ケツ山・オオモウ山（水窪100山）

2024年11月05日(火) [日帰り]

• GPS: 07:31
• 距離: 22.2km
• 登り: 2,084m
• 下り: 2,099m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:58
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:31

距離 22.2km 登り 2,084m 下り 2,099m

7:50 大津峠大看板
7:59 大津峠登山口
8:06 8:07 大津峠
8:21 8:22 大津山
9:00 9:05 門谷矢筈山
9:24 長尾矢筈山
9:55 瀬戸野山
10:32 塩沢山
10:43 風越峠
11:01 11:24 オオモウ山
11:35 11:36 風越峠
11:49 11:50 塩沢山
15:10 大津峠登山口
15:15 15:16 大津峠
15:21 大津峠大看板

【メモ】

・水窪の山を歩くときは、
　つねにロープを一本ぐらい
　持っていたいですな。

写真

グッドモーニング大津峠。

レッツスタート大津峠。

スルーザトンネル大津峠（英語シリーズ終了）

登山口。

一部のマニアぐらいしか見向きもしないと思うが、この楕円形のステッカーはまといリスが印刷されていたものである。

ゆるく登っていく。

稜線に出たあたりが水窪100山としての大津峠であります（ヤマレコのポイントは少しズレてる）

こっからしばらく階段地獄。脚ダリィ。

セッセと登って大津山。

二等三角点「大津」。

次の矢筈山まで標高差はほとんどありませんが、足元の堆積物で歩きにくい上に小刻みなアップダウンが連続するため、予想以上に体力を削られます。

今年はあったかい日が長かったので、紅葉はまだちょっと先なんだな。

もちろん歩きやすい部分もあります。

ということで、左ケツ山に到着しました。

ドーナッツと常光寺山が奇跡のコラボ。

さてさて、かの有名なケツ山間の危険地帯に突入しますよ。

立ち木があるのでそれに頼れば何とか下っていけますが、かなり傾斜がキツイ上に脆い立ち木も多いので、けっこう危険度が高いです。

素直にお助けロープを使ったほうが安全に降りられます。

斜面ポコポコ。

写真では伝わりにくいですが、最後の最後にスッパリと切れ落ちていてさらに立ち木もまばらなので、そのまま降りるにはあまりに危険すぎます。初めてここを通過したとき、よくロープなしで降りられたなと自分で感心するほど。

最後の難所はロープを垂らして難なくクリア。

無事に鞍部まで降りてきました。左ケツ山から鞍部までの道は登りも下りもかなりキツイです。

てことで、荷物をデポって右ケツ山へと向かいます。

親切な人がトラロープを張ってくれたので、序盤の登り下りがかなり楽チンになりました。以前はロープがなかったので、けっこうキツかった記憶が。

右ケツ山に着きました。

上から見るとこんな感じ。ロープがないとかなり危険です。

トラバース道を利用して稜線まで戻ります。ここも誰かロープを張ってくれたおかげで、以前より通過が楽チンになりました。

稜線まで戻ったら、続いて瀬戸野山めざして北上であります。

大津山〜矢筈山間までの道にくらべるといくらか歩きやすい気もしますが、急峻な登り下りや痩せ尾根などなど、決して楽ではありません。

瀬戸野山。山頂というより通過点といった感じの場所。

樹林帯の向こうにめざすオオモウ山が見えてきました。こっからあと一時間ぐらいかな。

オオスス山への急登。相当エグイです。

地図上の1,150m地点がオオスス山になります。以前は木に直接マジックでオオスス山と書かれているのを見ました。消えるはずがないので、どこかの木にまだ書かれていると思います。

あ、前回気づかなかったけどちっちゃな標識があったよ。こういう素朴でさりげない山頂標識って好きだな。

次は塩沢山。まだまだキツイ登りが待ってますが、足元はだいぶ歩きやすくなります。

順調に塩沢山に到着。

三等三角点「塩沢山」。

やっぱり、このあたりの山域はむかしから付いてる赤プレート山名表示が似合ってるよね。

風越峠に向けてセッセと下る。

前回も見つけられなかったけど、風越峠の標識ってなくなっちゃったのかなあ。

すげぇ通過しにくい、ここ（汗）

てなわけで、無事オオモウ山に到着しました。

今日のお昼はマルタイラーメンカップバージョン。素朴な味わいでおいしいな。

今日は来た道をそのまんまピストンする予定だったけど、アップダウンが連続するのでちょっとイヤになってきてしまった。

帰り道、普通に見かける。

たしかに木に同化しそうな感じの色合いではあるが、標識の真横を通ったのにまったく気づかないって何よ。

塩沢山まで戻ってきました。

かろうじて電波が届く場所でヤマレコ地図をダウンロードして、みんなの足跡を頼りにこっから塩沢集落まで下ってみることにした。

地図を見ると斜面をトラバースするように破線が引かれているが、実際には道などまったく残っていない。

いまはみんなの足跡から外れないように確認しながら少しずつ下っていくしかない。

歩きやすい稜線っぽい場所に乗れば少し楽チンになる。

写真の尾根が窪んだ部分はまっすぐ北に向かう破線と左（西）に向かう破線の分かれ道になっている。じつは、以前ここを通ったとき、左に向かう破線を辿っていって地獄を見たことがあり、あまりいい印象がない。

それに反して、北に向かう破線部分は昔からだいぶ歩かれていたようで、いまでも明瞭な道が残っていて拍子抜けするほど歩きやすかった。

気を良くしてスタスタ下っていく。

が、そうは問屋が卸さない。人が行き来していたのは相当むかしの話らしく、だんだん怪しい気配になってきた。

林業の手が入っていたのも相当むかしのようだ。

まといリスステッカーが貼られていたと思わしき古い標識が横たわっておりました。R.I.P.

登りはまだしも、下りは道を外しやすいのでかなり難しい。ときおり「電波が届きません」表示が出てGPSが作動しなくなるなど、オロオロしまくるのであった。

デケぇな、この岩壁。

徐々に沢の音が大きくなり、人の手が入っている気配が濃厚になってくると、ようやく終わりが見えてきてホッとする。

んっ、何これっ？

これで鳥を退治できるのっ？

うーん、どうやって鳥を退治するんだろう…（大きな音で駆除するみたいね）

道がわからずオロオロしながらも、ようやく塩沢集落が見える場所まで下ってきました。

最後の最後まで来て、どうやって下まで行けばよいのかわからなくなる。

あ、ネット切れてる。こっから入っちゃおう。

たぶん、誰も住んでいない廃屋だからちょっと通らせてもらおうかな。

思いっきりご在宅中でした（汗）

何はともあれ、無事に下界まで戻れてヤレヤレであります。

門谷区公民館。

水があったのでありがたく使わせてもらおうと蛇口をヒネったら、サビサビの茶色い水が「ボゴッ!!!!!!!!!!」と巨大な音を立てて吹き出てきて焦る。

林道小和田水窪線に出ましたよ。

今日は行かねぇよ。

さて、こっから大津峠まで10キロの林道歩きだ。暑くもなく、寒くもなく、散歩にはちょうどいいんだな。

さっき言ってた地獄を見たという破線ルートはこの堰堤のところに降りてこられます。二度と通りたくない。

単調な林道歩きがヒマすぎるので、しばらく枝をズルズル引きずって楽しむ。

どこが天空じゃ（だいぶ心が荒んでる）

ときどき小屋とか資材置場があったりする。

あ、そういえばこの道を通るんだったら、せっかくだから門谷分校跡地に寄らなきゃ！と思いつく。だが、どこにあるかまったくわからないのでまわりをキョロキョロしながら歩くものの、それらしき建物はまったく見当たらない。

新しいログハウス風の小屋の庭でジーちゃんが作業してたので、分校の場所を聞いてみよっかな。

道はさんで目の前だって（笑）

階段をちょっと登ると神社みたいな建物がある。

神社のわきをさらに進んでいく。

あ、遊具だっ！

あったあった。水窪小学校門谷分校ですよ。

ギッコン…バッコン…。

SNS時代の弊害なのか、大勢の人が物珍しさに訪れるようで、だんだん荒廃が進んでいるようです。自分は現在の状態をできるだけ変えないように、あちこち手を触れないように見学しました。

今年の4月にベトナムからタイン君が来たのっ？

あ、ヤマレコでよく見かける名前の人たちだ。

おいっ、ここに聖徳太子も来てたのかっ！？（オマエが書いたんだろうが）

古き良き昭和の時代を思い出し、しばらく教室を眺める。

裏手にはボットン式トイレ。

さて、そろそろ帰ろう。

やけに車が1台も通らないなと思ったら、道路工事してたんか。

お仕事ご苦労さまです。

おなじみ、恐怖の仮設トイレ。

郵便局の配達員さん、こんなところまでありがとう！

ちなみに、この林道は大津峠までゆる〜い登り基調なので、ただ歩いているだけなのにやたらシンドイ。

最後の最後、ホンモノに会えました。こんにちは。

ようやくトンネルまで戻ってきたよ。

無事ゴール。最後の林道、地味にシンドかったな。

聖徳太子が622年に死んでいることを知らないオッサンは、呑気に鼻歌を歌いながら帰るのでありました。

感想

bk138

昨夜、枕元に
ケツ山の神様が
舞い降りた。



プッ…ププッ…

はい。


プププッ…ププッ…


ああ、そうですか。
（生返事）





おわり

コメント

bardaisuke

塩沢集落に降りちゃうなんてヤンチャですねぇ
あの岩壁は一見の価値アリと思います（多分）

bk138

いくつになってもヤンチャだよっ♪
（道中半ベソかいてたクセに）