入笠山 沢入登山口-大阿原湿原 周回コース【9座目/300名山】


- GPS
- 04:30
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 737m
- 下り
- 740m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入笠山マイカー規制の塩梅があまり分からなかったので沢入登山口を使ったが、規制前(8:00〜15:00)に入れば出ていく方はあまり厳しくなさそうな感じ。入笠ヒュッテにも駐車場があるが、そこまで行ってしまうと15:00以降にならないと諏訪方面に出られなくなり、千代田湖方面に行くしかなくなる。大阿原湿原駐車場なら規制前に入ってしまえば利用出来そう。その際は標高差350mくらい稼げると思う。 沢入登山口には公衆水洗トイレ(水飲用不可)有り。ベンチがたくさんあるのが地味に嬉しい。駐車場は未舗装だが、大きな石がたくさん埋まっているので、バイクでもサイドスタンドの懸念が減るのも嬉しい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■沢入登山口〜入笠山 入笠湿原まではそこまで傾斜がキツくない樹林帯の登りがひたすら続く。少しだけ平坦な場所もある。石も多くなく凄く整備されていてとても歩きやすい。所々紅葉がキレイだった。 入笠湿原には獣害防止ゲートがあるので開けたらちゃんと閉めておきましょう。散策用の木道が整備されていて、草紅葉が良かった。入笠湿原すぐ横に山彦荘があり、ベンチ等もたくさん用意されている。 案内に従い入笠山頂方面に進むと、お花畑経由と舗装道の2つに分かれる。折角なのでお花畑経由にしたが、お花はほぼ枯れていた。でも、蓼科山がハッキリ見えて開放的な空間が良い。 少し登って入笠山登山道に合流すると、ここから山頂までは短いものの中々の樹林帯急登。イージーな山だと思っていたら、この傾斜には面食らった。途中に岩場コースと迂回コースの分岐がある。迂回コースの方が山頂までは距離が長い。岩場コースと言っても、鎖場・・・と言えるのか?レベルなものしか無かったので、本気の初心者以外は岩場コースで良いと思います。 山頂からは少し樹々に遮られるものの、360°のパノラマが楽しめる。北アルプス・中央アルプス・南アルプスの山が全て見えるし、八ヶ岳が目の前にあるように思える。石も適度にあって広いから大休止にピッタリ。1回目の休憩を取った。今年はヤスデの大量発生の年らしく、10月末にも関わらずまだちょこちょこ居たので注意。 ■入笠山〜テイ沢入口 入笠山直下はどちらも中々の傾斜。下りも中々大変だった。下ってすぐ再度樹林帯に入る。下りきると後はしばらく平坦な道。大阿原湿原手前に泥濘多数、と看板があったけどそうでもないと思った。木道が見えると、大阿原湿原の開放的な景色がドーンと広がる。個人的にはこの大阿原湿原の景色が一番気に入ったし感動した。秋らしい一面の草紅葉と染まった樹々が素晴らしかった。グリーンシーズンもどんな景色なのか見てみたいと思った。 快適で平坦な木道を絶景を見ながら歩き、大阿原湿原駐車場との分岐からはテイ沢沿いの道となる。笹が生い茂っているので、朝露で濡れるのを覚悟して行きましょう。 ここからは打って変わって、沢沿いの苔の景色が広がる。若干の下り基調な道でほぼ平坦。何度も橋を越えて左岸・右岸を行ったり来たりする。濡れた石は少なかったので割と歩きやすかった。1箇所少し迷う場所があった。山側に登る道と、沢沿いに降りる道。どちらが正しいルートか分かりにくいと思った。 結果的には沢沿いにひたすら進むのが正解。なので下る方が正しいルートっぽい。テイ沢に入ったら山側に登ることは無いと覚えておきましょう。歩ききると未舗装林道と合流する。 ■テイ沢入口〜高座岩経由入笠牧場 未舗装林道をしばらく歩くと高座岩分岐に出る。そのまま林道を歩いても入笠牧場に行ける。ちょっと回り道になるが、体力と時間に余裕があるなら高座岩に寄り道していこう。 見上げると中々の直登に見える。この登山道が狭い上に、路面が斜めっている、かつ急登なので歩きにくい。笹が茂っているので滑落の恐れは低いだろうが、このルートでここが一番の危険箇所かな。また森の中に入る。 急登を登り切り視界が開けると、高座岩に出る。少し樹々に隠れるが中央アルプスが良く見える。ここで2回目の休憩を取った。 高座岩から御所平峠まで、少し登るがとても歩きやすい樹林帯の道。御所平峠に仏様が居た。この辺の道は法華道と呼ばれているみたい。ここから勾配の緩い下り道を歩くと、テイ沢から続く林道と合流する。合流してからすぐ入笠牧場に着く。 ゲートがあり鍵が閉められているが、登山者は乗り越えるよう指示があるので遠慮なく乗り越えよう。そこからは牧場らしい開放的な牧草地が広がる。道も舗装道になる。テキサスゲートと呼ばれる牛脱走防止の溝もいくつかある。若干の登り基調の舗装道をひたすら歩くと、ヒュッテ入笠・マナスル山荘が見える。そしてお花畑入口に合流する。 |
その他周辺情報 | 登山後は中央道双葉SAで昼食を取り、双葉SAスマートICから出てすぐの湯めみの丘で登山後の汗を流した。500円と格安で、かつ温泉もヌルっとしており素晴らしい。南アルプスを望む露天風呂が温めでダラダラ入るには最高。内湯も中温・高温・超高温・バイブラとたくさん種類がある。サウナ・水風呂も完備されており、水風呂の温度もちょうどよく広め。これで500円なのが本当に素晴らしいと思う。 |
写真
感想
300名山9座目。
前日に紅葉登山として雨飾山に登ったが、終日曇りだったので若干の消化不良を起こしていた。やはり晴天の中、山を歩きたいと改めて思った。
元々この週末は、土曜の方が良くて日曜は曇りの予報、もしかしたら雨という予報が出ていた。雨飾山に登った後に、改めて天気予報を確認したらまぁまぁ良い方向に予報が変わっていた。
だったら日曜も山に行こうか。ちゃんと2泊分の準備はしてきているので問題無い。それではどこに行くかだが、予報的にはAMの方が良く、長野・山梨・静岡共夕方〜夜に掛けて雨が降り始める予報だった。それだとあまり時間が掛かる山は微妙。また宿を予約していないので、またまた宿は信州健康ランド一択。
そこから考えると入笠山に行こうかと思った。ゴンドラを使うと瞬殺の山だが、下から登って、かつ周遊ルートもあるようなので、それなら標高差・CTもちょうど良いと思った。諏訪南ICが最寄りなので、少しだけ帰る方向になるしね。
ということで入笠山に登ることに決めた。2日連続の信州健康ランドに泊まり、4:30に起きて朝食を食べ、朝風呂に入り出発。沢入登山口に向かっていたら、前走車が沢入登山口以降のマイカー規制より先に入って行った。もちろん規制前の時間だったのでルール的にも問題無いのだが、あまり下調べをしてなかったのでとりあえず予定通り、沢入登山口から登る。アクセス欄にも書いたが、マイカー規制前で周回ルートを歩くなら、大阿原湿原駐車場の利用が一番高低差が少なくなるでしょう。
登ってみた感想としては、入笠山・・・とても素晴らしい山だと感じた。下手な100名山よりも良い山だと思う。
・紅葉がキレイな樹林帯
・360°日本アルプス全てが見渡せる山頂
・山の中に広がる広大な高層湿原である、入笠湿原・大阿原湿原。
・テイ沢の苔むした雰囲気
・入笠牧場の牧歌的な景色
山で感じられる・見られる景色が全て見えるのでは、と思えるくらい多種多様で色んなバリエーションが一山で楽しめる、何ともオトクな山だと思う。一番気に入ったのが大阿原湿原かな。ここの秋全開で木道との景色が本当に素晴らしいと思った。
入笠山は是非またグリーンシーズンにも登ってみたいと思った。稜線歩きが出来れば一番良いが、そんな山は季節が限られるので、それ以外だとやっぱり紅葉と新緑ですね。まだまだ秋は楽しめると思うので、引き続き山に登っていきたい。
※とりあえず山行記録アップロード優先で、写真のコメントは後で少しずつ入れようと思います→11/1入力完了。
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