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Yamareco

記録ID: 7641286
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

六甲西半縦:登り納めは自分へのガッカリに終わる

2024年12月30日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:19
距離
23.5km
登り
1,708m
下り
1,670m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:38
休憩
0:50
合計
8:28
距離 23.5km 登り 1,708m 下り 1,670m
9:08
1
スタート地点
9:09
7
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9:48
9
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17:31
5
17:36
天候 くもり時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:最寄り駅⇒山陽電車須磨浦公園駅
帰り:神戸市地下鉄新神戸駅⇒最寄り駅
コース状況/
危険箇所等
● 危険箇所はとくにありません
● が、須磨アルプスの区間は滑落に十分気をつける必要があります
● 縦走路は街中を歩く区間が多いので補給はしやすいです。
  ただし、街中の区間はルートが入り組んでいるのでロストに要注意
山陽電車須磨浦公園駅からスタート
2024年12月30日 09:07撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 9:07
山陽電車須磨浦公園駅からスタート
まずは旗振山から。もうすでに市街を十分見渡せます
2024年12月30日 09:44撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
1
12/30 9:44
まずは旗振山から。もうすでに市街を十分見渡せます
高倉山の針モニュメント。オススメのビューポイントを紹介するものとして神戸市内に15カ所あるらしい
2024年12月30日 10:06撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 10:06
高倉山の針モニュメント。オススメのビューポイントを紹介するものとして神戸市内に15カ所あるらしい
文太郎道を案内するサインがありましたが、こういうのはよくない。誰がやったのか
2024年12月30日 10:27撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 10:27
文太郎道を案内するサインがありましたが、こういうのはよくない。誰がやったのか
文太郎道を示す古い案内板。文字がほとんど消えてしまっていました
2024年12月30日 10:30撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 10:30
文太郎道を示す古い案内板。文字がほとんど消えてしまっていました
新しい案内板がありました。文太郎道は400段階段のバイパスになるかと思い行ってみましたが、けっこう急な岩登りが続いてしんどく、あんまりバイパスにならない感じでした
2024年12月30日 10:30撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 10:30
新しい案内板がありました。文太郎道は400段階段のバイパスになるかと思い行ってみましたが、けっこう急な岩登りが続いてしんどく、あんまりバイパスにならない感じでした
栂尾山から高倉山を振り返り
2024年12月30日 10:43撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 10:43
栂尾山から高倉山を振り返り
須磨アルプスに差しかかりました
2024年12月30日 11:09撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 11:09
須磨アルプスに差しかかりました
一見、どこを通ればいいのかわかりません(が、行けばわかる)
2024年12月30日 11:15撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 11:15
一見、どこを通ればいいのかわかりません(が、行けばわかる)
六甲全山縦走路はこんなところも通ります
2024年12月30日 11:57撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 11:57
六甲全山縦走路はこんなところも通ります
大会のときはゴムシートが敷いてあった区間。ふだんは鉄板むき出しで歩くと大きな音がする
2024年12月30日 12:01撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 12:01
大会のときはゴムシートが敷いてあった区間。ふだんは鉄板むき出しで歩くと大きな音がする
高取山の山頂エリアは神域なので走るのは厳禁とのこと
2024年12月30日 12:42撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 12:42
高取山の山頂エリアは神域なので走るのは厳禁とのこと
この階段を登れば高取山の山頂ですがパス
2024年12月30日 12:46撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 12:46
この階段を登れば高取山の山頂ですがパス
鵯越駅に向かう途中にあるトンネル。面白い形です。が、このトンネルを抜けてからの登り坂がしんどい
2024年12月30日 13:26撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 13:26
鵯越駅に向かう途中にあるトンネル。面白い形です。が、このトンネルを抜けてからの登り坂がしんどい
鵯越駅に到達。ひよどり亭さんは休みでした。ここを過ぎると、いよいよ菊水山が近づいてきます
2024年12月30日 13:36撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 13:36
鵯越駅に到達。ひよどり亭さんは休みでした。ここを過ぎると、いよいよ菊水山が近づいてきます
菊水山への登りに突入しています。菊水名物の黒階段。これがつらい。何度も出てきては登る者の心を折る
2024年12月30日 14:29撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 14:29
菊水山への登りに突入しています。菊水名物の黒階段。これがつらい。何度も出てきては登る者の心を折る
巨大なアンテナが建ち並ぶ菊水山山頂。いかにもラスボスって貫禄が漂います
2024年12月30日 14:49撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 14:49
巨大なアンテナが建ち並ぶ菊水山山頂。いかにもラスボスって貫禄が漂います
須磨浦公園から歩いてきた山々が見渡せます
2024年12月30日 14:51撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 14:51
須磨浦公園から歩いてきた山々が見渡せます
3/9の大会へ向けたトレーニング参加を呼びかける張り紙がありました
2024年12月30日 14:52撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 14:52
3/9の大会へ向けたトレーニング参加を呼びかける張り紙がありました
これから登る鍋蓋山が手強そうにそびえています
2024年12月30日 15:08撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 15:08
これから登る鍋蓋山が手強そうにそびえています
天王吊り橋を渡って鍋蓋山への登りが始まります。急傾斜に目が回る
2024年12月30日 15:31撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
12/30 15:31
天王吊り橋を渡って鍋蓋山への登りが始まります。急傾斜に目が回る
鍋蓋山山頂に到達。瀬戸の海が夕照に映え、とても趣あり。ただ、この時間になると誰もいませんでしたが
2024年12月30日 16:01撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 16:01
鍋蓋山山頂に到達。瀬戸の海が夕照に映え、とても趣あり。ただ、この時間になると誰もいませんでしたが
新神戸まで降りてきたら、街は夜景になっていました
2024年12月30日 17:17撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 17:17
新神戸まで降りてきたら、街は夜景になっていました
緑の光でライトアップされた布引の滝。神秘的なムード。こういうのもいいですね。外国人が多く見にきていました
2024年12月30日 17:27撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
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12/30 17:27
緑の光でライトアップされた布引の滝。神秘的なムード。こういうのもいいですね。外国人が多く見にきていました
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 サングラス タオル カメラ

感想

来春3/9の六甲全縦大会にエントリーしたので、須磨浦公園から西半縦を歩いてきました。11月に歩いたルートと同じですが、今回は摩耶山まで行く予定。須磨から歩いてきて摩耶山を登ることができれば、まだ残りは長いものの、宝塚まで行けそうな気がするのでその様子見です。11月の西半縦以降、東半縦を宝塚まで、ダイトレを紀見峠までと、それなりに歩いて脚力が向上しているはずなので、その成果を確認しようという意味もあります。


スタートが遅くなり、もっとも昼間が短い季節だけに日没が気になりますが、まあ何とかなるだろうと高をくくって出発。最初の旗振山まで続く石階段がけっこうしんどく早くもバテそうですが、こんなところでバテていては話になりません。


六甲の西半縦と東半縦を比べると、西は東より標高が低いけれどもアップダウンが多く、東はアップダウンは少ないけれども標高が高いという違いがあります。どちらがハードかというと、私的には西です。


西は、旗振山〜鉄拐山〜高倉山を登ったあと高倉台団地へ一旦下り、再び栂尾山〜横尾山〜須磨アルプス〜東山を登ったかと思うと、また街へ下り、しばらく街を歩いたのち高取山へ登って下り、街中のダラダラ坂にあいでから菊水を登って下り、さらに鍋蓋へ登るというアップダウンの繰り返しが足を消耗させます。そのあとで摩耶山を登り切れるかどうか、それが全縦の大きなポイントです。


東は標高こそ高いですが、摩耶山を登ってしまえば、大きくいえば、あとは宝塚へ向かっての下りなので、肉体的には西より楽です。また、西の街中を歩く区間の舗装路がなにげに足にダメージをもたらします(私の場合、カカトが痛くなってくる)。


そんな西のアップダウンのなかでもラスボスはやはり菊水山でした。前回の経験から菊水には用心していましたがw、急な階段と岩場が連続する登りはやっぱり厳しい。途中まではまあまあふつうに登れるのですが、菊水名物の黒階段が出現して以降がいよいよ本番。この黒階段、何度も出てきては登山者(私)の心をいとも簡単にへし折ってくれます(-_-;)。


とくにきついのがラスト10分間。黒階段の段差がひと際大きくなり、これでもかという感じで。また雰囲気的にもう山頂かもう山頂かと何度も思うのですが、そのつど裏切られます。まるでバベルの塔を登っているかのような試練なのです(どんな試練か?)。そんなふうに、ハードさが念を押すように二重三重に覆いかぶさってくるのが菊水山の恐ろしさです。


それでも焦らずに登っていれば山頂に到達できてやれやれでした。が、異変は菊水からの下りで現れました。なんか・・・膝が痛い? 下りで足を踏み出すたびに右膝に痛みがピリッと走るように。菊水まではわりと順調だったのに突然の症状です。これは菊水の呪いなのか。


そのうち膝だけではなく右足首も痛くなり始め、自分の足なのに、おそるおそる様子を見ながら足を出さなければ下っていけないようになってきました。下りも急な岩場が現れ、岩と岩の段差が痛くてつらい。もはや徒歩というよりはトボトボ。当然、ガクッとペースが落ちます。落とさざるを得ません。結局、しっかり菊水に足をやられたのでした。


こうなると次の鍋蓋がいっそう厳しいことになりますが、全縦を考えたら、鍋蓋のあとに控えている大ラスボスの摩耶山が大問題です。こんなありさまで摩耶山を登ることができるのか? いやできない(※反語表現。強い否定を表す)。暗いものがじわっと心にしみ出してくるのを感じないではいられません。。。


11月のときはこんなことはなかったのです。むしろラストスパートをかけたぐらいで。なんで? なんでこうなるの?? あれから脚力向上していたはずじゃなかったの??? 疑念と無念さにまみれながら考えます。つまりこれは、宝塚までの全縦など夢のまた夢、ということです。愕然となってしまいます。


市ヶ原に着く頃には、右膝と右足首の痛みはいよいよひどくなってくるし、日も暮れるし、気持ちも萎えるしで、摩耶山へ登る意欲などお好み焼き屋の鉄板に落ちた雫の如く完璧に蒸発していました。もはや布引の滝のゆるい石段でさえ赤ちゃんのようにしか下れず、ほうほうの体で新神戸に辿り着いたのでした。


こんなはずじゃなかった、と胸の内で呟いても事態は何も変わりません。これで全縦大会は限りなく赤に近い黄信号が灯ったことになりました。それだけはハッキリしました(;´Д`)。うーん。どうやら菊水をうまく攻略できるかどうかが鍵のようです。


本日の行程23キロ。トランスジャパンの第1エイドにも満たない距離。それでもう終わりとは。。。多少は向上していたはずなのに、逆に劣化していたという事実。2024年の登り納めが空しい結果に終わってしまい、悄然たるまま、2025年を迎えることになってしまったのでした。

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