甲斐駒ヶ岳 黄連谷左俣

2024年12月14日(土) ~ 2024年12月16日(月)

• GPS: 46:37
• 距離: 16.5km
• 登り: 2,756m
• 下り: 1,995m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:22

距離 7.8km 登り 1,686m 下り 98m

12:10 スタート地点
12:14 竹宇駒ヶ岳神社
13:57 笹の平分岐
15:50 15:51 刃渡り
16:21 16:37 刀利天狗
17:20 五合目小屋跡
17:22 17:28 屏風小屋跡
18:32 七丈小屋

2日目

• 山行: 10:16
• 休憩: 2:35
• 合計: 12:51

距離 4.5km 登り 934m 下り 927m

5:07 七丈小屋
7:43 8:03 坊主の滝
10:45 13:00 大滝
17:58 七丈小屋

3日目

• 山行: 4:00
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:15

距離 4.1km 登り 113m 下り 941m

7:45 七丈小屋
8:29 8:30 屏風小屋跡
8:35 8:41 五合目小屋跡
9:18 9:26 刀利天狗
9:45 刃渡り
12:00 ゴール地点

天候

14日／晴れ時々曇 夜強風　15日／晴れ時々曇　16日／晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

12/14 12:10

色々あってスタートからつまづき12時過ぎにスタート。これから小屋までの長い道のりに恐怖を覚える。

12/14 12:15

おじゃまします。
よろしくお願いします。

12/14 13:21

土の上に落ち葉、その上に雪と季節が折り重なる。

12/14 13:21

落ち葉がフカフカで気持ち良いがたまに隠れている岩でつまづいてしまう。

12/14 13:26

出発から1時間少々でまだ1合目とは！

12/14 15:53

重荷での刃渡り通過は緊張します。

12/14 15:54

八ヶ岳や鳳凰山が綺麗に見えた。

12/14 16:29

16:30
刀利天狗に到着。

12/14 16:29

大休憩。小屋まであと一息って感じかな。
陽も傾き寒くなってきた。予定では楽しい宴会をしてるはずだったのに。

12/14 17:21

あれは甲斐駒ヶ岳の山頂かな。

12/14 17:46

ついに暗くなってしまったのでヘッデンオン！

12/14 18:30

18:30
登山口から6時間20分もかかってやっとこさ七丈小屋に到着。

12/14 18:31

2日間お世話になります。

12/14 18:59

到着してすぐにカレーをいただく。お腹が減っていたので沁みるー！おかわりは大盛りにしてもらった。

12/14 19:10

yamajamさんが生のタコを持ってきてくださってた。カルパッチョにしてくれたりとても美味しいー！

12/14 19:12

刺身にしたり。
明日もあるので登攀準備を済ませお酒は程々にして就寝。

今日1日おつかれさまでした！おやすみ！

12/15 4:36

翌朝。4:00起床。
快適なお布団でぐっすり眠れて快調快便。
朝食はおいなりさん。

12/15 4:53

忘れ物が無いように最終チェックして5時過ぎに出発。

12/15 7:18

六丈沢でデポした装備を付けて黄連谷へ向かう。トレースは明瞭だったが気が抜けない箇所がいくつかあった。
時短で坊主の滝は省略することにして、その落口へ程よい所でロープで降りることにした。斜め懸垂で降下！

12/15 7:51

黄連谷へ無事に着地し、やっとこさ登攀スタート。さっそく左俣と右俣の分岐が現れ我々は左方向へ。「三段 50m �掘廚魯侫蝓爾波瓦韻討い�。

12/15 9:44

傾斜も緩いので確保なしでずんずん進む。
「チムニー滝 30m ��+」はフリーでも登れそうだったけど念の為にロープを出し、フィックスを張ってもらい各自アセンダーで登る。

12/15 10:10

そうこうしているうちに大滝に到着。「垂直の滝 60m �后檗�
おぉ。大きいな。
でも登りやすそう。

私は右から、yamajamさんは中央から同時にクライムオン！

先人の穴も使い楽して登らせていただいた。

12/15 11:39

Ishiharaさんもスムーズに到着した。

12/15 11:43

確保支点の氷の厚さも見た目よりしっかりしていた。

12/15 11:55

2ピッチ目はIshiharaさんがリードで登って行く。傾斜は緩いが気を抜けない感じ。

12/15 12:14

フォローで上がってきたがんちゃんもそのままリードで登っていく。

12/15 12:52

2ピッチ目はとにかく長くふくらはぎが崩壊しかけた。

12/15 13:34

「最後の滝 30m�検棔�
左から抜けるのが多いそうだけど真ん中から登ると楽しそうってことでそのラインを登ることにした。

12/15 15:26

Ishiharaさんは途中でピッチを切ったので私が代わってリードで登る。二重氷でめっちゃ悪い！
何とか抜けたが怖かった。
皆さんを引き上げるー。

これにて登攀終了ー！

だけど、まだまだ終わらない。8合目付近の稜線に向けて登っていく。

12/15 17:32

17:30無事に小屋に到着。この写真で疲れ具合がわかる。

12/15 18:54

夜ご飯は各自自炊。

12/15 18:58

私は小屋で買ったカップヌードルとカレーメシ。

12/15 19:24

yamajamさんお手製の牛すじ煮込みを肴に日本酒をいただく。幸せー！

12/16 6:18

翌朝。今日も天気良さそう。

12/16 6:52

朝食は先日いただいたバームクーヘン。めっちゃ美味しいなこれ。

12/16 7:44

穏やかな日。今日は下山だけなので気は楽だけど体はしんどい。

12/16 7:45

さて、下りますか。
七丈小屋の皆さま、3日間ありがとうございました！

12/16 7:59

下るのみ。

12/16 9:43

下るのみ。

12/16 9:43

今日もがんちゃんしんどそう。

12/16 9:48

苔に癒されながら下るのみ。

12/16 9:49

12/16 12:14

ちんたら下ってゴール間近。

12/16 12:14

ゴールが近づくと元気が出るあるある。

12/16 12:15

無事に下山させていただきありがとうございました！

12/16 12:15

神社に御礼を伝え、無事にこの山行も終えることができた。

12/16 12:27

今回はストックを忘れてしまい、駐車場でこの木の杖を拾った。文字通り登りも下りもこの相棒に助けられた。ありがとう。

12/16 12:49

余談。がんちゃんのギアボックス。見事にオレンジ。よく探してくるわと感心する。

12/16 13:05

最後に皆んなで甲斐駒ヶ岳が綺麗に見える怪しい食堂で腹ごしらえ。

12/16 13:27

外観やテーブルの調味料は怪しいが味は美味しかった。

12/16 13:27

特に白ごはんが美味しかった。

12/16 18:36

色々とハプニングがあって疲れたけど、とにかく楽しかった。
満月を見ながら歩いて帰る。（適当な写真だけど）

しまい。

撮影機器：

iPhone SE (3rd generation) Apple

感想

ryowall

7月にがんちゃんと千石岩でクライミングをしていた時に私がポツリと一言、「黄蓮谷に行きたい」と言ったことを忘れずにいてくれていた。
でも、今だから言うけど、まずは右俣だと思っていたのにまさかの左俣とは！（笑）

当日早朝、メンバーをピックアップしてもらい待ち合わせの尾白川渓谷駐車場へ意気揚々と到着する予定だったのに、まさかのトラブルで遅れてしまい、予定していた9:00出発から約3時間遅れの12:15出発となった。久しぶりの山登りと重荷のおかげで七丈小屋に着いたのは6時間後のヘッデン点灯の18:30。15時以降は風が強くなって寒かったー！めっちゃ疲れたー！
小屋には遅れる旨を事前に連絡していたがご迷惑をおかけしました。
すぐに夕食の支度をしていただき、特製ハンバーグカレーはとても美味しくおかわりをした。ナミエさんが生タコを持ってきてくださりお刺やカルパッチョを作ってくださりこちらも美味！あとは飲みながら翌日の支度などバタバタと初日が終わった。

2日目、4:00に起床し、身支度し5:00過ぎに出発。
黄連谷へは六丈沢を下った。途中で坊主の滝の落口が見えたのでそこに向け斜め懸垂で降下した。これで黄連谷に到着。ここから少し歩くと左俣と右俣の分岐があり、我々は左方面へ。まずは「三段 50m �掘廚隆坊梗个梁譴鬟侫蝓爾捻曚┐討い�、次に「チムニー滝 30m ��+」ここもフリーで行けそうだったけど、さっきより傾斜がきついので安全第一でyamajamさんがリードで登りロープをフィックスし後続はアセンダーで登ることにした。
次の「50m �掘廖◆�20m �掘廚皀侫蝓爾波瓦韻襪般椶料阿某眥召梁臑譟�60m �后檗廚�どーんと姿を現した。
おぉ、凄い。
大滝には左右1パーティづつ取り付いていて、左は1パーティ待ち。右のパーティはリードの方が上で支点を構築中っぽく、そろそろフォローの方が登りそう。私はIshiharaさんと組み、がんちゃんはyamajamさんと組んで登ることにした。登りたそうな顔してたらIshiharaさんが察してくれたのかリードを譲っていただけた。嬉しい。
そうこうしているうちに先行パーティのリードの方が2ピッチ目を登っていかれたので我々も登攀準備。
私は右側、yamajamさんは中央突破でほぼ同時に登り始める。
氷の状態は脆い箇所もあったが既に数パーティが登っているのでアックスの跡もあり、登りやすい。短めのバーチカルを2回こなし落口直下でピッチを切った。フォローのIshiharaさんも順調に登ってこられた。次はIshiharaさんがリードで登っていき50mいっぱい伸ばして無事に支点構築したようだ。「登ってー」とコールがあったので私も登る。が、、、ナメなのだが長い！長すぎる！50m続くナメは私のふくらはぎを破壊しかける。うぅ、辛かった。これで終わりかと思ったが最後の滝「30m�検棔廚�我々の前に立ち塞がる。多くは左側を登るようだけれど我々は中央突破することにした。ここはIshiharaさんがリードで登ることになりクライムオン！弱点の凹角を登っていくが途中で氷が割れ、水がドボドボ流れだした。しかもその辺りは二重氷らしく不安定とのことでたまらずここでピッチを切った。次に私がフォローで登り、そのままリードを交代し登る。二重氷の上の層をドカドカ割って少しのバーチカルもこなし何とか立ち木で支点を構築し、後続を引き上げる。これで全員無事に登攀終了〜。
あとは谷を詰め、良い所で稜線まで抜ける。
あとはダラダラ歩いて18:00七丈小屋に到着。今日もヘッデン下山となった。
夕食は各自で済ませ、yamajamさんの牛スジを肴に日本酒をいただき就寝。
翌日は下山のみだが長い黒戸尾根と重荷で肩が限界。
満身創痍でお昼ちょうどに駐車場に帰ってきた。
みんなで怪しい食堂でランチを食べて解散。

2週に渡り遊んでいただき本当に感謝しかない。
またよろしくお願いします！