愛宕山・中尾の峰
- GPS
- 04:44
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 701m
- 下り
- 701m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
篠山登山マップには龍蔵寺から愛宕山への3本のルートが記入されている。ただし別添の注意事項には、龍蔵寺から西回り及び真南(中央?)に進む道は消えている、また東回りルートの沢沿い部分は不明瞭との記載がある。 中央ルートを登って西ルートを下ったが、どうもこの注意事項には混乱があると思われる。両ルートはともに健在で「真南に進む道」とは上記地図にもある寺院記号を龍蔵寺本堂と誤解したことによるものか。 ただし中央ルートの山頂直下はかなりの急傾斜で覚悟が必要。また西ルート上部の沢沿いではガイドロープが目印になる箇所がある。 |
写真
感想
「兵庫丹波の山」によると、丹波の古刹龍蔵寺の山号「太平山」とは三国ヶ岳・愛宕山・中尾の峰を含む周辺の山の総称だったらしい。
このうち三国ヶ岳は90年代に登頂済みなので、本日は残りの二座を目的にする。
その龍蔵寺からの愛宕山中央ルートは苔むす石段から始まり、いかにも信仰の山に足を踏み入れる気分になる。こういう道は急いで登っても疲れるだけなので、雰囲気を味わいながらじっくり歩くに限る。
大きな石垣の下に着くと忍の滝への横道が左に分かれていたので寄ってみることに。少しトラバースすれば着くのかと思っていたらその先で悲しくなるほどの急降下が待っていた。水音に惹かれて何とか降りていくと滝の下段付近に出た。上部に登るルートもあったが苔で滑ってシャッの両袖を汚したところで諦める。それでも一見の価値ある隠れ滝ではあった。
元の道に戻り、愛宕堂直下の崩れた鳥居と石段を見る。ここは現在立入禁止なので右側の廻り道から愛宕堂にお参りを済ませて山頂へ向かう。
尾根道に取り付き、もうすぐ山頂だと思っていたらかなりの急登。ロープは掛かっているが登るにつれてどんどん傾斜が急になる。上部では立木も疎らになって他に手掛かりになるものがほとんどない箇所にロープがある。その危うさを避けて少し右手の斜面をよじ登ったが五十歩百歩のおっかなさだった。
ようやく登りついた山頂直下に自然歩道の標識があって9月10日〜11月15日は入山禁止と書かれている。ここまで来てそれはないでしょう。登山口にも篠山市登山マップの注意事項にも止め山の表示はなかった。現在は規制がないものと判断して登頂。(違っていたらごめんなさい)
ここが愛宕山山頂の標柱の建つ北峰。篠山方面の展望を味わって昼食休憩にする。
南に少し下って登り返すと愛宕山の南峰。北峰よりもこちらが僅かに高いはず。ここから西に向かう道は登路と異なり穏やかな道。1箇所岩場があったが鎖が2本設置されているので安全に下降できた。
中尾の峰との鞍部に着くと植林地となっていて進路に少し迷うが、「兵庫丹波の山」では摂津・丹波の境界尾根を辿られているので右手の小尾根に向かう。そこからはテープもあり、高みをめざして登っていくと間もなく中尾の峰の三角点に到達。
展望はないが二山がけを果たした満足感を得る。
下山はテープを確認しつつ境界尾根を下っていくと鞍部北端の沢に出た。昨日の雨で増水しているのか道らしきものが見当たらない。一瞬戸惑うがガイドロープに沿って右岸から左岸へと下っていけば、無事に林間の道に入ることができた。
あとは無事に林道に降り立ち、龍蔵寺にお礼のお参りを済ませて帰途につく。軽いハイキング気分で出かけたがなんのなんの。かつて回峰行の山だったというだけに、しっかり歩き応えのある周回コースだった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人