栗駒山
- GPS
- 03:16
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 512m
- 下り
- 516m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
前回の九重が消化不良に終わったので、今度は東でリベンジ。
紅葉のピークを狙って栗駒まで遠出する。人生初岩手。麓の一ノ関は、平泉への起点ということもあり、観光都市といった趣き。登山口(須川温泉)にむかう途中にも、厳美渓という景勝地がある。
須川温泉行きバスは、やがて山間の険悪な道を右に左に大きくカーブしながら、山肌を縫い、霧濃い須川温泉に着く。なかなかの温泉地だが雨。結局雨具、スパッツのフル装備。
歩き始めは「温泉地獄」的な風景の続く、自然探勝路を進み、三途の川を渡渉すると、本格的な登り。結構な急登が繰り返される。地面が深くえぐれた粘土質の道が続くので、スパッツは正解。ただ雨具は最初の20分ぐらいで、後は終始曇りのため、暑苦しいだけ、という悲しい展開。最盛期ということもあって、数多くの下山者とすれ違う。1時間ほど歩いて、急登が落ち着くと、紅葉の海に突入する。振り返ると紅葉の絨毯が広がる。「天国の絨毯」と呼ぶらしい、と辺りの物知り風の人が言っていた。惜しむのは、晴天でないので、色映えが悪いこと。ただ充分に見応えがある。
頂上直下は、やや飛ばしてきたのと、団体の下山者が一斉に道を譲るのもあって、ペースが乱れて、ばててしまった。
広い山頂には人がたくさん。いわかがみ平方面が開けていて、紅葉の広大な絨毯が眼下を埋め尽くし、その中を走るトレイルにポツポツと見える登山者がアクセントを添える。ガスが流れているのも、これはこれで良い画だ。休むでもなく、その風景を胸いっぱい充して、立ち尽くす。次々登山者が登ってきて切れ間がない。ここまで混む山は初めてに等しい。
ずっと居たいのはやまやまだが、下山を始める。この紅葉の絨毯を素通りするというのは、土台無理な話。足を止めカメラを構え、また歩く。10歩も歩いてないのにまた足を止める。そんなことの繰り返し。なんとも贅沢な下りだ。紅葉の絨毯を過ぎると、石畳の細い道になり、渋滞にはまる。よく見ると前方に若い団体が、横いっぱいに広がって、くちゃくちゃ喋りながら、ダラダラ歩いている。格好は普段着なので、山登りの覚悟で歩いていないのは明らか。結局その渋滞を抜けるのに結構な時間がかかってしまった。
このいわかみ平からのコース、道の整備がよく、また急登も少ないので、登りやすい。事実こっちのコースを歩いている人は素人のような格好、もっと言えば普通の観光の延長のような人が非常に多かった。
バスは全部で9台出たようだ。駐車場行きのシャトルは、席が埋まるとどんどん発車していく。
しかしこのクソ暑かった今年の夏を経ても、なお自然は、いつものように時期が来れば、色付き、葉を落とす。どこか健気さを感じる。いずれこのような光景は目にできなくなるのだろうか。
総括
大満足
天気が良い時同じ時期にまた来たい。
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