焼岳 雲間の絶景
- GPS
- 06:10
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 930m
- 下り
- 927m
コースタイム
天候 | 小雪時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中の湯温泉旅館までの旧道は除雪はされていますがツルテカアイスバーンの九十九折れの道の為、四駆+スタッドレス装着車で無いと上がれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
年始で大勢の方が登られていたお陰で広場の先まではトレースバッチリでしたが、雪がフカフカで柔らかく、脚を取られました。上部は強風の為トレースが消され、膝丈ラッセルでした。 トレースに復帰するのが困難な程綺麗にトレースが掻き消されていた為、胸丈までのラッセルとなる箇所もありました。 |
その他周辺情報 | 登山前の温泉 坂巻温泉旅館(¥600) 登山後の温泉 さわんど温泉ともしび(¥500) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
カメラ
ヘルメット
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感想
この冬の北アルプスは冬型の気圧配置が長く続く影響で例年にない深雪になっています。天気図上では高気圧に覆われていても寒気の影響で稜線には雲が掛かったりと山行のタイミング選びも非常に難しくなっています。
4日も上層の寒気の影響で稜線に雲が掛かる予報でしたが、夕方には晴れると信じて焼岳でアーベンハントをする事にしました。
山行前に坂巻温泉で朝風呂を頂き、12:43中の湯温泉旅館を出発。
大勢入山されていますが、トレースはフワフワで柔らかく、思いの外脚を取られました。広場の少し先からは強風が吹き荒れ、上部に行くにつれてトレースは風で掻き消され、ホワイトアウトも相まってトレースされた場所が不明瞭になりました。膝〜胸丈に迫る深雪をラッセルしてルート工作しながら登り、15:39焼岳南峰に到着。
気温は-14℃。風速は常時10m/s以上吹き、飛雪が襲い掛かります。
終始ガスに覆われて虚無感を感じ、時折ガスが抜けて広がる景色に一喜一憂しながら、何とか夕照の時間にはガスが取れるよう祈り続けました。
すると、日の入り30分前頃から急速に雲が取れ始め、雲を纏った霞沢岳が姿を現しました。さらに、押し寄せる雲の波に呑まれるような迫力ある錫杖岳が現れ、辺りを見渡すと一面にびっしりと付いたエビの尻尾の造形が斜光に照らされて美しく輝いていました。
穂高連峰や笠ヶ岳は終始雲の中に隠れて見えませんでした。
快晴の日の登山ももちろん良いのですが、ガスが取れる瞬間は雲の躍動を感じ、雲を纏った山の迫力ある姿を撮影出来るのでとても気に入っています。
日没後も空のグラデーションや高山の夜景を楽しみ、17:23下山開始しました。
下りも広場までは脚を取られる箇所が多かったですが、順調に下り、18:53中の湯温泉旅館に到着。さわんど温泉ともしびで冷え切った身体を温め、帰宅しました。
穂高の夕焼けは見られませんでしたが、雲が織りなす素敵な景色に出会う事が出来ました。
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