熊野古道紀伊路（京ー和泉）

2024年10月17日(木) ~ 2024年10月20日(日)

• GPS: 80:00
• 距離: 111km
• 登り: 78m
• 下り: 70m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 2:27
• 合計: 8:55

7:35 京都駅
7:50 8:00 東寺
8:16 8:20 羅城門遺跡
9:05 9:10 鳥羽地蔵堂
9:25 10:15 鳥羽殿跡
10:20 千本通赤池
11:22 11:25 草津湊残念石
11:40 11:50 中書島駅
12:10 枚方公園駅
12:30 13:00 枚方宿
13:15 13:30 枚方船着場
13:40 枚方大橋
15:00 15:10 毛馬閘門
15:55 16:05 八軒屋浜船着場
16:10 熊野街道碑
16:30 谷町四丁目

2日目

• 山行: 9:31
• 休憩: 2:54
• 合計: 12:25

7:00 谷町四丁目
7:51 谷町九丁目
8:42 9:01 四天王寺
9:34 天王寺駅
10:18 阿部王子
10:43 10:18 万代池
11:10 11:40 初辰寿司
11:45 摂津国一宮 住吉大社
13:40 反正天皇陵百舌鳥耳原北陵
14:25 14:30 仁徳天皇陵遥拝所
14:30 16:30 堺市博物館
17:30 南海電鉄湊駅
19:00 泊地

3日目

• 山行: 7:54
• 休憩: 1:11
• 合計: 9:05

8:15 泊地
9:00 阪堺電車御陵前駅
9:05 街道碑
9:45 石津神社
10:15 10:40 大鳥大社
11:54 11:55 篠田王子
12:25 13:10 蕎麦屋
13:12 平松王子
14:20 井野口王子
14:50 池田王子
16:43 半田一里塚
16:55 石才駅
17:20 泊地

4日目

• 山行: 6:35
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:35

6:00 泊地
6:51 石才駅
7:38 鞍持王子
8:01 近木王子
9:11 佐野王子
10:22 籾井王子
11:05 厩戸王子
11:30 12:30 信達牧野
13:10 長岡王子
13:35 和泉鳥取駅

天候

晴れ、曇り、一時雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 船

京都駅、枚方駅、枚方船着場、八軒屋船着場

コース状況／危険箇所等

旧道筋は今も生きているところが多く、交通量も多いので注意が必要

その他周辺情報

道々、地域の神社や自治会館が充実していたと思います。角々のお地蔵さまも。

写真

10/17 7:32

京都駅から東寺を抜けて羅城門跡に向かいます。京（城郭）から出かける態で

10/17 8:10

お東寺を抜けて

10/17 8:15

羅城門跡へ、今は屋込みの小公園

10/17 8:18

羅城門跡からすぐのところに矢取地蔵、いわれはあるが今は旅の安全を願うとか。

10/17 8:20

矢取地蔵さまの南向かいの路地、旧千本通をずっと南下します。

10/17 8:58

鳥羽地蔵浄禅寺、この辺りから千本通に

10/17 9:15

鴨川を渡る小枝橋右岸、こちら側に薩摩軍が構え、淀・伏見から北上してくる幕府軍の先遣隊を追って開戦、鳥羽伏見の戦い。起こるべくして起こった内戦。

10/17 9:34

左岸側の碑。鴨川が京の防衛ラインだったのか

10/17 9:38

城南宮に薩摩側の拠点を置き

10/17 10:21

千本通赤池の交差点、このあたり戦闘の地

10/17 10:29

随分と人が亡くなったのだろう。お化粧地蔵はこの頃の京文化らしい・・

10/17 10:40

鳥羽の大石、河川整備が進んでいる

10/17 11:01

現在の鴨川と桂川の合流点（正面奥）。奥は羽束師橋（よめません）、摂津の丘陵

10/17 11:19

草津湊残念石、平安鎌倉期の湊とは違うと思うが、近世まで生きていた川湊。ここから船に乗った態で街道歩き一旦終了。

10/17 12:13

バス・近鉄を乗り継いで

10/17 12:42

枚方公園駅でパンを買って旧街道沿いの旧料亭で集合。堤防直ぐ

10/17 13:13

堤防を越えて船着場へ。枚方から八軒家へ季節運航してます。一応淀川下りの態。以前は堤防下に川湊があったらしいが、平成に入って河川改修（直線化、浚渫、堤防強化）済み。明治・江戸期とはずいぶん風景が違うと思う。

10/17 14:03

改修後もワンドを作ったりして自然性を残しているが

10/17 14:03

浚渫船も作業中。市内（閘門内）に荷下ろし場があって質のよさそうな川砂利が採れてるみたい。

10/17 14:49

淀川大堰が見えてきた。あの方向に放水路ができ、船は左折して閘門へ

10/17 14:51

毛馬閘門で水位調整

10/17 15:21

遠くに見えていたあべのハルカスだんだん近づくし

10/17 15:26

大阪城。昔も（ビルないし）川から見上げたのだろう

10/17 15:40

上陸、今風に整備済み。水位も安定してるが、すぐビルが迫って道迷い・・・

10/17 15:54

直ぐ対面のかいどう碑へ

10/17 15:54

坂を上っていきます。第一番の窪津王子は位置不明とのことで割愛し、谷町筋のホテルへ。第1日目終了

10/18 7:07

谷町筋、朝一の街道までの道すがら、太閤下水の見学施設。秀吉が大阪の街を作った（造成、町人の呼び寄せ）。

10/18 7:07

街道に戻って南下

10/18 7:17

坂口王子伝承地の朝日神社跡、南大江公園内。99王子は江戸期庶民らが廻った。平安鎌倉前期では、土地土地の神様に演舞、和歌を奉じ、身を清め、祈願しながら道をたどった。

10/18 7:24

市内の洒落た木造？3階

10/18 7:33

谷町六丁目駅を過ぎてアーケードを左に

10/18 7:33

直ぐ下って登る。秀吉の都市計画道路。街道の基本は尾根の背を辿り、その両側に街並みができてゆく。

10/18 8:08

今の街並みをカクカク曲がって上野王子跡を探す。

10/18 8:21

台地の端っこに石碑だけありました。摂津名所図会に上ノ宮神社に上野王子があったと。今の上ノ宮神社は大江神社に合祀されてる？？？　

10/18 8:49

四天王寺西門、西側へ下って聖徳太子のころは海が迫っていた。

10/18 8:54

境内

10/18 8:58

境内南側に熊野権現遥拝所。そういえば中山道で木曽御嶽遥拝所も随分見た。

10/18 9:11

四天王寺庚申堂の由来記

10/18 9:21

庚申堂は南門を出て少し下がった場所にある。塔頭寺院。

10/18 9:30

あべのハルカス脇を抜けてゆく。ランドマーク

10/18 9:44

下水マンホールは遊び心があって良い。

10/18 9:59

街道碑があると安心

10/18 10:02

安倍晴明神社を越して

10/18 10:07

阿倍王子、阿部王子神社は大阪市内に残る唯一の九十九王子

10/18 10:08

境内は立派な樟と

10/18 10:09

ご本殿、実は現在の表通りに面してしっかり神社をやっておられる。

10/18 10:28

阪堺電車、車が結構でかい顔してる。奥があべのハルカス

10/18 10:49

万代池、古道沿い。水利施設。

10/18 11:07

住吉大社へ折れる交差点のお味噌屋、灯篭付き。

10/18 11:07

お昼はきつねうどん。タヌキは関東

10/18 11:48

住吉大社、総本宮。もちろん定家さんも記載（熊野御幸記）、西側の池の先、昔は海

10/18 11:49

大社の本殿4棟は国宝

10/18 11:49

手前が4の宮、一番奥が一の宮、西が下がって海に続いていたと思う。

10/18 12:11

古道沿いは案外高台にあることが分かります。

10/18 12:16

津守王子の説明版、墨江小学校脇に

10/18 12:37

もうすぐ大和川、遠里小野町（おりおの）

10/18 12:41

10/18 12:47

現大和川は江戸初期にこちらへ開削、ここから堺市。以前は大阪台地の東、旧川内湖、淀川に流れ込んでいた。

10/18 13:17

堺市の丘陵際を辿り、境王子碑へ、ほんとの場所は不明

10/18 13:34

片違神社、摂津、河内、和泉の三国が会うところ。和泉は河内から分割された。

10/18 14:00

仁徳天皇陵の堀脇へ。堺は環濠集落だったので古道の特定は難しいと。しかし、江戸期の街道は天皇陵を辿るのではないと思うが。

10/18 14:25

堀が三重のでかさ

10/18 14:34

堺市博物館は充実している。堺はヤマトへ行くのに陸路で最短距離。古墳期初期から朝鮮半島の先進技術が入ってきた。馬も磁器も（須恵器）。いまでも町工場も大工場も多い。堺商人を大坂に連れ去ったのは秀吉とか。どうも堺と大坂は仲が悪そう。

10/18 17:16

頭がいっぱいになって町を下る。

10/18 17:32

南海電車で泊地泉佐野へ。関空ができてから一変しただろう。

10/19 5:50

浜寺公園先の宿泊先から、すぐそこが海。明治初期に大久保利通が松林の伐採を止め、ここが全国初の国定公園になったとか。

10/19 8:58

憧れの阪堺電車であべのハルカス方面へ（ちょこっと）

10/19 9:01

熊野古道（小栗街道）へ戻ります。

10/19 9:40

石津神社、式内社。最古の戎（えびす）神社とか。

10/19 9:43

この狛犬は好き

10/19 10:15

大鳥大社、和泉一ノ宮

10/19 10:16

ご由緒、聖武期行基さまの祈願寺。和泉はため池が多数あり、近江とともに行基さまの話が多い。

10/19 10:22

ご本殿が奥。このころから格式を重視する神社は本殿が奥へ奥へと隠される。隠された権力は腐敗する。

10/19 10:50

鳳駅付近のアーケード街が古道

10/19 11:51

聖神社一の鳥居

10/19 11:53

篠田王子跡、聖神社、信太の森とも関連

10/19 13:11

平松王子跡、昼食後戻って見つけた。後鳥羽上皇が和歌を奉納、詠みたくなるような小高い丘の上だったと思う。

10/19 13:35

和泉に限らず、公民館みたいなところに地車（だんじり）庫や寄付の提灯とか賑やかに飾り付けているところが多数あり。

10/19 13:45

14Cの版碑

10/19 13:49

泉井上神社は国府跡の総社神社

10/19 14:01

王子跡も

10/19 15:04

ここにも

10/19 15:05

この辺りは古道よりも小栗街道といった方が正確かも。江戸期の庶民巡礼が盛んだった跡としても

10/19 15:08

積川神社の鳥居、扁額が熊野詣中の白河上皇の揮毫とか。

10/19 16:36

ため池がたくさんあって、そのそばを古道が通ってる。

10/19 16:42

半田一里塚と小栗街道碑

10/19 16:56

雨だし、今日はここまで。水間鉄道

10/19 17:04

大阪市内では気にならなかったが、ここまでくるとエスカレーターは左側通行。泉佐野の旅館とご飯屋は気に入った。

10/20 6:31

水間鉄道の起点駅にある地域説明版

10/20 6:50

見たことのある電車に見える、既視感車両

10/20 6:59

街道へ戻り歩き始め

10/20 7:07

和泉は本当にため池も続きます。水田耕作には不可欠だったのだろう。

10/20 7:17

川を越えるときは下って登る。

10/20 7:51

南近義神社、近木王子の合祀説あり

10/20 8:56

角々の地蔵堂が目に付きだす。

10/20 9:09

佐野王子あと。気が付けば随分と農地が多くなった。

10/20 10:06

もうすぐ籾井王子

10/20 10:21

籾井王子は車屋さんの裏・・

10/20 10:39

大坂夏の陣の樫井古戦場碑

10/20 10:48

海会寺あと、白鳳時代の大寺院跡、国史跡、隣接する「泉南市埋蔵文化財センター」はお休みだった。見晴らしのいい丘陵の突端にある。

10/20 10:52

飾りを外しただんじり（2輪なので「やぐら」とか）。若い衆で作業していた風でみんな楽しそうだ。

10/20 11:04

街道を少し外れて厩戸王子あと

10/20 11:06

海会寺跡の丘陵が間近

10/20 11:20

信達宿は御幸、参勤交代時の宿になることが多かった。

10/20 11:33

石綿の産地、工場で従業員らが被害にあった際、医師として原因を追究した方。熊本の水俣病といい地域の医師が地域住民の味方になる。

10/20 12:44

林昌寺への分岐、ここも行基さま絡みで天平年間の創建。

10/20 12:48

この手前に王子跡があったらしいのだが全く見つからない。

10/20 12:59

桝形みたいで旧道っぽい

10/20 13:23

長岡王子碑、波太神社遥拝鳥居

10/20 13:24

今回はここまで。

10/20 15:30

お東寺まであっという間です

撮影機器：

DSC-HX5V SONY