飯道山 / 近江大峰で行場巡り!
- GPS
- 03:04
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 375m
- 下り
- 374m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜山頂は特に危険箇所なし。 飯道神社裏の行場は自己責任で。 |
写真
感想
滋賀の信楽にある飯道山に行ってきた。
この山は近江の大峰山(ダジャレちゃうよ)とも呼ばれ、山上の飯道神社にはスリリングな行場があるという。戦国時代には甲賀忍者の修行の場でもあったらしく、それは是非行ってみたいではないか。
6時半に堺を出発、名阪国道を爆走し、伊賀から信楽に入ってタヌキたちに見送られながら宮町へ。9時に白髭神社下の登山口へ到着、装備を整えて登山開始。
まずは飯道神社に向かって階段の登山道を30分ほど登って行く。道が整備されたキレイな石段になるとすぐ上に神社の鳥居がある。
鳥居をくぐってしばらく行くと本殿へ登る階段と行場へ続く道に分かれる。行場は左の道を行って時計回りであり、逆回りは難易度が上がるのか推奨されていないようだ。
トラバースをガンガン下っていき、天狗岩をすぎると最初の難所である不動の押し分け岩と平等岩が見えてくる。押し分け岩は岩と岩の狭い隙間を潜り抜けるのだが、本当に狭いのでザックは置いて行かなければ通れず、それでもギリギリ。平等岩は縄梯子とクサリがかかってはいるが、スタンスもホールドも乏しくまず上に辿り着くのにかなり難儀する。岩の上からは眺めはいいがそれだけ高度感がものすごく、岩の周囲に張り渡されたワイヤーを足場にして頂上を掴んで一周するのが修行らしいが、ちょっとチャレンジする気にならなかった。ちなみに押し分け岩と平等岩はスルーしても先へ進める。
次の難所、蟻の塔渡りは実に不思議なバランスで積み重なった岩の間を抜ける高度感あるトラバース。うーん文章では説明が難しい。足元は不安定だが左右に岩があるので割と安心して通過できる。
続く胎内くぐりは巨大な岩の折り重なった下へ潜り込んで隙間を通り抜ける行場。縦の移動はあるが押し分け岩よりは幾分ゆとりを持って抜けられる。
最後に岩壁の登攀があり、フィックスロープやクサリを頼りながら垂直に近い岩場をよじ登る。とはいえ足元の花崗岩はグリップがよく効き、三点支持さえ心がけて慎重に登れば技術的にはさほど難しくはない。やはり一番の難所は平等岩だった。
最後に山頂部である東の覗の展望所に着くとご褒美的な眺望が待っている。ここで出会ったお父さんは塩ビパイプで自作したという縦笛をピーヒョロピーヒョロ吹いておられた。いいご趣味である。
約1時間の行場を巡りを楽しんで神社を後にし、飯道山へ向かう。林道から分岐を左に折れると道は本格的な登山道となり、急登や痩せ尾根を経て山頂へ至る。
11:00、飯道山(664m)登頂。
キレイなベンチやテーブルが整備されているのでここでランチにする。ラーメンを作って食い、コーヒーを淹れておやつにする。
山頂にはさわやかな風が吹き、琵琶湖やその向こうには比良山脈の眺望が素晴らしい。眺めを楽しみながら30分ほどゆっくりする。
下山は山頂の逆側へ降りる。西側は比較的緩やかであったのに対して東側は割と急である。粘土質の急坂をガンガン下らされ、こんなに下って大丈夫なのかと心配になりはじめたころに杖の権現休憩所に到着する。
休憩所から少し行くと舗装された林道に合流し、やはりというか登りかえす。やがて山頂部への分岐に戻り、木食上人応其墓を経て飯道神社へ戻る。
下山開始して50分ほどで白髭神社のある宮町登山口へと戻ってくる。登山口から山頂までの往復だけなら2時間もかからなそうだが、行場が楽しすぎた。山頂からの眺望も素晴らしいし、いずれまた来たいと思う程度にはいい山だった。
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