御正体山〜西丹沢縦走
- GPS
- 26:54
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,808m
- 下り
- 1,706m
コースタイム
- 山行
- 12:20
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 12:59
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:35
天候 | 21日:晴れ 22日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
連休に同期の結婚式があったので、それに託つけて関東の山を狙うことに。
この時期じゃないと行かないような渋いあたりを攻めるということで、道志〜西丹沢をチョイス。
職場のとざん部の人も巻き込み、ワンゲル同期との混成部隊となった。
仕事を終え、いつものワゴンRではなく、フォルクスワーゲンのパサートで御殿場を目指す。
須走の道の駅でC0。寝酒がてら一杯ひっかけて沈。
翌朝、「なにこれ!?人が寝てるのか…」の声で目を覚ます。
よく晴れていて気持ちがいい。富士山の頭は思ったよりも白く心がときめく。
適当に朝御飯を食って、集合場所の籠坂峠へ。
駐車場の横は墓地なので、ここをC0にしなくてよかった。
ほどなくtanimanも合流し、山中湖近くのスーパーで買い出し。
肉屋系列のスーパーでチャーシュー、ウィンナーに加え、ワインやら日本酒やらビールやらいろいろ買い込む。
なんだかんだで、道坂峠を出発したのは11時。
まあ、今日の行程は4時間程度なので問題はない。
旧道のトンネルをみつつ、若干の急登を登り、ザックに担ぎ込んだ荷物の重さを感じつつ、稜線へ。
最初は人工林のなかだったが、少し進むと視界が開ける。
左手には懐かしの丹沢の山々がよく見える。相変わらず大きく重層さを感じる山塊だ。
山座同定なんぞしつつ先を目指す。
アカマツが優先するなだらかな尾根を進んでいく。
いくつかポコを越えるといよいよ御正体山への登り。今回一番の急登だ。
重い荷物にひいこらいいながら登っていく。
いくつかニセピークに騙されながら御正体山山頂へ。
展望は無いが静かなピーク。ベンチに座ってみかん缶を食って労をねぎらう。
あとは、適当にテント張りやすそうなところ探して下るのみ。
ツガやブナが林立する綺麗な森をなかを下っていく。
前ノ岳を過ぎた次のポコが平らでいい感じ。落ち葉もフカフカなのでここを宿泊地とする。
適当にテントを立てて、木々の間から見える暮れなずむ富士を見ながら酒を飲み始める。
久々のtaniman食計はポトフと手羽先のバジル揚げ。
人生で一番うまいといっても過言ではないポトフでとっても幸せ。
うつらうつらしたりして酒を飲み、夜は更けていく。贅沢な夜だった。
翌朝起きるとガスガス。
天気予報で分かってはいたが、今日は展望がよいルートだったので少し残念。
朝もtanimanの絶品煮玉子とハンバーグが入ったラーメン。
お腹も満たして茶を飲んで出発。
ガスガスだが、森は幻想的でいい感じだ。
なぜかここだけ看板が立派な中ノ岳を過ぎ、奥ノ岳を経て山伏峠へ。
そこから少し登ると西丹沢の縦走路へ入り、神奈川となる。山から帰郷出来るとはなかなか感慨深い。
ちょっとしたところに階段があったりと神奈川県の整備力を思い知るが、道志も10年くらい前に来た時よりもササが刈り払われ随分と手が行き届いていた。
白い石灰岩質の地肌が見え、まさしく丹沢っぽい。
そんなこんなでいくつかポコを越えて高指山へ。
ここはかつて激辛カップ麺を食べて、敗退を喫した苦い?思い出の地だ。
富士山が見えた記憶もあるが、今日は真っ白い素晴らしい景色。
さて先に進むとなにやらオレンジのベストを着た人が歩いてきた。
手には銃。まさしく猟師さんだ。その後何人か見かけたが何を狙っているのだろう。
イノシシ?シカ? 何回か銃声が聞こえたが、うまく獲物は仕留められたのだろうか。
鉄砲木の頭に近づくにつれ、地面が黒黒しくなり、富士山の火山灰質の様相を呈してくる。
鉄砲木の頭は広く開けた山頂で気持ちがいい。マツムシソウの最後の一輪も見ることができた。
さて、天気も良くないので途中で切り上げようかと弱気になっていたが、なんだかんだで車のある籠坂峠まで抜けてしまうのが良さそうなので先を目指す。
三国峠周辺はだだっ広いススキの原っぽい感じになっている。こんなところだったけな。この辺りは印象に薄い。
三国峠は車道を横切り、右を向けば山梨、左を向けば神奈川だ。
三国山への登りは急なのでしんどいかと思いきや、意外と一瞬で終わった。
ガスガスの中、時々奇妙な形をした木を観察しながら進む。
巨木が多くいい森だが、やはり火山灰質のせいか、根ごと剥がれて倒れている木もよく見かけた。
そんなこんなで、最後のピークの大洞山を過ぎ、アザミ平へ下る。
ここまでは森だったのにアザミ平は木がなく、黒い土に低木が生えていてちょっとした庭園のような感じ。
この植生の変化は不思議だ。
最後は、ゆるやかに下って墓地を抜けてtanimanのミラの待つ籠坂峠峠へ。
2日目はガスで少し残念だったが、静かで充実した山歩きができて良い縦走だった。
また檜洞丸あたりから縦走してきたいものだ。
コメント
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なんとニアミス(なのか?)。この日は,私も初狩駅から入って御坂山塊を歩いていました。誘ってくれれば,酒持って駆けつけたのに。
御坂とか道志とか秋川とか大菩薩南部とか,このへんは里に近いのに,メジャールートを離れると,ほとんど人が歩いていないところが良いですよね。
なんと、お誘いせず申し訳ありません…
中央本線沿線は渋いいい山々が多くていいですよね。
小金沢連嶺とかまだ手をだせていないので、いってみたいです。
京都からわざわざ渋い山域に付き合ってくれた職場の
二人もなかなかのものです。
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