贅沢すぎるっ！百名山貸切りです。「平ヶ岳」

2015年09月26日(土) ~ 2015年09月27日(日)

• GPS: 14:11
• 距離: 22.4km
• 登り: 1,828m
• 下り: 1,828m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 1:52
• 合計: 8:47

6:29 鷹ノ巣登山口
9:26 9:27 下台倉山
10:16 10:27 台倉山
12:48 14:19 池ノ岳
14:41 14:48 玉子石
15:06 15:08 平ヶ岳キャンプ指定地
15:16 池ノ岳

2日目

• 山行: 4:59
• 休憩: 1:14
• 合計: 6:13

6:35 池ノ岳
6:55 7:00 平ヶ岳
7:25 8:08 池ノ岳
9:40 9:56 台倉山
10:35 10:45 下台倉山
12:48 12:48 鷹ノ巣登山口
12:48 ゴール地点

天候

9/26（土）天候：曇り
9/27（日）天候：曇り時々小雨　気温：テン場12℃　登山口17℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

▼鷹ノ巣登山口駐車場　
≪カーナビで設定するなら以下参照≫
【名称】石抱小屋
【住所】新潟県魚沼市宇津野852-8
【電話】025-795-2423
【案内】約1時間さらに奥に進みます。
【台数】約20台
【設備】綺麗なバイオトイレがあります。
【感想】
奥只見シルバーラインで向かいましたが、道が狭く山道が長かったため
車酔いしてしまいました。
東北道の西那須野塩原ICからの山道の方が走りやすいです。
東京からだと、東北道を利用してもさほど時間に差はないので、
帰りは東北道を利用しました。
関越：4時間10分　東北：4時間27分(Google Mapより）

コース状況／危険箇所等

▼登山ポスト
登山口にあります。

▼電波
接続率ドコモ 0%

▼水場
山と高原地図には以下の3箇所が記載してありました。
┗・台倉清水：？
山道を結構下りそうだったので未確認
┗・白沢清水：×
湧水とのことですが、水が少なく虫が浮いている。
┗・玉子石の分岐下：○
ただし沢水となるため煮沸すると◎
▼テン場
公認されている場所は2箇所のようです。
┗・玉子石の分岐下：◎
板張の指定地があり、その前が水場となっています。
1人用のテントで6張限度。
┗・山頂休憩地：○
ヤマレコユーザーShuMaeさんの情報によると、市役所確認済みとして、
「テント可能、ただし通行に支障の無い様に留意ください。」とのこと。
┗・姫の池：△
基本的にはNGのようです。知らずに張ってしまいました（反省）

その他周辺情報

▼温泉
クチコミが高い「駒の湯」を利用しました。
【住所】福島県南会津郡檜枝岐村下ノ原839-1
【電話】0241-75-2655
【料金】500円
【時間】6：00〜21：00（最終受付20：30）
【URL】http://www.oze-info.jp/spa/
【備考】駐車場から約45分
【感想】泉質は◎。会津駒ケ岳から近いため時間によっては混雑するかも⁉

写真

駐車場には綺麗なバイオトイレがあります。

登山ポストは登山口に。

百名山の中で、日帰り登山としては最もロングコース。

裏口登山もできるようですが、

正攻法の鷹ノ巣から！

といっておきながら…
テン泊ですw

蜂の巣があるようですが、特に見当たらず。

やせ尾根から先は

注意点が続きます。

ガスって幻想的と思っていたら

体調が急変…orz

ぬかるんだ場所も多く、
注意して進みます。

下台倉山

濡れた木道は滑りまくる。

台倉山には三角点のみ

この頃には完璧にダウン。

薬を飲んでしばし休憩。

台倉清水

水場があるようですが、山道を下るようだったので未確認。

続いて2つ目の水場「白沢清水」

湧水とのことですが、
水が少なく虫が浮いているのでバス！

天候とともに
体調もやっと回復！

ニセピークに騙された後は

景色が一変！

ついにキター！！！！

天上の楽園です。

絶妙のタイミングで天気が回復してくれて感動！

おたまじゃくしがたくさん。

平ヶ岳はほんとに平らだなぁ。

雲に包まれたバージョンも
悪くない。

特等席に幕営しましたが、

後で知りましたが、ここでの
キャンプを控えましょうとのことです（反省）

アタックザックに
荷物を詰め込み

たまご石へ散策

登山者が1人もいなく、

この景色を独占！！

たまご石

体幹が強いようですね。

何故こんな所に？
改めて不思議な光景である。

パノラマでお送りします。

穏やかな雲海が広がる

朝ごはん中は雲海が綺麗だったのに、あっという間に
ガスワンダーランドへ。

前日に登っておくか、
早く出ておけばと少し後悔。

山頂付近のテン場は
多く貼れそうです。

三角点を大切にするって概念
ありませんでした…。

チングルマの果穂（カスイ）

やせ尾根の注意点で小雨に遭い慎重に下山。

森に広がる雨の匂いが
心地よい。

感想

iamclimber

さて今週は日帰り最難関といわれる平ヶ岳へ。
百名山の中で、日帰り登山としては最もロングコースということで、
せっかくならのんびりしたいと思いテン泊で行くことにした。
ただ、事前に調べてみると、テン場が少なそうだ。
ということで、前夜に出発し早朝から登ることにした。

行きは関越の小出ICで降り、奥只見シルバーラインで向かう。
街灯もなく、狭いが整備された山道をひたすら進んでいたら、
運転していたにも関わらず酔ってしまった。
東京からだと、東北道を利用してもさほど時間に差はないので、
西那須野塩原ICから向かう方が運転しやすいだろう。
そんなこともありながら、なんとか深夜に到着。

翌朝起床すると、6時頃に1組だけ登山客が現れただけだった。
登り出し、痩せ尾根に出る頃に体調が急変。頭痛・吐き気・だるさに襲われる。
ここ最近体調がよくないのに、無理して登山に来たからだろうか。
なんともない道も辛く、痩せ尾根の注意点を越える頃には完璧にへばってしまった。
薬を飲み休憩を繰り返しながら、ゆっくり登っていく。
ガスっていた事もあり、周りの景色などほとんど見向きもせず、ひたすら登ることに集中。

ニセピークに騙されながらやっと姫の池に到着すると、目前に天上の楽園が広がる。
テン場への到着にあわせてか、体調・天候ともに回復し、あまりに急に景色が一変したので、
感動も人一倍であった。

この日は結局、1組だけ日帰りの登山客を目撃しただけで天上の楽園は僕らの貸切であった。
テントを貼って昼食を食べ、のんびりとたまご石に散策に出る。
その後は何をするわけでもなく、眼下に広がる穏やかな雲海をいつまでも眺めていた。
この景色を日帰りでささっと帰ってしまうのは本当に勿体無いので、テン泊を勧める

翌日下山してると、早朝から何名も登山客が現われた。
前日特に天候が悪いわけでもなかったのに、休日に百名山を貸切ることができるとは
本当に運がよかったようである。

（体調が悪化していたら、他の登山客もいないし大変だったに違いないということは
考えないでおこう…）