トンボユリ〜ナッチョ
- GPS
- 06:01
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 756m
- 下り
- 759m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トンボユリは昔の道が明確であるが、最後は消えていたので北尾根にシンドイ斜面を登ることになった。 ミタニ峠から国道迄の谷筋は林道までの谷の中は倒木や崩落でそのつもりが必要だ。小出石バス時刻に間に合いそうもなくて、急いで何とか間に合うことが出来た。 |
写真
感想
『トンボユリ』という妙に気になる名称がナッチョの南西部にあるらしいというので、その近くへ行って来た。
小出石バス停から、ナッチョ登山口、シャクナゲ尾根登山口を過ぎて、百井へのR477を進むと、右側に何やらチェーンゲートがあるので、その先が入口かと思いきや、谷に下れそうもないので、ゲートに戻ってその中に勝手に入り込んだ。しかし、何処から谷に降りて渡渉をするのか迷いながら、急傾斜な雑木放置現場を無理やり下って対岸の台地に出た。暫く台地を進むと堰堤があるので、その上で再び渡渉をしてトンボユリらしき尾根に取り付いた。
尾根をしばらく進むと、左に踏み跡が続く様なのでそれを進むとトラバース状の尾根芯から左に外れたコースだ。これがトンボユリのコースではないかと勝手に思い込んで、このコースを進むことにした。コースは左の谷に沿って忠実に緩い傾斜のトラバースは快適であった。どこまでこれは続くのであろうかと思っていると、その踏み跡はいつの間にか探しながら斜面を上に下にウロウロしだしたので、稜線を目指して急な傾斜を喘ぎながら進んで、稜線に出てホッとした。稜線は疎林で踏み跡もあって、稜線のほうがやっぱり歩き易いのだろうな?と思いながら、側斜面のシンドサに納得をした。
それから、しばらくで前ケ畑からのナッチョへの稜線にでて、直ぐに686mの鞍部に到着した。これでナッチョへは直ぐだろうと安心したが、意外とそうでもない。かなり昔に焼杉山から百井峠を経てナッチョへ薄い雪の時に歩いたことがあったな!と思いながら稜線を歩いたが、何の記憶も戻らないまま、ナッチョから小出石への下山分岐に出た。そこから直ぐのナッチョの山頂には子供も含めたお母さんたちが20名以上がワイワイとしていた。
山頂すぐ北側で大部隊から離れてランチとした。大人数が下山した山頂は寂しい気もするが、静かに山頂からの景色を楽しんだが、琵琶湖が見える位置は限られていて、木々の枝や葉が繁茂していることを知った。
ナッチョからミタニ峠まで北行して、ミタニ口まで三谷を下ろうと、長い稜線歩きは小さなアップダウンが多くもう嫌だなと思う頃に、かつて12月下旬に花折峠からラッセルをしながら這う這うの体で到着したミタニ峠に着いた。
もうこれで、小出石のバス停時刻まで大丈夫だろうと思ってみたものの、この三谷のことは10年以上前の記録を読んだだけなので、少し不安を感じながらであった。
峠からの下りは意外と傾斜がきつく、九十九折の古い道は倒木と落石で踏み跡の不明確な状態を見て、最近歩く人が少ないことを知った。これは覚悟しないといけないかもしれないと感じながら、広い谷の九十九折れを時々あるウクライナ色のPP紐のテープを頼りに進んだ。
谷が狭まってくると、今までのような九十九折れではなく、急な狭い谷に足を踏み入れることになった。谷を進めないと側壁の比較的緩斜面のトラバースで、ウクライナ色のテープを心強く感じながら、それを探しながらの谷下りとなった。かなり急傾斜な岩交じりの個所もあって、これが続くと、バス時刻には間に合いそうもないかもしれないと、不安が増大してきた。渡渉も水の中に靴を浸しながら滑らないように注意して時間をかけて進んでいると壊れかけの林道が現れて、ホッとしたものだ。これで急げば何とかなるかも知れないと思うのだが、この谷を知らない人間に何が判るのか?と思い直して、なるようになるだろうと思いながらも、急ぎ足で行こうとメンバーに声を掛けて先行きの判らない悪い林道歩きに注力した。
いつの間にか、林道は舗装されていて国道迄の距離をGPSの距離表示と地図を見比べて、不安になったり、何とかなるかも、と思ったりの長い時間が過ぎたころ、国道にでたものの、車では走っているが歩いたことのない小出石までの長いことながいこと。GPSの時刻との睨めっこをしながら歩いて、小出石バス停にバス時刻の5分前に何とか到着して事なきを得たのだった。
今回のハイクは『トンボユリ』なる名称が気になっただけのナッチョへのハイクであったが、それらを納得できたわけでは全くないが、その一端を歩けたかもしれないと言うだけで、十分な気持ちになっている自分がいたのだった。
”八”、”竹”、”兵”
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