鼻見城山・髻山・妙徳山 魅力いっぱい長野の里山三山
- GPS
- 04:10
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 824m
- 下り
- 818m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:10
7:10 安曇野・穂高発
9:10 飯綱・三水支所
<復路>
15:30 妙徳山駐車場発
18:30 自宅着 (全150km)
天候 | 晴れ 山沿い曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
妙徳山 ハード これぞ里山 後は 問題ない |
その他周辺情報 | 善光寺 どこの登山道もリンゴ畑が広がります。 ぜひ長野の美味しいリンゴを味わってみて下さい。 |
写真
感想
2015(平成27年)11月3日(火)
鼻見城山・髻山・妙徳山へ
長野市近辺には多くの里山がある。
その中の3山に、1日で登ってきた。
といっても、1時間程で登れる2山と2時間程で登れる
地域で親しまれている山々だ。
鼻見城山 723m
斑尾山苔翁寺の裏手に流れる芋川用水に沿って歩き、
山道へと入っていく。
獣の足跡!じめじめした山道。
最初の登りは緊張しながら歩いた。
しばらく行くとクヌギなどの木々が黄色く色づきほっとする。
最後の登りは、木で作られた階段を行く。
その先に山頂が現われる。
山城跡ということで広く整備された山頂となっていた。
山頂からは
次に登る髻山が望むことができる。
下りは尾根道を通り、芋川用水へと出る。
とても歩き易く、明るいハイキングコースだった。
苔翁寺の門前にある2体の仏像は、
どちらも表情豊かで、帰りにじっくり見させていただいた。
髻山 745m
さて何と読むのだろう。
「もとどり」
長い髪を頭の上でまとめた髪型の意。
中国女真族の女性の髪形あるいは平安男性貴族の髪形を言うようだ。
山容がさて?そのような形だったかはよくわからないが?
歴史的、地理的、そして地質学的に面白い山だということが分かった。
歴史的
川中島の合戦の舞台としても武田方と上杉方の要衝となっていたようだ。
殊に謙信の馬かくし場、馬洗い場なども見られ、
重要な場所だったようだ。
それは眺望の良さからも窺い知ることができる。
長野盆地が一望でき軍勢の様子が手に取るように分かったと思われる。
地理的
やはり眺望の良さからきているのだろうが、
天測点台座という長野県には唯一の測量の基点が山頂にある。
また一等三角点も置かれ、
地図作成等の重要な場所ということが分かった。
地質学的
火山の山。安山岩からできた山で多くの石が産出され、
墓石等に今でも採石されている。
この安山岩の中にエジリン輝石という鉱物が含まれているそうだ。
このエジリン輝石、
何と長野県では初めてこの髻山から発見されたという。
里山なのに、火山!
そんな感じはなく、穏やかな故郷の山にしか思えない山だった。
妙徳山 1294m
長野市と須坂市にまたがる山だ。
須坂市側からは小学生の遠足にもなっている里山。
ところが長野市側からは険しさ半端ではなかった。
急登、岩場、さらに苔と木の根が滑ること。
ロープは張られているものの下りは特に危険極まりない状態の山で
一瞬たりとも気が抜けない状態だった。
眺望は北信五岳が望める位置にあるのだが
あいにく戸隠山と飯縄山が見られただけで、
あとは残念ながら雲の中だった。
カモシカが山頂に現れ、
しばしにらめっこをすることになった。
カモシカも突然の人間にびっくりしたようだった。
3山ともリンゴのフジの収穫が始まろうとする田園地帯が麓に広がり、
赤く実ったリンゴが長野の山々にたいへん似合っていた。
それぞれの山にそれぞれの特色があり、楽しむことができた。
こんな幸せな山行ができるのも長野県の良さだと思う。
ふるちゃん
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