嘉穂アルプス（古処山，屏山，江川山，馬見山）縦走：秋月から小石原へ

2024年12月09日(月) [日帰り]

• GPS: 07:24
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,297m
• 下り: 1,000m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:38
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:24

距離 13.5km 登り 1,297m 下り 1,000m

7:52 正覚寺
8:54 8:56 5合目駐車場
9:31 9:32 水舟
9:59 10:00 古処山
10:47 屏山
11:18 11:36 江川岳
12:01 12:07 宇土浦越
13:00 13:18 馬見山
13:44 栗河内別れ
15:16 嘉麻峠登山口

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

12/9 7:54

古処山への秋月登山口駐車場．五合目登山口への古処林道は，令和5年7月の豪雨のため通行止めなので，ここからの登る必要があります．

12/9 9:31

古処山八合目付近の水舟．ちょろちょろ流れる水の上には石像が鎮座．

12/9 9:35

紅葉が過ぎた落ち葉に覆われた登山路を進みます．

12/9 9:53

古処山山頂にある祠には石の玉があり，祠奥に「古処山之神」と書かれていました．

12/9 9:53

古処山山頂．

12/9 9:56

古処山山頂にある岩場（ここが最高峰）から北を見た飯塚盆地．

12/9 9:56

古処山山頂にある岩場から南を見た耳納連山．

12/9 10:17

特別天然記念物に指定されたツゲの原生林があり，あちこちにツゲが自生しています．

12/9 10:37

屏山自然羅漢．岩の突起が織りなす造形が羅漢のよう．ちなみに羅漢とは「煩悩をすべて断滅して最高の境地に達した人」とWikipediaにあります．

12/9 10:38

前日12/08（日）が一番の冷え込みで，福岡では夜に雨になりましたが，山の上では雪になったようです．

12/9 10:48

屏山山頂

12/9 11:18

江川岳山頂．ここで昼食を摂りました．2016年に古処山，屏山，馬見山を含む山域（通称嘉穂アルプス）が日本山岳遺産に認定されたことを機に屏山と馬見山の間の無名山の名称募集を行い，2018年に江川岳になりました．福岡の水がめである江川ダムの上にある山だからでしょう．

12/9 11:35

江川岳で写真を撮ってメールで送ると，その写真を使った登頂証明書を返信してもらえるそうです．

12/9 11:57

宇土浦越．明るい峠です．

12/9 12:23

筑前茅城跡の広場から見た江川岳．

12/9 12:24

筑前茅城は16世紀の戦国時代に作られたらしく，堀切等の遺構がよく残っているとのことなので，興味ある歴史ファンは登山ついでに観察されてはどうでしょう？

12/9 12:59

馬見山からの展望，との写真と照らし合わせても，なかなか同定が難しい．

12/9 13:01

馬見山山頂

12/9 13:02

馬見山山頂脇にある避難小屋うまみ．2016年に嘉穂アルプスが日本山岳遺産に認定された際の助成金で建設されたそうです．

12/9 13:03

避難小屋うまみ前にある馬見山展望台．ここからは南方面が良く見えます．

12/9 13:15

馬見山展望台から見た，江川岳（左のちょっと低いピーク），古処山（中央の尖り帽子），屏山（右の大きな山）

12/9 13:38

途中には展望岩なる展望台があります．

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

shiobaru

　2016年度の日本山岳遺産認定以来，通称名ながら「嘉穂アルプス」の名前が嘉麻市公式サイトなど積極的に売り出されました．地形を見ると，筑前の小京都として有名な秋月と小石原焼と高取焼で有名な小石原という福岡県の名所が結ばれていますので，ここの縦走をしたくなりました．
　しかし交通の便の悪さから単独では難しく，秋月登山口へ妻と行き，観光等で時間を潰してもらって下山口の小石原でピックアップしてもらい，おかげで縦走ができました．当初は1週間前に計画をしていたのですが，腰痛で今日に延期しました．
　特に明るく勾配が少ない樹林帯の尾根路は，紅葉の落ち葉に覆われた土の優しい登山路で，思わず走りたくなりました（実際少しトレランの真似事をしてみました）．このような路を独り占めしたかのような静かな山旅でした．
（後日談）
嘉麻市役所に名称のことを問い合わせてみました．2016年度（2017年2月）に日本山岳遺産認定された際に，古処山，屏山，馬見山を連山として捉えるために「嘉穂アルプス」の通称名を使うようになったとのことです．