大文字の紅葉



- GPS
- 05:48
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 511m
- 下り
- 830m
コースタイム
天候 | 晴れ一時雨霰 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
大文字の紅葉を見に行って来た。なるべく登りを少なく、省エネで紅葉見物しようと、大津京から京阪バスで比叡平へ行くことにした。昔の贅沢な団地は今や無人住宅が増えつつあるのだろうか?そんな雰囲気の人影の少ない集落だ。
目の前に如意ケ岳を見ながら、住宅地を南進して池ノ谷地蔵への分岐を分けて、意外と急傾斜な下りコンクリ道を進むと、廃墟のような荷物の積まれた家屋がある。廃墟だな!と言いながら、右に進む登り傾斜の道に入ると、段々畑のような平らな大き目の住宅地のようだ。かなり昔に開発された場所のようで、電柱も立ち枯れの木のようだ。電線も垂れ下がっているが、一度は電気が通ったのだろうか?
すると前方にバスが見える。落書きもあるが市バスの放棄されたもののように見える。どうしてなのかな?すると周囲には廃墟の家もあって、中身は空っぽだ。集落跡中のコンクリ道を下ると、右にゴルフの打ちっぱなし場の廃墟らしきらしきものも見える。車も多数捨てられている。ここは捨て場なのか?と勘違いするほどだ。それほど、管理されていない場所ということだろう。
しばらく進むとペット霊園があって、卒塔婆まで多数設置されていて、まるで人のお墓と見間違えするほどだ。ペット霊園奥には池があるが、昔に比べると随分と小さくなっていて、ボートも浮かべるすべさえない感じだ。池の西端を進んで小さなアップダウンをすると広場に出る。疎林の天の原で、フライパンという名所の地である。大文字で最も静かで広い落ち着く場所である。本当はここでランチとしたいのだが、今日は少し早すぎる。それというのも、遅く出かけて遅く帰るという思惑からなのだ。従って、ここはスルーして沢を下る。周囲には黄葉が主体の紅葉が彼方此方に見えて、『ワー綺麗だ』という声が次々だ。水量は少ないので、沢床や側面台地を行き来しながら谷が深くなってきたら、玄孫熊の下で、鹿山への急斜面の登り口だ。
昔は、この辺には道などなかったのだが、最近は”ヤマップ”にも道が描かれている。木の枝を並べた階段が出来ていて、普通は下れない斜面もこれがあれば、難なく下れるくらい安全だ。10年ほど前は急斜面を杉の幹を握って落ちるように下った記憶がるのだが、今は安心して上り下りが出来るので、これらを造作された方々に感謝である。
難なく鹿山に到着して、予定より早いのだがここでランチとした。
鹿山からこれも比較的新しい西の谷に直接下る階段道を下ることにした。谷にはテーブルと椅子が設置された休憩所がチョンとあるのも嬉しい造作だ。谷から上流に進むと再び階段状で尾根を越すと中尾の滝下流に出る。そのまま上流に行くと、中尾の滝が水量もそこそこ多く流れていて紅葉の時期にはいい雰囲気だ。周囲のモミジも赤く、少し遠くには黄葉がものの見事だ。
さらに谷を遡ると、幻の滝だ。ここの紅葉はそれは見事なものなので、沢山のハイカーが写真機片手にウロウロだ。我々も仲間入りでうねりのある地面を動き回って、空に向かってカメラを向けたり幻の滝の水代わりの木の根を盛んにシャッターだ。
水のなくなった谷は平坦になって来た。これを上がると出会い坂であるが最近は銘板の名称が異なっているのを今年になって初めて知った。そんなことや、火床へしばらく行っていないのでとトラバース道に入る。尾根を幾つか越えるころに小さな雨粒だ。カッパやオリタタミ傘で凌ぎながら火床へ上がると、京都の町が一望で西の空は明るくてとてもも綺麗だ。黒い雲と白い雲と太陽が交互に流れていて、天候はややこしいな!と言っていると”アラレ”が急に降って来た。それでも、火床からアベノハルカスが良く見え、更に左には堺の街のビルが2塔見えるとのことで皆で目を凝らすと、本当に見えるのだった。
大文字山頂まで登る間にアラレも収まり、手持無沙汰な傘を持って、人の少ない大文字に着いた。風もあって寒いくらいの中で、何時ものように京の街を俯瞰しながら、対面のポンポン山、小塩山や左の天王山をみている。来年の3月はポンポン山のミツマタを見に行きましょうと、どうなるか判らないことなどを何時ものように喋って時間つぶしをしているのだ。
今日の下山路は、Bコースの西の尾根だからCコースと思っていたら、火床にあった地図でDコースと言うことであった。CコースはBとDの間の沢付近をのぼる林道のようなコースみたいだ。
京都トレイルの標識を頼りに、Dコースに入って周囲の何も見えないコースは退屈な感じで、最後に鉄塔に出るとすぐ林道風の自動車も走れる道で、毘沙門堂迄はもうすぐのようだ。すると真っ赤なモミジの紅葉が見えると、山科聖天である。何時もは車など見たことが無いのに、何台もあって歩くのに注意がいるほどだ。紅葉と車の双方に注意するなどめったにないのに。すぐ先の毘沙門堂では交通整理もされていた。毘沙門堂の紅葉はそれは見事であるのだが、正面の階段の紅葉は残念な色だが、西側の車の行き来できる斜面の道の紅葉は綺麗であるからか、前撮り写真に納まる新婚風のカップルが色々なポーズ撮りで忙しそうであった。
狭い道を山科駅に着いたのは予定より30分以上早いので、思惑通リには行かなかったが、2番目で手を打って、地下の店で乾杯だ。
””八、”永”、”竹な”、”竹む”、”長”、”渡”
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する