【十二支の山】粉河駅〜龍門山〜粉河寺

2024年11月17日(日) [日帰り]

• GPS: 05:03
• 距離: 19.4km
• 登り: 832m
• 下り: 838m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:37
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:04

7:59 スタート地点
7:59 8:00 粉河駅
8:44 8:46 田代コース登山口
9:20 9:23 田代峠
9:46 9:58 龍門山
10:13 10:17 ハングライダー テイクオフ基地
10:29 10:32 明神岩
10:49 10:50 中央コース登山口
10:59 田代コース登山口
11:39 11:40 粉河駅
12:46 粉河駅
13:03 粉河駅

龍門山頂上でパン休憩。粉河駅に着いたら50分ほど待ち時間があったので粉河駅へ。参道に粉河寺縁起絵巻のモニュメントが並んでいたので全部写真に撮っていたら思いの外時間がかかった。茶店の笹の葉寿司で昼食。

天候

曇りのち晴れ。気温高め。

アクセス

利用交通機関：

電車

行き）南海高野線・橋本駅／JR和歌山線・粉河駅
帰り）JR和歌山線・粉河駅／南海高野線・橋本駅

コース状況／危険箇所等

危険箇所なし。雨の翌日で岩がちの登山道が滑りやすかったです。登山口までのコンクリートの急坂も苔がついて油断すると滑りそう。田代コース登山口からしばらくと、ハンググライダー発射場までの下りは藪が濃い目でズボンがずぶ濡れに。特に後者がひどい。明神岩までは地形図にない道だが、しっかりした踏み跡とマークがある。

その他周辺情報

西国三十三所第3番札所、粉河寺。境内や門前に茶屋があり飲食やお土産購入ができます。門前に宿もありました。駅の近くにJA紀の里粉河ふれあい市場。農産物があります。

写真

11/17 7:15

南の車窓から。高野山の前衛峰あたりでしょうか。雲海が綺麗です。

11/17 8:08

太陽が大きい！　手前は一面のカラスウリ。

11/17 8:09

竜門橋の向こうに龍門山。

11/17 8:12

紀の川上流。

11/17 9:03

塵無池に寄り道。なんてことない池でしたが、明神岩と並んで江戸時代から知られているそう。

11/17 9:36

県指定天然記念物「龍門山の磁石岩」

11/17 9:38

たしかにコンパスを近づけると針が振れます。岩の南端はN極を引き付けるそうです。岩のこっちは南側だと思うんだけど…

11/17 9:41

花柄模様みたいなキク科の花。

11/17 9:47

三等三角点「竜門山」(756.27m)

11/17 9:47

三角点ピークは狭いし、草木が茂って展望もいまいち。

11/17 9:51

三角点の少し先にある広場。こっちが頂上扱いされてるみたいですね。

11/17 9:57

こちらはスペースは広いですが、展望は似たり寄ったりでした。あの稜線の切れ込みは多分犬鳴山温泉のある峠でしょう。

11/17 10:14

ハンググライダーの発射場に出ました。和歌山港方面。名草山とか章魚頭姿山が見えてるのかな〜

11/17 10:16

和泉山脈。少し雲がとれてきました。紀の川も青空を映して綺麗です。

11/17 10:21

林道？を歩いて中央ルートに向かいます。淡い色の紅葉と薄雲を刷いたような青空のコントラストが良。

11/17 10:29

巨大な蛇紋岩の露頭、明神岩。奈良時代から文献に名前が見えるそうです。

11/17 10:29

明神岩からの眺め。これが今日一番でしたね。

11/17 10:30

風穴。夏は涼しい風が出てくるそうですが今日はよく判りませんでした。

11/17 10:32

アブラチャンの黄葉。

11/17 11:52

西国第三番粉河寺。重要文化財の大門。

11/17 12:02

紀の川市指定自然保存木のクスノキ。粉河寺縁起の創建の逸話に登場するのでもしそれが本当なら樹齢1300年以上ということに。根の迫力がすごい。

11/17 12:08

国指定名勝の桃山時代の石庭。上田宗箇作との説もあるらしいですが彼は左甚五郎みたいなビッグネームなので？？？　でも誰の作でも、岩と蘇鉄、サツキツツジの組み合わせが大胆でいいですね。

11/17 12:38

ハンググライダー2機が飛んでいました。さっきの発射場から飛んだのでしょうか。

11/17 13:59

橋本駅前。追悼。

撮影機器：

SH-54D SHARP

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

Lunasa

　そろそろ今年の干支の山にも登っておかねばと思い、和歌山県の龍門山に登ってきました。和泉山脈を歩くと紀の川を挟んで向かい側に台形の目立つ山があって気になっていたのです。今日は知事選の日ですし20時までに投票場に行けるよう軽めの山に。

　粉河駅を出て登山口へ。果樹畑の間を登るコンクリートの急傾斜がきつい。今日一番疲れました。登山道上には磁石岩という見どころもありますが、三角点ピークや頂上の展望は草木が茂って今一つ。その後展望を期待してハンググライダー発射場へ行ったのですが、こちらはさすがに視界が拓けていてよかったですね。頂上からここまでの道は藪が濃い目で下草やら枝から落ちてくる水滴やらでずぶ濡れになるし、岩がちの道は滑りやすいしで廻り道を後悔していたのですが、展望で解消されました。だんだん雲がはれてきたのもありますが。その後勝神方面への登山道を下り途中から五地形図にない道で明神岩へ。下調べしていませんでしたが、割とちゃんとした踏み跡でした。距離も短いですし。この岩の上からの展望はさっきを上廻り今日一番でした。

　そのまま中央コースで下山。今日会った人は、登り、尾根、明神岩、下り中央コースで1人づつ。全部すれ違い。みんなソロだなあと思っていると果樹畑の道を登って来る10人あまりのパーティーが。その後2人組2組ともすれ違いました。意外と人気なようです。細道が多く、広いのは尾根道のそれも一部なのでこのくらいの人出がちょうどいいですね。頂上も狭いし。

　粉河駅に着くとさっき電車が行ったところで50分待ち。1km足らずの場所に名高い粉河寺があるというのでお詣りすることにしました。ところが参道にたくさんあるモニュメントを見たり撮ったりしながら歩くと意外と時間が。粉河寺はざっと見ただけでもう時間が来てしまいました。産𡈽神社では毎週日曜13時から巫女さんの舞をやっているということで見て行かないか神社の人？に誘われたのですがそれもパス。
　ところが大門まで来ると結構時間がなくてよほど急がないと間に合わないかなという感じだったので、まあ1本遅らせてもまだ時間はあるしということで大門そばの茶店の笹の葉寿司でお昼ご飯。来るときにお店のおばさんに声をかけられていたのですが「とりあえず参詣してから」と言い抜けて来たので素通りも気が差して。商売上手ですね。神社の方と言いフレンドリーな人が多いですね。茶店では「今日はどこから」「これからどこに？」と言った感じで話が弾んで「今日は早めに帰って投票に〜」みたいな流れでつい政治談議までしてしまいました。そんなこと滅多しないのですがやはり今日の知事選はことさら気になっていたのでしょう。
　なお昼ご飯に食べた笹の葉寿司は鯖だったのですが、他に川魚の甘露煮を使ったじゃこ寿司というのもあり、気になったのでお土産に購入。晩御飯にいただきましたがちょっと珍しい感じで美味しかったです。
　
　ふたたび駅に着きましたがまた中途半端な時間があったので、近くのJA紀の里粉河ふれあい市場へ。お土産にみかんを購入。晩に食べましたが大玉ながらしっかり甘さが詰まってこちらも美味。駅のホームに豆から淹れてくれるコーヒー自販機があったので持ち合わせの行動食で食後のデザート。こんなことなら巫女さんの舞も見られたかもしれませんが、そうするとギリギリでさらに1本乗り遅れていたような気もします。

　乗換の橋本駅で楳図かずおさんのまことちゃん像に手を合わせて帰宅。一休みして予定通り投票に行きました。開票結果は晩御飯を食べながら見たのですが…絶句。あまりヤマレコに政治を持ち込むつもりはないのですが流石に驚きました。前職が猛追しているとは聞いていましたが。これからどうなるんでしょうね。

　まあ憂き世のあれこれをひととき忘れられるのも登山の効用です。次はどこの山に行こうかなと考えて気を紛らわせます。龍門山はキイシモツケが見ものだそうですし再訪もいいかも。今すぐということではないですが。他の山とつなぎにくいのですが、最初ヶ岳という面白い名前の山へ縦走するとか。今回は磁石岩と明神岩を見るためこのコースにしましたが。粉河寺はざっと見ただけで本堂が修理中でしたし、その巫女さんの舞を見るのもいいですね。小さいながら意外と楽しみどころのある山でした。