ゴンドラリフト最終便に間に合うか、西吾妻山

2015年09月28日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,253m
• 下り: 1,253m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 0:55
• 合計: 6:30

9:20 グランデコ・パノラマゴンドラ山麓駅
9:30 9:35 グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅
11:50 12:00 西大巓
12:40 西吾妻小屋
12:50 13:05 西吾妻山
13:10 西吾妻小屋
13:50 14:05 西大巓
15:30 15:40 グランデコ・パノラマゴンドラ山頂駅
15:50 グランデコ・パノラマゴンドラ山麓駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/28 9:27

ゴンドラから西大巓、西吾妻山が見える。

9/28 9:36

ゴンドラ山頂駅の登山口。

9/28 9:39

ヤマハハコが咲いている。

9/28 9:44

ススキも磐梯山を眺めている。

9/28 9:56

青空の下に、木々の葉が色づいていた。

9/28 9:58

磐梯山の下に、ゴンドラ乗り場駅が大分小さくなってきた。

9/28 11:14

花が咲いたような。

9/28 11:24

ナナカマドの実が赤く輝くよう。

9/28 11:24

灌木の中の、ごろた石の道が長く続く。

9/28 11:26

枯木にナナカマド。

9/28 11:27

エゾリンドウがまだ咲いていた。

9/28 11:37

ナナカマドの葉も色づきはじめた。

9/28 11:45

西大巓か方向から西吾妻山。何ともなだらか。

9/28 11:58

ドウダンツツジ。

9/28 12:06

西大巓から山腹の道を下る。

9/28 12:25

西大巓を振り返る。

9/28 12:31

西吾妻小屋付近の湿原。草紅葉が綺麗だ。

9/28 13:04

これだけ地味な山頂もめずらしい。

9/28 13:10

西吾妻小屋まで戻ってきた。

9/28 13:11

ゴンドラの最終便が心配。急ぎ足。

9/28 13:22

西大巓への登り返しが控えている。

9/28 13:30

何の花？

9/28 13:48

西大巓まで戻ってきた。一休み。

9/28 14:00

西吾妻山よ、さらば。

9/28 15:09

磐梯山を正面に見て、下る。

9/28 15:11

安達太良山。

9/28 15:11

9/28 15:12

ヤマハハコが一面に咲いていた。

9/28 15:25

ススキの間にアザミの花が。

9/28 15:26

秋色。

9/28 15:31

9/28 15:34

登山口まで帰って来た。ゴンドラ最終便30分前。

9/28 15:44

夕日に染まる安達太良山を見ながら、ゴンドラで下る。

撮影機器：

PENTAX K-r PENTAX

感想

iidesan

　西大巓から西吾妻山に向かう鞍部で、はっとして、切符を取り出し、確認すると、ゴンドラの下りの最終便は午後4時となっている。
　現在の時刻は12時。これから、西吾妻山山頂まで登ってから、下山するとなると、ゴンドラ最終に、間に合うだろうか。地図のコースタイム通りに行ったとしても、40分ほどの余裕しかない。しかも、ここまでの時間を見ると、コースタイムより30分ほど余計に掛かっている。休憩や昼食の時間を考えると、ちょっと危ないかもしれない。

　朝はかなりの時間的余裕を持って、家を出たはずだった。磐越道を会津坂下まで来たところで、これだと早く着きすぎると思い、高速を降りて、一般道を行くことにした。しかし、これが全ての間違いの元だった。途中で、うろうろと道に迷い、結局、ゴンドラに乗ったのが、9時20分、山頂駅の登山口を登り始めたのが、9時半を回ってしまっていた。
　空は晴れて、歩き始めると少し暑いくらいだ。カミさんは、5月以来の久しぶりの登山、しかも暑さに弱いので、ペースが上がらない。西大巓までは、樹林帯の中のうっとおしい登りが延々と続くことが、いっそう体力を消耗させ、辛そうだ。30分に1度くらい、休みを入れたため、西大巓まで、2時間半近く掛かってしまった。
　樹林にさえぎられた展望のきかない道がずっと続いただけに、西大巓からの眺めはすばらしい。西吾妻山に伸びていく尾根や谷の広葉樹の赤や黄と、針葉樹の緑のコントラストが美しい。
　しかし、ここから一旦、60メートルほど下り、山頂まで170メートル登り返さなければならない。
　その下りのところで、ゴンドラの最終運転時間に気がついたのだ。カミさんにそのことを話すと、えっという顔をした。ともかく急ごう、といって、ペースを上げた。カミさんも無言で、必死に着いてくる。
　西吾妻小屋の付近の湿原のせっかくの草紅葉も、目に入らないくらいに、ひたすら山頂を目指した。

　西吾妻山の山頂は、樹々に囲まれた、展望の全くない、小さな空間だった。そこに「吾妻連峰最高峰・西吾妻山・標高二〇三五米」という木の標柱が立っているだけだった。これだけ地味で、何もない山頂というのも珍しい。
　標柱の傍らに座り、昼食を食べる。用意して来た豚汁を作る時間的余裕がないので、お握りだけ急いで、頬張る。
　その最中に、かなり年配の男女が登って来た。どちらから登られたのですか、と尋ねると、我々と同じ、ゴンドラ経由だという。二人は、時間を置かずに、直ぐに下って行った。

　我々も、15分ほどで、昼飯を済ませて、下山に掛かる。4時まで、残り時間は3時間弱、このペースで行けば、何とか間に合うが、カミさんの体力が持つかどうか。
　間に合わなければ、歩いて下る道もあるから、というと、とんでもない、という顔をした。
　小屋を過ぎてすぐ位に、山頂で会った男女に追いついて、先行させてもらう。あの二人、ゴンドラに間に合うのだろうか、と自分達のことをさておいて、心配してしまう。
　西大巓に着いたのが、1時50分。下り一方なので、2時間あれば、何とかなりそうだと、少し安心する。
　しかし、油断はできない。そこからの下りは、ゴロゴロした石が重なり、さらに木の根の張る、悪路が続く。転倒しないように、焦らず、しかもペースを落とさず、時計を見ながら、ひたすら下った。

　ようやく、樹林帯を抜け、ヤマハハコの白い花々が風に揺れる斜面を下り、ゴンドラ駅に着いたのが、3時半だった。必死に歩いたせいか、結果的には、最終便の出る30分前に下山できたことになる。それにしても、何とも気の急く山登りだったことか。

　ゴンドラに乗って、人心地ついて、遠くを眺めると、去年の同じ時期に二人で登った、安達太良山の白い山容が夕陽に染まり、何とも神々しく見えた。

コメント

ukizaru

何の花？
初めまして、ukizaruと申します。
トラブル無く、ゴンドラ間に合ってよかったですね！

写真の何の花？は、チングルマの花の後の綿毛（種子）だと思いますよ。
この綿毛トルネード状（竜巻）の様になったりします。
花から綿毛に成るので、私の一番好きな高山植物です。

iidesan

Re: 何の花？
ukizaruさん、お教えいただきありがとうございます。
チングルマが秋になると、こんな風に変身するのですね。
西吾妻山と西大巓の鞍部に咲いていました。
銀色の綿のような、羽毛のような不思議な花だと思い、写真に撮りました。