。

帰りに立ち寄った池の平湿原は初訪問です。
湿原といっても乾燥化が進んでいるみたいでした。
よく整備された木道の上を歩き、咲き残っているお花を見つけてはカメラに収めました。
ビジターセンターの方に伺ったところ、毎年6月中旬頃がレンゲツツジとコマクサの見頃が重なるのでその時期がおススメですよ、とのこと。
次回はランプの宿に泊まってその時期に訪れてみよう。

翌日訪れた無言館は、戦争に駆り出され志半ばで戦場の露と消えた前途ある画学生たちの遺作を全国から集めて展示している美術館です。
作品に添えられている画学生の享年を見るとほとんどが20代でした。
もし戦争さえなければ日本の画壇で活躍したであろう俊英たちの作品を前に胸を打たれました。
上田市郊外の小高い山の上に建つ静かな美術館を訪れて本当に良かったです。