妙義山 クサリ場天国!表妙義縦走


- GPS
- 08:58
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,847m
- 下り
- 1,848m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 3:11
- 合計
- 8:55
天候 | 曇 午後より時々少雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※道の駅みょうぎは、長時間駐車禁止、つまり登山者は停められないとのこと |
コース状況/ 危険箇所等 |
難易度の高いといわれている表妙義の縦走コース、「山と高原地図」では〇危マークは実に10か所 特に要注意のクサリ場は、 ・ビビリ岩のクサリ場 ・国民宿舎への分岐をすぎた後のクサリ場の落石(途中、2回ほど石が降ってきた) ・鷹戻しの頭前 ・鷹戻しの頭後 特に鷹戻しの通過は要注意! 鷹戻しの頭前の登りは腕力で強引に登りきることができるが、後の下りはオーバーハングになっていて足の置場が上からでは見えない 足の置場を探しているうちに握力が尽きてしまいそうになる 他は危ないけど、注意して進めば問題ないレベルだが、ここだけは体力、技術が求められる 腕に負担がかかると動けなくなるので、登攀器具があったほうが途中で確保、一休みできるので安心感はあると思う (自分はシュリンゲで簡易ハーネスを作って装着) 他のクサリ場は、注意すればOKレベル |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ストック
シュリンゲ
カラビナ
水筒
ナイフ
食糧
携行食
ミドルウェア
グローブ
タオル
地図
コンパス
GPS
エマージェンシーシート
ファーストエイドキット
携帯電話
健康保険証/運転免許証
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感想
長野自動車道を走っていると見える特徴的な奇岩が連なる妙義山
以前より気になっていた山にチャレンジ
今回は難易度の高い山ということで、ある程度のイメージを頭に入れるため、いつもより事前のリサーチをしっかりと行う
6時過ぎ登山者用駐車場に車をとめスタート
妙義神社で安全登山の祈願をしてから登り始め
初っ端から急登が始まるが、大の字、辻あたりまでは難なく進む
最初の難所は奥の院横のクサリ
斜度の急な30mほどの登りだが、足場はあるので気を付けて登れば問題なし
次の難所は見晴らしを越えてビビリ岩のクサリ
短いクサリを越えるとその先に、高度感抜群、落ちたら「死亡」レベルのクサリが待っている
但し足場はあるのでここもクサリをしっかりと掴んで慎重に進めばOK
登りきった先には更に下りのクサリがあるが、ホールドは多いので「楽しめる」レベル
その後も痩せ尾根のクサリや岩場が続き、スタートから3時間ほどで相馬岳に到着
相馬岳の先、茨尾根を下るがガレた下りのクサリが続く
難易度は高くないが落石に注意、上にパーティが落とした石が降ってくる、2個ほどはコース上を落ちてきたので危ないことこの上ない
自分も落とさないように注意して下る
茨尾根のピークを過ぎると堀切の分岐
ここから先は難所の鷹戻しを越えることになるので、中間道に進むか判断のしどころ
ビビリ岩でコワイと感じたら、この先は進まない方が無難か?
もともと鷹戻しのチャレンジを目的としていたので先に進む
滑りやすいお椀状トラバースのクサリを越えるといよいよ核心部の鷹戻し
約60mの登り、クサリ→ハシゴ→クサリ→クサリ→長いクサリ→登りきってクサリを伝って右にトラバースと進む
特に4段目の長いクサリは足場になる場所が少ないので腕力で強引に体を引き上げる
天気のせいか、いつもなのかは分からないが今回は岩面が湿っていて滑りやすくなっていた
何とか長いクサリ場を登りきる。上ではすれ違いを待っている人の列ができあがっていた。下でも同じだったが待ち時間が結構長くなるのは仕方がないか...
鷹戻しの頭で昼食休憩
難所を越えたという安心感とちょっとした達成感を感じながらの一休み
が、甘かった...
この後に更なる難所、事前に調べてあったはずなのに下りのクサリを忘れていた
ほぼ垂直な下りに2連、約30mのクサリ。さらにオーバーハングになっているので、下が見えない
泣きが入りそうになるが、気合を入れなおして下る
オーバーハングを越えるところで、足場を探しているうちに握力が厳しくなってくる。なんとか耐えて下りきるともう1本
2本目の途中で握力が尽きそうになり、途中クサリを腕に巻き付け小休止
少々無様だが、何とか下りきる。腕はプルプル振るえている状態で、もう1本クサリがあったらしばらくは下れなかったと思う
鷹戻しを越えるあとは、難易度の高いところもなく(もしくは恐怖感がマヒしてしまっていたのが)のんびりと中の岳まで進む
見晴らしのいい尾根沿いのルートだが、ガスで展望がなかったのが残念
中の岳を越え、石門広場まで進むと、残りは中間道のハイキングルート
疲れた体には少々長いが、それでも終わり間際の紅葉を見ながらのんびり進む
1時間半程度で妙義神社に到着。無事下山したことを御礼お参りして無事ゴール
ということで表妙義の縦走
鷹戻しに限って言えば、他の山々にある難所とは違い、気をつけるというレベルは足りない、体力的なハードルが存在している
初心者にはとてもお勧めできないがクサリ、岩場の登りが好きな人には楽しいコース
稜線上を歩くことが多いので天気が良ければ展望を楽しむこともできたのだが...
今回は曇り空とガスで景色を楽しむことができなかったので、次は来年になるだろうが、晴れた日に再チャレンジしたい
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