強風の中噴煙見ながら浅間外輪山を周遊
- GPS
- 06:03
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,037m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:03
天候 | 晴れ、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
9時現在でガラガラ |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
その他周辺情報 | 浅間山荘天狗温泉 \600(駐車場利用で200円引き) http://www.tenguspa.com/ |
写真
感想
麓では早朝から気持のよい青空が広がっております。
冬型の気圧配置で登山不適の強風予報でしたが、天気の良さに誘われて浅間外輪山周遊ハイクに行ってきました。
浅間山へは去年も車坂峠から訪れておりコース状況が読めるのと、火口2Km圏内立ち入り禁止令が発令されており行動範囲が限られますので、9:00スタートというゆっくり目のスタートです。
【紅葉終わり】
浅間山荘起点に火山館から賽の河原を経てトーミの頭→黒斑山→蛇骨岳→仙人岳→Jバンド→賽の河原に戻る時計周りの周回で計画して行きます。
紅葉らしい風景はせいぜい浅間山荘付近の林道まで。山荘から登山道を進むに連れ落葉盛んで落ち葉の吹き溜まりの中、火山館までは不動の滝を見学しながら進みます。
上空では強く吹く風の音が気になります。稜線上の強風、爆風を予感せざるにはいられません。
【本コース最大斜度の草スベリ】
火山館は帰りに立ち寄ることとし、賽の河原からトーミの頭へと続く本コース最大斜度の草スベリへと突入していきます。この最大斜度さえクリアすればあとは気持ちの良い稜線ハイクとカラマツの落葉でフカフカの下山道が待っていますので頑張ります。
樹林帯を抜け振り向くと、青空を背景に雄大な浅間山が大きく構えています。
噴煙も上がっていますが強風の為かすぐに消えていきます。平穏な活火山の様相を呈しておりました。
【稜線の風はそれほどでもなかったが。】
急登を終えトーミの頭に出た途端に大パノラマが目に飛び込んできます。
遠く富士山を筆頭に左から秩父山系、八ヶ岳と南アルプスの峰々、蓼科山、さらに右に目を移すに従ってその頂には雪の白さが多くなってゆく北アルプス方面。
眼下には小諸市と東御市を繋ぐ平野が広がっています。
振り向けばとてつもなく大きな浅間山とそれを取り囲む外輪山の峰々が続いています。実に雄大なパノラマを堪能しながらしばらく休憩していきます。
気にしていた風も思ったほど強くなく。。。と感じたとたんに強烈な突風が吹き、
今シーズン愛用してきたキャップが見事に吹き飛ばされてトーミの頭から絶壁の中へ消えてゆきました。。。
麦わら帽子ではなかったのですが「人間の証明」(古!)の回顧シーンを彷彿させるのでした。
【クリアアサマにクリアアサヒで】
外輪山最高地点の黒斑山から噴煙あがる火口を眺望し蛇骨岳へ向かう稜線は、北からの風は冷たく非常に強いのですが、ちょっと下がった南側の稜線は実に穏やかです。
蛇骨岳付近の木々が強風で揺れているのが遠目から確認できましたので樹林から抜ける前の南側斜面でランチタイムにします。
本日のメニューは「インスタラーメンピリ辛チョリソー薄もち入り」です。
澄みきった青空の中に雄大にそびえるクリアなアサマをバックにクリアアサヒで
マッタリとした一時を過ごしていきます。
【北風と太陽】
我ながら良い場所でランチを取ったようです。
このあと蛇骨岳→仙人岳と向かう稜線は冷たい北風が非常に強く、まさしく「北風と太陽」のような局面を実感しながらの稜線歩きとなりました。
ポールを持つ手もかじかんでしまうほどの冷たさかと思うと、風がよけられる岩の南側は太陽の光であくびがでるほど穏やかでしたが、ここからの稜線南側は断崖絶壁となっているので注意が必要です。
やがてJバンドにさしかかり、北風ともここでお別れ。ガレた急斜面を下り、賽の河原に向けカラマツの落ち葉で柔らかな登山道を進みます。
【落ち葉の下山道】
来る時立ち寄らなかった火山館で一休みし、焚き火したら大変なことになるだろう
落ち葉でいっぱいの吹き溜まりの下山道を、ブーツで踏みけるサクサク音心地よく、
やがて浅間山荘へ到着したあとは、貸切状態の天狗温泉でひと汗流して帰途についたのであります。
北風が非常に強く冷たかったのですが、道中澄みきった青空の元、噴煙穏やかで雄大な浅間山を右手に見ながらの外輪山稜線ハイクを楽しみました。
いいねした人