尿前川本流 しとまえ大滝登攀 2024.09

2024年09月29日(日) [日帰り]

• GPS: 12:42
• 距離: 12.9km
• 登り: 993m
• 下り: 993m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:32
• 休憩: 0:11
• 合計: 12:43

距離 12.9km 登り 993m 下り 993m

5:53 スタート地点
5:55 5:57 中沼登山口
16:54 17:00 銀明水避難小屋
17:17 つぶ沼コース分岐
17:35 17:37 上沼
17:53 17:54 中沼
18:35 中沼登山口
18:36 ゴール地点

岩手県側・秋田県側に登山口を有する「焼石岳」。その麓にある「しとまえ渓谷」。そこには「しとまえ川」という入渓者を飽きさせない渓相の沢がある。枝沢も多く、特徴がある沢が多い。
今回遡行した「本流」には大滝50mを筆頭に「三折れ滝」「夫婦滝」「百ナメ滝」などがあり、大規模な滝登攀が楽しめる。ゴルジュ帯や100mは続くといわれるナメ床も見所。
明るく楽しい沢で日帰りできる。県外からの入渓者のほうが多いかも。

天候

霧雨〜曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

焼石岳中沼登山口駐車場　スタート地点

コース状況／危険箇所等

【焼石岳】盛岡圏の人はなかなか来ないらしい。玄人向けの山域という気がする。
ハイキングとか縦走は静かな山域に抱かれる感が深い。
銀明水や金明名水の水場は潤沢に美味しい水があり、小屋も綺麗に管理されている。

【尿前川本流】
日帰り3級、ラバーソールが効く。ただ秋は夫婦滝上からはひどくぬめる。
大滝がたくさん出てきて面白い。ナメ床も見所でゴルジュ帯もあるのに明るく楽しい印象。入渓者を飽きさせない日帰り沢でお勧めの一本。藪漕ぎも無し。岩が脆いので注意。

その他周辺情報

クアパークひめかゆ：２０時受付終了。700円。
https://himekayu.jp/
ビストロきっちょむのメンバーも宿泊していたお宿兼日帰り温泉。

雪華お気に入りの「やけいし館」は2021年をもって営業を終了していまいました。。残念。

写真

9/29 5:59

今日は会のメンバー二名と。

9/29 6:27

今日は晴れの予報だけど朝は霧雨

9/29 6:36

udogamoriさん、サイトウ君ともに初しとまえ

9/29 6:36

ここは見応えあっていつも好き

9/29 6:43

ハタシロ沢出合い

9/29 6:50

風呂沢出合い

9/29 6:56

F1　フリーで

9/29 7:04

今日のヒョングリ

9/29 7:08

しとまえ川を「ヒトマタギ」。
ここを命名したい。奥利根本谷のようにw。

9/29 8:05

三ツ折れ滝

9/29 8:17

フェースをトラバース

9/29 8:43

いつもは巻いてるとこだからこの沢床部分は初めて

9/29 8:59

F3の真下に行く

9/29 8:59

ショーシャンク的なサイトウ君

9/29 9:00

かわいいポーズのudogamoriさん

9/29 9:22

しとまえ大滝到着。
今日も美しいブルーだ

今日は大滝50Mを登攀するよ。
みんなで相談して草付きトラバースより大滝登攀のほうが安全と踏んだ。雪華も前回登攀通過してるしね。

ここまでは割と大丈夫。この上が水の中に入るシャワークライム。穴の空いたサビサビハーケンもあった。新しいのを打ってランニングをセット。

9/29 10:18

初しとまえで大滝できるudogamoriさん。
熱いハートの持ち主(^-^)
サイトウ君のは雪華がセカンドビレイ中なので撮れなかった。

9/30 11:25

続く5M滝

どんどん行く

9/29 11:21

いつもちょいワル右岸から登るけど、今回は左岸巻きにしてみる

もふもふ苔があって、めっちゃフリクション効くね

9/29 11:45

実は巻き道が明瞭。ハッキリとしたミニ沢まで行き降りる

9/29 11:54

なめなめエリア

9/29 11:57

夫婦滝。来年は女滝から入る「右俣」をやりたい。かなりシブイらしい。「いわての沢」では「三日かかった」とある。

9/29 12:35

今日は滝寄りのルートで。
そうすると、50Mでも奥のしっかりした木にアンカーを設置できる

9/29 13:09

かっこいい滝

9/29 13:11

百なめ滝。秋のぬめりが酷く、草付きの中も歩いた

9/29 13:19

百なめ滝の最上部は登れる滝になっている。
フリーで

9/29 13:29

フリーで。岩が脆くて剥げてくるのでちょっと怖かったそう

9/29 13:49

上部感出てきた

9/29 14:21

ハクサンフウロ　休憩〜30分位はいたかも

9/29 14:21

イワイチョウ　休憩はお花畑で

ここ、実は「チョックストーン滝」。ぜんぜん気づかなくて左岸巻してみたら、めっちゃ巻道明瞭でビックリした。

9/29 14:49

1200m地点。ここは開けていて電波が繋がった。(docomo)会に現状位置報告。

9/29 14:51

この写真と共に。安全遡行中〜

この時点ではチョックストーン滝を通過済みなことをまだ気付いていない雪華

9/29 15:51

ダイヤモンド焼石？

9/29 16:02

脱渓は、沢が85度位折れ曲がって、このナナカマドから上がると登山道めっちゃすぐ。

撮影機器：

SC-51B samsung

装備

個人装備

軽量化 防寒対策 ハンドアッセンダー

共同装備

50m×1 20ｍは使用せず ガス ツェルト サワーサンダル ハーケン ゴルジュハンマー

感想

雪華

今回は会の中堅メンバーudogamoriさんとサイトウ君とで行ってきた。udogamoriさんは岩トレで人工登攀の練習もしっかりしていて安定感があるし、サイトウ君は沢3回目だけどセンスを感じるメンバー。もちろん室内クライミングをしていて登攀的には問題無し。お二人の経験の一助となればと思いご一緒させて頂いた。

しとまえ沢は明るくて楽しい沢。ただし規模はホームにしている夏油の沢よりも倍位はある。
次々現れるゴルジュ帯のへつりや大滝登攀の対応力が必要。
思ったより水はまだ冷たくなく、シャワーしながらの大滝登攀や、脆い岩肌のフリークライミングができてお二人の経験値もかなり増えたと感じる。私としては初オールリードで無事に安全遡行を終えることができた。
ゆっくり歩いたので今回は直近で一番疲れなかった。

残念だったのは、今回もまた天気が良くないこと。朝からちょっと霧雨だし山にはガスがかかってる。撮った写真も暗い。ほんと今年は天気が不安定でイマイチ。
カラっと晴れた日にしとまえを遡行したかった。

季節は10月になる。あと1か月位で「沢納め」。
「来年の沢の為に今何をすべきかという集大成の時期」だなって、この時期になるといつも思う。
今回お二人とご一緒できて私も来年の為の経験値が増えました。ありがとうございました。