渡良瀬遊水地で秋の花探し

2024年10月14日(月) [日帰り]

• GPS: 04:52
• 距離: 18.1km
• 登り: 5m
• 下り: 5m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:26
• 休憩: 0:27
• 合計: 4:53

距離 18.1km 登り 5m 下り 5m

11:23 渡良瀬遊水池会館
12:23 12:24 渡良瀬遊水地展望台
12:40 12:50 谷中村史跡保存ゾーン入口
13:38 渡良瀬遊水地展望台
13:59 新赤麻橋
15:42 15:43 渡良瀬運動公園
15:55 16:10 小屋カフェ G-conchi (じーこんち)
16:16 渡良瀬遊水池会館

第三調整池を北上しましたが、暗くなる前に帰れそうにないことに気づき、途中で引き返しています。今回は遊水地の北半分しか歩いていませんが、それでもかなりの距離です。ゴール直前には民家の庭先で営業しているカフェに立ちより、休憩しました。歩いた後は第二調整池の北側にある「生井桜づつみ」に車で移動、夕焼け目当てで陣取るカメラマンたちに混じって日没の写真を撮影しました。

天候

晴れ、ときどき曇り、のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

栃木市藤岡総合体育館に隣接する「渡良瀬遊水池会館」に車を置き、敷地内の「湿地園」を見学。遊水地の堰堤に沿って歩き、途中からは堰堤を離れ遊水地内へと進み、「体験活動センターわたらせ」で開花情報を確認。旧谷中村役場跡を中心とした史跡ゾーンを見学後、北の方の第二、第三調整池を回って出発点に戻りました。

コース状況／危険箇所等

�．筌峅磴�います。刺されると痒いです。防虫剤は必須かも。
�▲ぅ離轡靴�います。あちこちの茂みにトンネルがあり、奥でゴソゴソいっています。足下からロケット砲が発射されたかのような物音も聞かされました。
�Ｆ�差しを遮るものがありません。帽子や日傘をお持ちください。
�げ討硫屬禄�盤、目当てのイヌセンブリはまだ姿もありませんでした。
�イ澆鵑覆�気になる猛禽類はこれからのようです。

その他周辺情報

�―佝�前に今日歩いたコースにも近く、以前から気になっていた行列の店「青竹手打ち佐野ラーメン麺屋てつ」に立ち寄りました。創作ラーメンのような繊細なスープに腰のある太麺がマッチしていました。ボリューミーな餃子も絶品です。
�▲魯ぅ�ングの途中で、出発地の体育館近くにある「小屋カフェ G-conchi (じーこんち）」に立ち寄りました。各種飲み物やスイーツのほか、食事メニューも充実していたので次回はランチで立ち寄りたいです。

写真

10/14 11:07

まずは佐野ラーメン麺屋てつ、久々の晴れ間が続いた3連休は怠惰に過ごし、最終日にラーメンに釣られてお出かけです

10/14 11:46

湿地園のある渡良瀬遊水池会館に移動、老朽化した資料館は取り壊されていました

10/14 11:28

まずは野生なら絶滅危惧種のフジバカマ

10/14 11:29

全体にドライフラワーってましたが、枯れゆく花も愛おしい

10/14 11:32

大量に咲くミズトラノオも絶滅危惧種

10/14 11:33

ミズアオイは辛うじて一輪

10/14 11:39

愛らしい顔つきのタヌキマメもほぼ終わりです

10/14 11:40

タコノアシもカリカリ（＾＾）

10/14 11:41

ユウガギクかしら・・・

10/14 11:43

ホオズキはぽつねんと

10/14 11:53

ゴルフ場の脇を抜け、堰堤を延々と歩きます

10/14 12:27

巨大なウォッチングタワーには過去の水害で浸水した水位が表示、2019年の台風19号がいかに凄かったのかがわかります

10/14 12:29

タワーからは広大な遊水地が一望できます（まずは北の方角）

10/14 12:29

そして西の方角、意外と川が複雑に流れていますね

10/14 12:30

北には三毳山から大平山、奥には日光連山、右端には男体山もうっすらと確認できました

10/14 12:30

北西には赤城山、もっと見晴らしのいい日には榛名山や浅間山も見えるようです

10/14 12:31

東には筑波山がうっすら

10/14 12:31

南には広大な谷中湖が広がります

10/14 12:33

ラムサール条約の湿地らしい雄大な眺めでした

10/14 12:43

現地の詰め所である体験活動センターわたらせ、盛り土した高台に建っていますが2019年の台風では建物も背丈くらいの高さまで水に浸かりました（あと20センチくらいで満水なのも怖いです）

10/14 12:43

今見られる鳥たちの様子、チュウヒやコミミはこれからですね

10/14 12:44

花ももっとよく見つければほかにもいろいろあった様子

10/14 12:48

センターの庭にはタヌキマメ、こちらの方が残り株数が多いです

10/14 12:49

ガマの仲間もいい味出してます

10/14 12:51

怪しい色目のイシミカガ

10/14 12:57

シロバナサクラタデはひっそりと

10/14 12:58

風に揺れるマルバハギ

10/14 12:59

陽気なシロネ

10/14 13:03

やっぱりピンクのサクラタデがいいね

10/14 13:09

ノコギリソウかな

10/14 13:15

旧谷中村の役場跡、こちらも盛り土で洪水対策をしています

10/14 13:19

ご当地花はワタラセツリフネソウ、体験活動センターには斑点の有無や花弁の奥の色目に違いがある旨の説明が掲示されていました

10/14 13:19

イヌセンブリの頃にはタヌキマメともども終わってしまう花です

10/14 13:59

車の走る橋から見下ろす沈下強、四国遍路で歩いた道すがらを思い出しました

10/14 14:03

こんななんにもない道も徳島や香川でたくさん歩いたなぁ

10/14 14:12

セスナが何度も離着陸を繰り返していると思ったら、空の上からスカイダイビングの方々が降りていました

10/14 15:32

この柵はもしかしてレール？と思ったら、どうも遊水地建設の際の土木工事で使われたトロッコの痕跡のようです

10/14 15:52

カフェののぼり旗に導かれてしまいました（汗）

10/14 15:56

店内の写真はオーナーのご先祖かと思ったら田中正造翁、仙台四郎じゃないけど今でも拝まれているのが凄い

10/14 16:05

アイスコーヒーとチョコパウンドケーキでほっと一息

10/14 15:55

黒板にあった「おとな様ランチ」が気になるので次回はお昼時に来てみよう

10/14 16:38

車でさくら堤に移動し微妙な色目に染まる第二調整池をパシャリ

10/14 16:47

赤く染まる葦たち

10/14 16:56

雲の多い日でしたが、この後は西の空が真っ赤に染まりました

撮影機器：

RICOH GR III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

ILCE-7RM4 SONY

感想

yamaonse

久しぶりに安定の空模様が続いた秋の三連休。皆さんに便乗して東北の山で真っ赤に染まる斜面を見下ろそうか、はたまた行き損ねている守門岳にチャレンジしようか、近場の赤城山でいいから体力測定がてらロングで歩こうか、夢は膨らんでいました。

ところがと言うかやっぱりと言うか（汗）やる気がまったく起きず、前2日は家事雑事で終了。干してふかふかの布団で寝るのは気持ちがいいし、庭の草もむしったし、秋から冬に着る服も準備したけど何か違う。3日目にようやく重い腰を上げました。

そして向かったのは、渡良瀬遊水地（滝汗）今年は秋の花も遅いし、行ってもないのはわかっているイヌセンブリが目当てです。結果的には蕾どころかどこに生えているのかもわからぬ状態。里で咲くセンブリもこれからだろうし、やはり秋の花は遅い。

怪我の功名か、イヌセンブリの頃には終わっていることの多いタヌキマメや渡良瀬遊水地の固有種であるワタラセツリフネソウには辛うじて間に合いました。サクラダテも近くで見るとかわいいし、毒々しいのが多い下界の花に清楚なコを見つけた気分。

初めてここに訪れたときには、イヌセンブリもタヌキマメも同じ日に見頃なのを見ています。遅れる秋の花を夏の花が待てないんでしょうね。イヌセンブリは2年草でイノシシが掘り起こす被害に遭いやすいとのこと、今年はちゃんと咲いてくれるかな。

ついでにと言ってはなんですが、歩く前には以前から気になっていた行列のラーメン店に初訪問。歩いている途中、ゴールの直前には道すがらにあったカフェにも立ち寄り、古くからの民家（農家？）が洒落たカフェに変身しているのにも感動しました。

ということで終わってみたら18キロ。目印のポイントも少ない遊水地の広さを肌で感じる結果となりました。お遍路で40キロ以上が続いても平気だったのは今は昔。来月は凄い高低差の熊野古道の予定もあるし、もっと歩かなきゃと思った一日でした。

コメント

T さん

yamaonseさん、こんにちは。

渡良瀬遊水地を歩かれたのですね。イヌセンブリはこれからだったようですが、「タヌキマメ」と「ワタラセツリフネソウ」を見つけられて良かったですね😄

ハハッ！ 私は「コウノトリ」「ハートランド」「お絵かきハートアート歩き」「熱気球の体験乗車」で訪れました。おお！ 巨大なウォッチングタワーは懐かしい。私も登りましたよ〜😁

湿地園にはお花が沢山咲いているのですね。イヌセンブリはこれからですね。佐野ラーメン、カフェ、コウノトリ、勿論「白鳥🦢」も観察に訪れたいと思いました😀

お疲れさまでした。

yamaonse

T さんさん、おはようございます。希少な花も咲く渡良瀬遊水地、目当ての花はまだこれからでしたが、いつもは終わっていることの多い花は見ることができました。遠くて写真には撮れなかったけど、コオノトリとイノシシが近い距離で仲良く水浴びしていました。熱気球はイベントでもあったのかな。自転車やマラソンの人は多かったし、セスナとスカイダイビング、五輪種目になったスケートボードなど、いろいろなスポーツのメッカでもあるようですね。一筆書きも精が出てますね。先日レコのわんこ、かわいかったですよ。平地歩きもいろいろ企画して考えるのは楽しいものですね（＾＾）

てるさん

yamaonseさん、おはようございます！

道路の渋滞や登山道の渋滞と秋晴れの3連休もここは随分平和な世界が広がってますね。長閑な田舎道の先の里山もいい感じだし、関東平野のド真ん中の夕景もなかなかですよ!(^^)!イヌセンブリまだ見たこと無いのでいつかはここへと思ってますがそう簡単には見つからないのかな？ワタラセツリフネソウですが埼玉の低地にもあるそうですが一度お目にかかりたいです。

紅葉前線遅れてますねェ。連休中同じくダラダラ生活（一応のイベントだけは出ましたが）だったのでレコであちこちの風景を見ましたが去年以上に遅れてますね。雨の多かった東北方面は例年並みの色づきに見えますが甲信越方面はどうもパッとしないように見えます。先日登った谷川岳もそうだったしやはり猛暑や熱波の影響があるみたい。去年同様11月終わりころからの里山や都心のほうが見ごたえあるかも知れませんネ。

yamaonse

てるさん、こんばんは。秋晴れが３日続いた連休、みちのくの山は紅葉真っ盛り、アルプスでは冬の装いも始まり、みなさんの今シーズン集大成レコがわんさか上がっていますが、渡良瀬遊水地を歩くおっさんはただ一人。車で乗り付けた鳥見の方や、颯爽とすれ違う自転車の方々からもあきれた目で見られながらも、のんびりとお散歩してきました。イヌセンブリは自生している場所は限られますが、昨年までは最初に訪れた湿地園でも見ることができました。廃墟のような資料館が取り壊されて勝手が変わっていましたが、それらしい葉っぱはありましたよ。自生地ハイクするならご連絡を（＾＾）紅葉前線、高い山では勝手に盛り上がっているけど、中低山はこれからみたいですね。谷川岳も真っ赤になるはずなのにそれらしいレコはあがっていませんね。花も紅葉も予測がつかない猛暑の秋、ダラダラ生活でも間に合うように、晩秋の里山に賭けたいです（＾＾；

テヘ

昨日は遊水地でしたか^o^

こんにちは😄
渡良瀬遊水地を18kmも歩かれたとは驚き。
標高差は無くても結構な距離です。
丁度私の自宅から遊水地の北側迄の距離^o^
バイク（ビクスク）で走る距離？

年に何度もバイク（ビクスク）で走ってます^o^
イノシシは何度も見てます^o^うりぼうも。

スカイダイビングのセスナも好天の祝休日には何度もダイバーを大空へ運んでますよね。
あのセスナはターボシャフトエンジンで着陸時はプロペラを逆ピッチにしてブレーキをかけてるそうです。
年齢と体重制限が有るそうで私は年齢でアウト。
レコ写真にはここも、ここも走ったなと思いながら楽しく拝見させていただきました。

yamaonse

テヘさん、こんばんは。ご近所に無断で徘徊しておりました（汗）地図で見たらすぐだろうと思い歩き出してみたら、日差しは暑いし同じような景色で進んでいる実感がまったく湧きません。帰ってきてみたら18キロ、やはりここは自転車で走る抜ける場所ですね。歩きだと日没が怖いし、昼間でもイノシシの気配ありありなのに、暗くなったらお化け屋敷どころではないと思いました。

スカイダイビングは保険のきかないスポーツ、みんな楽しそうに絶叫してたけど、お金持ちのやることなのかなと思いながら半分うらやましく思いながら？見上げていました。セスナも思ったよりでっかいのにビックリ。旅客機もそうだけど、プロペラでよく空に上がるものですね。スカイダイビングともども怖そうだから縁はないだろうけど、楽しそうなのが印象に残った第三調整池でした。

rabbi

yamaonseさん　こんばんは。

紅葉前線は遅れてるし、渋滞覚悟で遠出となると、相当気合い入らないと行く気しないですよね😅
そういう時は食べ物に釣られて花観察に出かけるしか無いですよね！私も下山したら◯◯食べるんだ〜といつも気合いが必要ですよ。

渡良瀬遊水地18kmとは驚きですね。
私は１ヶ月前の猛暑の日（37℃）、道の駅から歩いて初めて偵察に行ったのですが、お花は無いし…(¯―¯٥)
咲き始めのワタラセツリフネソウが少しとセンターにミズアオイだけでした🥲
イヌセンブリが咲く頃にはワタラセツリフネソウはもう見れないのですね。残念！
今年は行けたらですが、イヌセンブリ目当てに行こうかなと思ってます。
イノシシ🐗見たこと無いのですが、ここに行けば居そうですね。お疲れさまでした。

yamaonse

rabbiさん、こんばんは。あえて混雑回避で向かったわけではなかった遊水地ですが、結果的には混雑無縁でのんびり過ごせました。ラーメンもスイーツもあるし、冬場はバードウォッチングもできるから、これからの時期には重宝しそうです。この日は気持ちのいい秋晴れ、空気も入れ替わって下界歩きがしやすくなったと思って歩き出したら、あっという間に汗が噴き出てきました。花のない時期の猛暑歩きは修行ですね（笑）イヌセンブリは以前はワタラセツリフネソウやタヌキマメと同時に見ることができましたが、明らかに花期はずれているように感じました。この花は二年草とセンターで教えてくれた係の方は見頃は11月と断言していました。その他の花は激減しているでしょうが、あと２週間くらい後に訪れた方がいいかもしれません。イノシシはいつ行っても見られますよ。川原でのびのび水浴びする様子は、遠巻きならかわいいくらいでした。イヌセンブリともども、ベストシーズンに訪問できるといいですね。

godohan

yamaonseさん　こんばんは

渡良瀬遊水地は谷中湖の方はトライアスロン関連のレースや練習で何度行ったかわからないくらいですが、湿地帯の方は殆ど足を踏み入れたことがありません。ワタラセを冠したツリフネソウがあるんですね！イヌセンブリも興味津々ですが素人には無理かなぁ。それから良さげのカフェもとっても魅かれます! カレーメニューが充実しているようなのでこれは絶対行かねばなりませんね(笑)　情報ありがとうございました！それでは。　　godohan

yamaonse

godohanさん、こんばんは。平地歩きの遊水地、およそヤマレコにはふさわしくない場所ではありますが、簡単に距離が稼げてしまううえに、花や鳥も見学できるのでそれなりに楽しい場所かと思います。旧谷中村の歴史も学べるし、集落にちょっと入れば説明書きが添えられた石造物（日光街道、例幣使街道の裏道にある道標）もありました。イヌセンブリは湿地園にもありますが、自生地に行くならご連絡を。カフェはメニュー充実してたので興味津々です。おとな様ランチが気になるけど、カレーもいろいろあるようですね。トライアスロンやスカイダイビング、スケートボードなどの本格スポーツが楽しめる場所がある一方で古い農村風景がそのまま残っている渡良瀬遊水地周辺、調べるともっといろいろと出てきそうな予感です（＾＾）

miketama

yamaonseさん、おはようございます♬

渡良瀬遊水池ぐるり、18kmとはお見事ですね！

>台風でここまで水が来た、
今は静かな風景で想像するだに恐ろしい自然の猛威。
一面、みずうみ化してぽつねんと展望台が顔を出していたのでしょうか、
それなのにお花たち、たくさん復活して、自然の不思議を感じずにはいられません。

14枚目の写真青い実、紫色の実、可愛らしい！
ググりました、イシミカワ（石実皮)、　ググりました(^o^)
お花も素敵なのですね、
花と実、両方愛でさせてくれるのですね、
帰り道のラスト3枚、一葉一葉印象深い眺めです。
こんな景色に出くわすなんて、yamaonseさん、遅出もまた楽しからずや。

おつかれさまでした♬

yamaonse

miketamaさん、おはようございます。洪水を未然に防いだ遊水地、2019年の台風19号はあと50センチで越水のところまで来ていたそうです。あそこで止まったのは奇跡と言われているとのことですが、八ッ場ダムの3倍の貯水量は頼もしい存在です。そんな痕跡はまったく見せない静かな草原、花も動物たちも生き延びる術を知ってるんでしょうね。14枚目の実は綺麗ですよね。下界の花は生命力が強く毒々しいのが多いのですが、たまに可憐なのに出会えるとホッコリします。広々とした場所だけに夕景も素晴らしいし、平地に残る貴重なオアシスは大切にしていきたいものですね。