安楽な北横岳から想定外の難路の三ツ岳へ

2024年10月14日(月) [日帰り]

• GPS: 06:56
• 距離: 6.4km
• 登り: 369m
• 下り: 374m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:46
• 休憩: 2:10
• 合計: 6:56

8:46 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
8:59 坪庭
9:34 9:35 三ツ岳分岐
9:52 北横岳ヒュッテ
10:05 10:20 北横岳（南峰）
10:25 11:14 北横岳
11:17 北横岳（南峰）
11:26 北横岳ヒュッテ
11:31 11:38 七ツ池
11:40 11:41 北横岳ヒュッテ
11:45 11:54 三ツ岳分岐
12:32 12:39 三ツ岳３峰
12:56 13:02 三ツ岳２峰
13:13 13:47 三ツ岳１峰
14:59 雨池山
15:23 雨池峠
15:30 15:31 縞枯山荘
15:42 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅

今回は不慣れなパートナーもいて、想定外の三ツ岳の厳しい岩場で四苦八苦し、予想外に時間がかかってしまった。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

北八ヶ岳駐車場に駐車し、北八ヶ岳ロープウェイにて山頂駅まで

コース状況／危険箇所等

北横岳へのルートは全く問題無し
三ツ岳�喫�、�曲�、�景�は岩場の連続でヘルメット装着推奨

その他周辺情報

ロープウェイ山麓駅のコケモモソフトクリームは美味しい

写真

10/14 7:59

始発の出発待ち

10/14 8:52

少し登ってロープウェイ山頂駅を見返すと

10/14 9:42

あっという間に北横岳ヒュッテ到着

10/14 9:43

オコジョの手拭い良いね

10/14 10:04

北横岳南峰からのパノラマ

10/14 10:11

蓼科山と背景の北アルプス

10/14 10:11

穂高連峰、槍ヶ岳もクッキリ

10/14 10:14

南アルプス

10/14 10:17

穂高連峰、槍ヶ岳

10/14 10:17

後立山連峰

10/14 10:18

八ヶ岳

10/14 10:18

八ヶ岳と南アルプス

10/14 10:26

北横岳北峰到着

10/14 10:33

蓼科山頂ヒュッテが見える

10/14 11:33

七ツ池

10/14 12:41

三ツ岳�景�手前の鎖場

10/14 12:43

三ツ岳�景�

10/14 12:44

三ツ岳�景�から北横岳と蓼科山

10/14 12:58

三ツ岳�曲�の雄姿

10/14 12:59

三ツ岳�景�から�曲�方面

10/14 13:04

三ツ岳�曲�から�景�方面

10/14 13:16

三ツ岳�曲�

10/14 13:55

三ツ岳�喫�

10/14 13:56

三ツ岳�喫�から�曲�と�景�方面

10/14 13:59

雨池

10/14 14:23

下りはこんなところが多い

10/14 15:02

雨池山展望台

10/14 15:03

ロープウェイ山頂駅が見えた

10/14 15:24

雨池峠

10/14 15:28

木道はありがたい
歩きやすい

10/14 15:30

趣のある縞枯山荘

10/14 15:31

この字体に味がある

10/14 15:50

坪庭全容

10/14 15:53

三ツ岳
ここがあんなだったとは

10/14 16:00

予定より3時間遅れて大分、陽が傾いてしまった

10/14 16:03

来年は赤岳に行こう

撮影機器：

NIKON Z 7 NIKON CORPORATION

OPPO Find X3 Pro OPPO

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

SunPay

久々の夫婦でのハイキングを計画した。自分ばかり山に行ってると怒られてしまうんでね。

妻は最近登山からは遠ざかっており、筋力も維持は出来ていないので、簡単に登れて、天気が良くて絶景を眺められるところで探したところ北横岳に行こうということになった。ロープウェイ山頂駅からの単純な往復ではつまらないので、ちょっと足を延ばそうと三ツ岳経由のルートで周回することにした。

この時、縞枯山荘周辺の歩きやすい散策路をイメージしていて、ゆっくり歩いても余裕でお昼頃には戻ることができる予定だった。

北横岳へは小学生のハイキングレベルで楽々到着。南峰、北峰ともそれぞれ絶景に巡り会えた。八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス（穂高連峰〜白馬岳）、四阿山、浅間山と360度の眺望で、今までで最高の眺めを目にすることができた。

下山してから美味しい信州サーモンを食べるつもりだったので、南峰でカップ麺を仲良く半分個し、北横岳ヒュッテでオコジョの手拭いを買って、七ツ池に到着。ふーん、こういう所なのねということで写真を撮って調子よく下っていくも、三ツ岳分岐を通り過ぎてしまった。

ヤマレコの地図を頼りに分岐と思われる個所まで戻ってくると、分岐の案内板があったので分かったが、下る時には分岐から脇にそれる道が細くて気が付かず通り越していた。確かに「この先、三ツ岳は岩場で危険です。軽装での方は入らないでください。」というようなことが分岐近くの看板には書いてあったと記憶しているが、ちゃんと登山するかっこしてればいいんでしょ？ぐらいにしか思わなかった。北横岳への往復ルートが安易過ぎて三ツ岳とのギャップがどれほどあるかが想像もつかなかった。

三ツ岳へのルートに入り込むと、登山道は狭く、加速度的に岩が増えて大きく険しくなり、どんどん歩きにくくなり、進む速度も遅くなっていった。これは初心者レベルの妻を連れて歩くルート選択としては失敗したか？との焦燥感も出てきたが、変に不安を煽るのも良くないと思って黙っておいた。

大きな岩を跨ぐだけならまだいいのだが、進むにつれて、岩を乗り越え、よじ登り、大きな段差を下り、不安定な足場で慎重に歩を進めることが必要になり、�喫�手前ではとうとう剣岳のカニのヨコバイのような鎖場まで出てきてしまった。大きな岩が折り重なっているので、岩と岩の間には大きな裂け目がぽっかり空いており、そこで足を滑らせようものなら5メートルくらい滑落してしまうような個所もあった。自分でルートを選択したのだが、こんなの聞いてないよ〜！状態だ。

幸い、妻は登山の筋力は不足気味でも、運動神経は良いので、トリッキーな岩場の登り降りも難なくこなし、疲労は見せてはいたが、最後まで怪我することなく踏破できた。途中、何なのこれ〜！とさんざん文句は言われたが、アスレチックのような岩場の行程を楽しんでいる風ではあったので救われた。

今まで難路と言われる前穂高岳直下の重太郎新道や槍平から南岳に至る南岳新道も通ったことはあるが、危険な岩場の連続という点では、同程度の難易度だとおもう。信州 山のグレーディングで言えば難易度CからD程度だろうか。スズラン峠から縦走中のカップルがいたが、先週行った剣岳よりも酷いくらいとのことだった。本当か？

いずれにしても三ツ岳�喫�〜�景�の行程では、ヘルメット必須と言ってもいいと思う。

�景�からの下りで軽装の母娘に会ったが、やはり坪庭と北横岳の往復ではつまらないから軽い気持ちで三ツ岳に足を踏み入れたがこんなにハードだとは思わなかったと言っていた。

最後は雨池峠から縞枯山荘経由で山頂駅に向かうが、この木道は歩きやすくて天国。終始こんな登山道が続くことを想像していたのだが、三ツ岳は全く逆、それも一般登山道よりも何倍も激しい岩だらけの難路だとは思いもよらなかった。事前に情報を確認しなければ駄目だね。

慣れない妻が怪我せず下山することを最優先に、慎重に進んだのでコースタイムは大幅に超過した。足が疲れたというので途中からザックを持ってあげた。日帰り装備で軽いので問題は無かったが、ザック2つ持って下山するのは初めての体験だったが何とかなった。

16時のロープウェイで山麓駅まで下りてきたら、登山客はほぼいなかった。おかげてゆっくり買い物ができた。

ロープウェイ山麓駅で食べられるコケモモソフトクリームは500円とちょっと高いけど、とてもおいしいのでお薦め。