富士山と太平洋を望む眺望抜群の玄岳ハイキング（玄岳登山者用駐車場から往復）

2024年12月22日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.8km
• 登り: 489m
• 下り: 489m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:17
• 休憩: 0:13
• 合計: 2:30

7:29 玄岳登山駐車場
8:02 熱海新道陸橋
8:30 玄岳ハイクコース展望地
8:41 8:54 玄岳
9:12 玄岳展望台
9:35 熱海新道陸橋
9:59 玄岳登山駐車場

天候

☀快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東京都日野市→八王子IC→中央道→八王子JCT→圏央道→海老名JCT→小田原厚木道路→小田原西IC→西湘バイパス→早川JCT→石橋IC→国道135号線→真鶴道路→吉浜橋交差点→熱海ビーチライン→国道135号線など→玄岳登山者用駐車場

●玄岳登山者用駐車場
　まずは「玄岳ハイクコース入口バス停」を目指します。
　登山者用駐車場は、玄岳ハイクコース入口バス停のある三叉路（「玄岳ハイクコース入口」の大きな看板があります）を左折し、急坂を道なりに500m程上っていくと道路左側にあります。駐車場は未舗装で12台程度が駐車可能でしょうか。入口には「有料」「500円」の表示がありますので、ボックスに料金を入れます。水場、トイレはありません。
　この駐車場から更に100m程上っていくと舗装道路は終点となり、トレイルに入ります。　

　バスですと、熱海駅からは東海バス「ひばりヶ丘」行の路線バスに乗り、「玄岳ハイクコース入口バス停」で下車します。
　https://www.tokaibus.jp/pdf/1001_3_1.pdf

　徒歩ですと、JR伊東線来宮駅（きのみやえき）から熱海梅園前の交差点に移動し、「頼朝ライン」を使って「星野リゾート・リゾナーレ熱海」前を通過し、「玄岳ハイクコース入口バス停」に向かいます。距離は約3.1kmで所要45分といったところでしょうか。

コース状況／危険箇所等

玄岳（くろたけ）は、静岡県の伊豆半島北東部にある標高798mの山。熱海市、函南町、伊豆の国市の3市町に跨がっています。伊豆半島の伊東市周辺の高地は「伊豆高原」。熱海市周辺の高地を一般的には「熱海高原」と呼ばないものの、熱海高原の中心にある山と呼んで良いかも知れません。
今回は熱海市側の玄岳登山者用駐車場から、山頂までを往復しました。下りでは熱海新道の一部区間を歩きましたので、完全なピストン山行ではありません。

●登り（駐車場→山頂）
　駐車場から100m程は舗装道路を上って行きますが、登山口からはトレイルになります。初めのうちは石ゴロの道で、浮き石が多数ありますので慎重に歩きましょう。
　熱海新道の陸橋を渡ると、洗掘の進んだ道となります。赤土が現れ、下草が笹に変わると枝越しに相模湾が見えるようになります。その後、視界が開けた箇所で忽然と玄岳のピークが見えるようになると、その先の分岐標識からは富士山や箱根外輪山などを見渡すことが出来るようになります。この時期、笹原に付けられた道は、道が明瞭でした。
　山頂からは、富士山、南アルプス、愛鷹山、箱根外輪山、伊豆半島の山々、丹沢の大山、東京や焼津など遠くの町並みも見ることができました。

●下り（山頂→玄岳IC→熱海新道→駐車場）
　山頂から北側に道が続いており、氷ヶ池に向かうことが出来るのですが、私たちは来た道を戻りつつ、分岐を直進してスカイライン側に下りました。土道は湿っており、勾配がありますのでスリッピー。ロープが付けられているので助かりました。
　スカイライン脇のトレイルを歩いて行くと、玄岳IC付近で熱海新道に出ます。「1.3kmポスト」付近で、登りで使った陸橋が見えてきますので、トレイルに復帰して駐車場へと下りました。

●全体的に
　登りでは陸橋の先で道がやや分かりにくくなりますが、左前方に洗掘された道が見えますので、それに沿って歩きましょう。終始勾配は緩やかで急登箇所はありませんでした。
　下りではスカイラインへの下りが滑りやすく注意が必要。標識類も少なくなりますが、踏み跡は分かる程度で、特に迷いは無いと思われます。
　ピンクテープは僅かですが、標識は所々で見かけました。天然の水場やトイレ、小屋はありません。私のau携帯は概ね電波が入っていたようです。

その他周辺情報

●ゆうだい温泉
　静岡県三島市内にある三島カントリークラブ（ゴルフ場）に併設された日帰り入浴施設です。玄岳登山者用駐車場からは約30km、車で50分程。
　朝風呂営業と通常営業に分けられており、通常は平日が10時〜24時、土日祝は8時〜24時。大人は平日3時間で790円、土日祝は2時間で890円でした。
　https://yugo.co.jp/

●うなぎ桜家
　三島の鰻屋と言って真っ先に名前が上がるのはこの店でしょう。鰻は3〜4日富士山の伏流水に晒してから調理するそう。
　予約は、到着時間・人数・名前を聞いた上で、「その時間に入店を約束するものではなく、到着している方々の中で優先度が上がるもの。」とのこと。私たちは13時に予約を入れ、12時30分に到着したのですが、空き席があったのですぐに席に通していただきました。
　提携駐車場のうち、シンコウパーキングは、伊豆箱根鉄道三島広小路駅の向かいにあり、桜家さんからは踏切を渡ったすぐ先の場所にあります。
　営業時間は、11時〜20時の売り切れじまい。水曜定休で月1回は火水が連休になるのだとか。
　https://sakura-ya.net/

●伊豆・村の駅
　三島市内の国道136号線沿いにある「食のテーマパーク」だとか。農産物直売所、鮮魚、海産物、玉子、花、観葉植物の販売、飲食店などがあり、「道の駅」と同じ使い勝手でした。
　https://www.muranoeki.com/

写真

12/22 7:14

日曜朝7時過ぎ。静岡県熱海市内の紅葉ガ丘町を目指して、車で坂を上っているところです。

12/22 7:16

頼朝ラインを通過していきます。

12/22 7:17

「玄岳ハイクコース入口」の大きな看板がありました。ここを左折します。

12/22 7:26

500m程、激坂を上りまして、ようやく登山者用駐車場に到着しました。

12/22 7:26

駐車場の様子です。

12/22 7:27

1回500円の有料制でございます。

12/22 7:29

さて、玄岳へ向けて歩行を開始しよう。

12/22 7:30

舗装道路が続いてる。

12/22 7:32

トレイルが見えてきました。

12/22 7:32

ここが登山口ですね。

12/22 7:32

玄岳山頂の写真。今日は晴れていますので、景色に期待します。

12/22 7:32

道は石がゴロゴロ。

12/22 7:33

この辺りは竹林になってる。

12/22 7:34

熱海市内の7時の気温は6.5℃。ヒンヤリしています。

12/22 7:37

浮き石に注意して歩きます。

12/22 7:41

satonyaoは、9月30日の栗駒山以来の登山。今日の調子はどうでしょうか。

12/22 7:42

勾配は緩めですな。

12/22 7:44

標識が見えてきました。

12/22 7:44

12/22 7:45

「←玄岳山頂・熱海市街→」と。玄岳は熱海市、函南町、伊豆の国市に跨がる山で、いま熱海側から登っています。

12/22 7:53

涸れ沢を見ながら。

12/22 7:53

「緑の風は心の詩」なのですが、今日は北風が吹いております。

12/22 7:59

「北風だ　ああ冷たいな　鼻（水）が出る」
satotake心の俳句。

12/22 8:01

右手にガードレールが見えてきました。

12/22 8:02

熱海新道ですね。熱海市街地と伊豆スカイラインの玄岳ICを結ぶ路線で、昔は有料道路でした。

12/22 8:02

陸橋で熱海新道を渡ります。

12/22 8:03

帰路はここから下ってくる予定なり。

12/22 8:03

才槌の洞（標高534m）。才槌（さいづち）とは小型の木製ハンマーのこと。

12/22 8:03

洞はどこにあるねん？

12/22 8:05

洗掘された土道。

12/22 8:06

「この辺りの株立ちになっている植物は何だろうね？」

12/22 8:09

海の近くで見られる植生なんでしょうか？

12/22 8:12

「緑のシャワーでリフレッシュ　帰るとき私は新品です」と。
ああ、若返りたい・・・。

12/22 8:14

徐々に道の雰囲気が変化していきます。

12/22 8:15

右手で光っているのは、相模湾の海面ですね。

12/22 8:17

赤土。鉄分を含む火山灰層の土が酸化したということでしょうか。

12/22 8:19

難しいことはよく分かりません。

12/22 8:21

だいぶ上部まで来た感じがします。

12/22 8:22

笹が旺盛。

12/22 8:24

この写真だと分かりませんが、周囲の景色が良くなってきています。

12/22 8:25

山頂からの眺めが楽しみ。

12/22 8:29

樹木のトンネルを抜けて行きます。

12/22 8:30

ビュースポットかな？

12/22 8:30

熱海の町並みや真鶴半島が見えています。

12/22 8:33

いや、素晴らしい。

12/22 8:33

左手に、こんもりした玄岳のピークが現れました。

12/22 8:33

分岐です。

12/22 8:34

左は山頂、右は氷ヶ池か。

12/22 8:34

まずは山頂に向かいましょう。

12/22 8:34

富士山が見えました。

12/22 8:34

こちらは箱根外輪山です。

12/22 8:34

いや〜、気持ちが上がるなぁ。

12/22 8:35

周辺は笹原。この山域ではよく見かける光景です。

12/22 8:37

歩行開始から約70分。

12/22 8:38

間もなくでピークです。

12/22 8:40

風はほとんど無いので、寒く感じません。

12/22 8:41

後背の眺め。比較的近くで高く見えるのは、岩戸山でしょうか。

12/22 8:41

富士山は裾野まで良く見えています。

12/22 8:41

到着しましたー。

12/22 8:42

富士山と愛鷹山。三島市、沼津市、富士市。もっと遠くに見えるのは、静岡市や焼津市あたりかな。

12/22 8:42

沼津アルプス、金冠山、達磨山。駿河湾も見えています。

12/22 8:43

富士山ビューの良い山って、まだまだ沢山ありそう。

12/22 8:43

遠く東京や横浜の高層ビルが見えてる。

12/22 8:43

浜石岳が見えてるのかな。

12/22 8:43

氷ヶ池への下り道の先に見える富士山。

12/22 8:43

乾燥注意報が続いています。山中では火気厳禁ですね。

箱根外輪山をバックに記念撮影。標高799.2mとありますが、国土地理院は798mとしているようです。

富士山とも記念撮影。

12/22 8:45

こちらは相模湾の錦ヶ浦、初島。

12/22 8:45

熱海市街地と真鶴半島。

12/22 8:46

冠雪しているのは南アルプスの主稜線。

12/22 8:49

雲がたなびく富士山。

12/22 8:51

スカイツリーが見えるね。

12/22 8:52

そろそろ下山しようか。

12/22 8:54

さて、北に向かって下山すると氷ヶ池に向かうことが出来ますが、この後の予定もありますので、来た道を引き返すことにします。

12/22 8:54

伊豆スカイラインを見下ろして。

12/22 8:57

下山したら三島へ向かい、温泉→ランチ→買い物 にしようと思います。

12/22 8:58

海が見える景色っていいですね。

12/22 9:00

先ほどの分岐まで戻りました。

12/22 9:00

全く同じ道を歩くのも詰まりません。スカイライン側に下ってみましょう。

12/22 9:01

結構な勾配があります。

12/22 9:01

ロープが付けられている。

12/22 9:03

土道が湿っていてスリッピー。

12/22 9:05

慎重に下っております。

12/22 9:07

スカイラインがすぐそこに見えるようになりました。

12/22 9:07

あの建物。昔、ドライブの休憩でお世話になりましたが、もう営業していない様子です。

12/22 9:10

コロナ禍の影響なのかな？

12/22 9:10

スカイラインがすぐ近くに見えてる。

12/22 9:11

こんな場所に道があるとは、知りませんでしたよ。

12/22 9:12

おや？ これは展望台のようですね。

12/22 9:12

登ってみよう。

12/22 9:12

おお、富士山だ。

12/22 9:12

おお、相模湾だ。初島と伊豆大島が見えてる。

12/22 9:13

こちらは熱海市街地。

12/22 9:13

スカイラインも良く見えています。

12/22 9:17

「舗装道路に出たよ」

12/22 9:17

奥に見えているのは、スカイラインの玄岳ICですね。

12/22 9:17

どうやら熱海新道に出たようです。下って行きましょう。

12/22 9:20

「さっき、熱海新道の陸橋を渡ったよね。あの陸橋まで下れば道があると思うよ。」

12/22 9:21

道はこんな感じ。

12/22 9:28

ほほー、ここからも景色が良いね。車だと気がつかないな。

12/22 9:35

1.3km程歩くと、先ほど使った陸橋が見えてきました。

12/22 9:35

トレイルに復帰します。

12/22 9:36

ああ、さっき見た指導標識だね。

12/22 9:36

登山者用駐車場に向かいます。

12/22 9:42

氷ヶ池を割愛したから、早い時間に戻ることが出来そう。

12/22 9:50

それにしても、今日は山中で10人程をお見かけしたでしょうか。

12/22 9:56

山頂からの景色の素晴らしさを思えば、もっと多くの人が登っても良いのではないでしょうか。

12/22 9:57

登山口。

12/22 9:59

そして駐車場。

12/22 9:59

駐車車両が増えていました。

12/22 10:12

これから三島市に向かいます。これは頼朝ラインを使って熱海梅園前まで来たところです。

12/22 10:54

三島市内の「ゆうだい温泉」にやって来ました。

12/22 10:55

新しい日帰り入浴施設ですね。では、行ってきまーす。

12/22 12:03

1時間程、湯に浸かりました。あ〜、サッパリした。

12/22 12:30

湯上がりに訪れたのは、三島広小路駅。

12/22 12:31

お目当ては、三島の鰻で有名な「桜家」さんです。

12/22 12:34

店内の様子。安政三年（1857年）創業の老舗です。

12/22 12:36

飲み物と一品料理。

12/22 12:36

鰻料理。

12/22 12:36

天麩羅料理とお土産。

12/22 12:36

日本酒「磯自慢」の期間限定メニュー。

12/22 12:39

satonyaoには飲んでいただきましょう。

12/22 12:54

白焼きが登場。

12/22 12:56

うな重の「1.5匹」。お腹空いてたのですが、ご飯量も多いし「1匹」でも十分だったかな・・・。

12/22 12:56

こちらはうな重「1匹」。フワフワで軽い口当たりの鰻です。

12/22 13:09

山椒がまた美味しい。途中で味変しちゃいます。

12/22 12:43

提携駐車場は、料金無料になります。

12/22 14:17

さて「村の駅」に来ました。海鮮が買えると嬉しいと思いましたが、品揃えは我が家の近所の「角上魚類」には及ばす。

12/22 14:04

野菜を買って帰ろうっと。

12/22 14:14

しいたけキャッチャー？？

12/22 14:16

私が苦手はクレーンゲーム。こちらは「アナタにとってもらい鯛」。

12/22 14:16

「オニオンセラー」？ よく分かりませんが、とにかく今日は良い一日でした。1時間半後には有馬記念の発走です。これで当たれば今年の良き締めになりますが、果たして・・・

撮影機器：

SCG08 samsung

SCG15 samsung

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 携帯 時計 タオル

感想

さとたけ

先週末は、コロナ禍でお預けとなっていた姪の結婚式がありました。既に子（双子の女の子）が生まれていまして、二人が指輪を運ぶ役で参加しての結婚式。家族で祝う結婚なんていうのも良いものだなと、しみじみ思いました。

さて、昨日（12月21日）は休日出勤でしたが、本日はお休みです。
satonyaoは9月30日の栗駒山以来、登山はご無沙汰していますし、比較的軽い負担で歩くことができる玄岳で山納めをすることとし、下山後はのんびり温泉に浸かる計画として出かけて参りました。

玄岳は、山頂からの眺望の素晴らしさを堪能することができました。
熱海が近いので、下山後のグルメや温泉を楽しむ場所にも困らないと思いますが、強いて言えば登山口までのアクセスが「とても良い」とまでは言えないことでしょうか。今日は山中で10人程のハイカーをお見かけしましたが、もっと多くの人が歩いても良い魅力があるだけに、少々残念が気がします。

マイカーで出かけましたので、三島まで足を伸ばして参りました。
三島は、伊豆国の国府が置かれていた場所。東海道の箱根越えの前後に休息を取る場所でもあり。現在は新幹線や東海道線、東名道が通じています。
富士山が鎮座し、伏流水が湧き出し、海があり山があり温泉があり。「老後はこんな場所に住みたいな」と思わせる素敵な場所ですね。今日は鰻を食べて贅沢をしてしまいましたが、またその内に伺いたいと思いますです。

satonyao

良いお天気〜
久しぶりの山歩きにウキウキです。
たのしく歩けたので、あっという間に登頂しました〜
絶景ですよ。この高さなのにこの景色なのですから！！
海もあって、山もあって温暖で、いいところ。
ボーナスも出ましたので、贅沢に鰻です。こちらの鰻、ふわふわでした。