色々あったよ。皇海山。



- GPS
- 05:43
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 813m
- 下り
- 839m
コースタイム
天候 | 上天気な晴れ。のちに薄曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山途中アクシデント2件ほぼ同時発生により、奇を衒う体験多々あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般的な沢筋の足場の悪いゴローの連続。 尾根筋は木の根っこ多々あり。ステップワークには気を付ける事。 不動沢のコルから3分ほど皇海山に登った付近の腰高位の段差付近は(個人的な感覚で)呪われていると思います。(最後の図示列記) |
その他周辺情報 | 緊急事態に付き、アフターは一切なし。 |
写真
http://www.shinsei.elg-front.jp/gunma/navi/procInfo.do?fromAction=10&govCode=10000&keyWord=1000142&procCode=11700
(その差25m位)登り返すと、倒れてかなり痛がってる。
負傷個所は右足首からその上部。(見た目正面から見て右に屈折している事から明らかに骨折)
出血無き事だけ確認し、担げるかどうかを考えつつ(沢筋のロープ有りまくりのコースを考えると担いでの下山はとても無理。
すぐさま救助を考えたが、とにかくもケータイ繋がるポイントを探し、警察と消防に連絡。
徒歩での救援は4時間かかる(林道1時間半。徒歩2時間半)と言う事から、ヘリの空きを確認。
消防のヘリで来て頂ける事がハッキリしても、地形図のみの呼称(不動沢のコル付近ではダメで)最終的にGPSログの”ライブデータ”より正確な場所を特定できたため救助へかなりの時間短縮に繋がった。
その旨は通りがかりの医療関係にあると思われるハイカーさんから症状からして脳梗塞の疑いと言われ、すぐさま負傷者が2名になった事を警察と消防に連絡。
優先順位と現場での応急処置。
脳梗塞の病状を再確認し、2名の救助をしていただく。
(ヘリには救助者は2名までしか乗せられない。)
不安がる残りのメンバーにも落ち着いた言動で「大丈夫です」という声がものすごく頼りがいのある安心感を抱かせてくれる。
この時ばかりは、一刻もというより負傷部の固定と発症の診断を頂き、当人達も安心した様子。
拾い上げるポイントへの移動は私達も手伝いました。が10m程下った笹原への移動も中々難儀。
笹原に出て確保しスムーズな運びで吊り上げだけなら10分程で救出頂きました。
怪我も重くありませんように。
消防山岳救助隊の方に、深く感謝です。
ヘリが立ち去ってから、余りの緊張に私が暫し具合悪くなってヘロヘロ。
完全にすくみ足気味になった残ったメンバーをとにかく無事に下山させる事。
他のメンバーも私の緊張を解そうと色々フォローしてくれてとても感謝です。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
1/25000地形図
コンパス
保険証
飲料(1.0)
ティッシュ
タオル
携帯電話
雨具
防寒着
時計
非常食
医薬品
デジカメ
GPS
|
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備考 | 無線はやっぱり必要かも??? |
感想
紅葉の頃合いはちょうど良く。日帰り山行としてはアプローチ(林道)の長い皇海山に行ってきました。
いつもの普通の足運びで登頂までは難なくでしたが、下山途中のアクシデントの連発でそんな想いは全て吹っ飛んで。
結果、夜までには病院側の適切な処置(応急的なものと点滴処方)でとりあえず皆揃って家路に着く事が出来ました。(チ−ムワークはパーティ山行の最大の武器。何事にも最善を尽くして対応し、事運びの幸運にも恵まれてホントに良かったです。)
10/19現在。
怪我の経過は、市街の病院で手術を受けて経過観察中。
脳梗塞は”虚血性脳梗塞”と言う事で、言語に些かのギクシャクあれども日常生活には支障ないみたいです。
因みにメンバー全員。山岳保険には加入しているので、補償的な側面も問題ないようです。
10/22現在。
その後の経過。(21日(水)病院お見舞に行ってきて情報収集)
怪我した救急病院の紹介で地元の病院からすぐに手術が都合出来る病院へ搬送。
事の起きた翌日・月曜日の15時頃から手術を行い、無事に済んだようです。
状況としては、金属のプレートを6本のビスを揉んで固定。
22日現在、松葉杖の練習を行い、水平移動が出来るようになったら明日にも退院。
となるそうです。
半年後に今度はプレートを抜く手術をするそうです。
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ヘリの移送中で確認していた状況では、脳梗塞の方は当日前兆として眩暈とかそういうの有ったみたいです。
が、当日私には何も言わないしアクション無かったので、コチラの方が目下問題ですね。
一過性とは言え、脳梗塞の方は普通の日常生活をしております。
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あの時は命の危機もあれども、こういう展開になって本当に良かったです。
いつしか笑い話になる日が来れば良いなぁ。と思っております。
コメント見ました。
また楽しい山行が出来る事をお祈りしてます!!
masa1204
このたびは、ありがとうございました。
また何処かのヤマでお会いできたら、気楽にお声をかけてくださいね。
気を付けて、良き山行を!!
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