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Yamareco

記録ID: 7734628
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

イグルー泊で木曽前岳(上松Aは雪深し)

2025年01月25日(土) ~ 2025年01月26日(日)
20拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
16:00
距離
15.9km
登り
1,978m
下り
1,984m
MarkerMarkerMarkerMarkerMarkerMarkerMarkerMarkerMarkerMarker
5 km
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:08
休憩
0:10
合計
9:18
距離 7.0km 登り 1,646m 下り 101m
6:09
1
スタート地点
6:10
6:11
22
6:33
6:36
130
8:46
8:52
395
15:27
宿泊地
2日目
山行
6:09
休憩
0:34
合計
6:43
距離 8.9km 登り 332m 下り 1,883m
7:50
112
宿泊地
9:42
9:56
187
13:03
13:16
50
14:06
14:13
19
14:33
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
登山口から積雪あり。林道は凍結しているところもあり要注意。
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登山口から積雪あり。林道は凍結しているところもあり要注意。
この辺りからくるぶし程度の積雪。登山者の痕跡はなく、あるのは動物の足跡のみ。
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この辺りからくるぶし程度の積雪。登山者の痕跡はなく、あるのは動物の足跡のみ。
金懸小屋、中はきれいで広い。docomoは電波2本。
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金懸小屋、中はきれいで広い。docomoは電波2本。
気温は-7度。行動中は風もなくベースレイヤーだけで十分でした。
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気温は-7度。行動中は風もなくベースレイヤーだけで十分でした。
7号目でようやく御嶽山をはっきりと拝めた。
金懸小屋を過ぎると徐々に雪が深くなりツボ足だと膝ラッセル。ペースは1.6と予定から遅れ始めるが玉ノ窪まで行けると思っていた。
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7号目でようやく御嶽山をはっきりと拝めた。
金懸小屋を過ぎると徐々に雪が深くなりツボ足だと膝ラッセル。ペースは1.6と予定から遅れ始めるが玉ノ窪まで行けると思っていた。
雪はどんどん深くなり、基本膝ラッセル、時々股下ラッセルとなりもがきながら進む。なかなかハードだった。ペースは2.5まで落ち当初の予定は破綻。木曽前岳手前でビバークするプランCに切り替える。
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雪はどんどん深くなり、基本膝ラッセル、時々股下ラッセルとなりもがきながら進む。なかなかハードだった。ペースは2.5まで落ち当初の予定は破綻。木曽前岳手前でビバークするプランCに切り替える。
8号目の手前の好展望地。昨年イグルー泊登山した三沢岳がお目見えだ。
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8号目の手前の好展望地。昨年イグルー泊登山した三沢岳がお目見えだ。
8号目はまだ雪がサラサラでイグルーは難しそう。締まった雪を求め稜線を目指す。
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8号目はまだ雪がサラサラでイグルーは難しそう。締まった雪を求め稜線を目指す。
麦草岳と不動明王。ここも悪くないが先に良さそうなピークが見えるのでもう少し頑張ってみる。
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麦草岳と不動明王。ここも悪くないが先に良さそうなピークが見えるのでもう少し頑張ってみる。
2つ先のピークまで行きたかったがもう限界。うさぎとたぬき?遊んだ広場を泊地とする。
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2つ先のピークまで行きたかったがもう限界。うさぎとたぬき?遊んだ広場を泊地とする。
木曽駒ヶ岳と宝剣岳
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木曽駒ヶ岳と宝剣岳
振り返ると石仏群
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振り返ると石仏群
10cm程の粉雪の下に鉱脈あり。70cm掘るとシャクナゲだろうか、枝が出てきてしまうので掘れるのは2段まで。少し大きめに作ったのが仇となり2時間以上かかってしまった。
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10cm程の粉雪の下に鉱脈あり。70cm掘るとシャクナゲだろうか、枝が出てきてしまうので掘れるのは2段まで。少し大きめに作ったのが仇となり2時間以上かかってしまった。
無情に沈む夕日
アーベントロートに染まる宝剣岳
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アーベントロートに染まる宝剣岳
マジックアワー
星空と共に輝くイグルーと宝剣岳
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星空と共に輝くイグルーと宝剣岳
日暮れと共に急激に気温が下がる。中津川と宿場町の灯だろうか、暖かそうな街の灯に飛び込みたい気分だ。
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日暮れと共に急激に気温が下がる。中津川と宿場町の灯だろうか、暖かそうな街の灯に飛び込みたい気分だ。
まもなく日の出、マジックアワーの三沢岳。
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まもなく日の出、マジックアワーの三沢岳。
西に目を向けるとビーナスベルトと御嶽山
2
西に目を向けるとビーナスベルトと御嶽山
ビーナスベルトに麦草岳と乗鞍岳
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ビーナスベルトに麦草岳と乗鞍岳
快晴の朝、微風で絶好の登山日和。キンと冷えた空気が心地よい。木曽前岳に向かって出発。
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快晴の朝、微風で絶好の登山日和。キンと冷えた空気が心地よい。木曽前岳に向かって出発。
先行者は動物のみ。人間と同じルートで登っていくのが面白い。どこまで行くのだろうか?
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先行者は動物のみ。人間と同じルートで登っていくのが面白い。どこまで行くのだろうか?
深いところもあるが樹林帯よりはだいぶマシ。最後の急登はモフモフで難儀した。
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深いところもあるが樹林帯よりはだいぶマシ。最後の急登はモフモフで難儀した。
木曽駒ヶ岳が見えてきた。そして今日の目的地、木曽前岳の山頂も目前だ。
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木曽駒ヶ岳が見えてきた。そして今日の目的地、木曽前岳の山頂も目前だ。
左から木曽駒ヶ岳、中岳、宝剣岳。下には雪に埋もれ、屋根だけが見えている玉ノ窪小屋。
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左から木曽駒ヶ岳、中岳、宝剣岳。下には雪に埋もれ、屋根だけが見えている玉ノ窪小屋。
麦草岳の左右に御嶽山と乗鞍岳
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麦草岳の左右に御嶽山と乗鞍岳
振り返って御嶽山。木曽前岳の広い山頂に刻んだ自分だけのトレースを感慨深く眺める。
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振り返って御嶽山。木曽前岳の広い山頂に刻んだ自分だけのトレースを感慨深く眺める。
名残惜しいが下山開始。まずはイグルーまで戻る。石仏群の手前のピークだからあれだな。
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名残惜しいが下山開始。まずはイグルーまで戻る。石仏群の手前のピークだからあれだな。
ここの急登が一番苦労した。帰りはバックステップで慎重に下りる。
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ここの急登が一番苦労した。帰りはバックステップで慎重に下りる。
ここも急だったのでバックステップで慎重に。
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ここも急だったのでバックステップで慎重に。
帰りは早い。やはり上に行けば行くほどイグルーにはいい雪質だった。
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帰りは早い。やはり上に行けば行くほどイグルーにはいい雪質だった。
今回もお世話になりました。
見かけは大きいが中は狭め。結局急がば回れだったものの無駄が多かった。反省会が必要だ。
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今回もお世話になりました。
見かけは大きいが中は狭め。結局急がば回れだったものの無駄が多かった。反省会が必要だ。
イグルーと宝剣岳
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イグルーと宝剣岳
イグルーと木曽前岳
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イグルーと木曽前岳
下山は極めてスピーディ。金懸小屋までは誰か来ていそうだったが、結局誰とも会わない2日間でした。
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下山は極めてスピーディ。金懸小屋までは誰か来ていそうだったが、結局誰とも会わない2日間でした。

感想

今季2回目のイグルー泊登山は、上松Aコースから木曽駒ヶ岳で一泊、あわよくば宝剣岳近くまで往復、なんて計画していたものの、深い雪に足を取られて計画を縮小。巻道分岐でビバークし、木曽前岳を往復してきました。

◼️登山口~金懸小屋
登山口から積雪あり。林道は凍結しているところもあり要注意。深くてもくるぶし程度の積雪で歩きやすい。登山者の痕跡はなく、あるのは動物の足跡のみ。

◼️金懸小屋~巻道分岐
樹林帯は雪がフカフカで、ツボ足だと膝から腿ラッセルを強いられる。7号目まではペース1.6、8号目まではペース2.5とかなり時間を要してしまった。
樹林帯を抜けると締まり歩きやすくなる。巻道分岐を泊地と定め、イグルーを制作。

◼️巻道分岐~木曽前岳
一晩明けて雪もさらに締まった印象。深いところもあるが樹林帯と比べればだいぶマシ。最後の急登はモフモフで難儀した。
稜線上は抜群の景色。振り返ると一人で刻んだトレースは勲章のようで、ラッセルの苦労など一気に吹き飛ぶ。

◼️イグルー
早く作る方法として、地上部は小さく作り中を掘り広げる、を実践しようとしたが浅いところで枝が出てしまい、大きく作らざるを得なかった。
大きく作ると決めたら、最初からブロックも大きく切り出した方が手戻りが無く、結果的には早く完成するかもしれない。急がば回れだ。

◼️電波状況
docomoは全体的に入る印象。金懸小屋、7号目、8号目、巻道分岐で2本立って普通に通信できた。

◼️その他
・総重量20kg、負担感は問題なし。
・登りで膝ラッセルが続くと辛い。ペース3.0まで想定してビバーク候補地、バックアッププランを検討しておく。
・イグルー製作に2時間もかけてしまうと、つま先が痛いくらい冷えた。靴についていた雪が解け、染み込んで靴自体が凍っていた模様。
最低気温は-15度、風は微風程度だが、寒くてあまり寝れなかった。靴の凍結、防風防水など冷えへの対策が必要。

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わし リョウ1125アヤチャン🐱yamaneko07toremoro99okamasayamando2KF18AJみっちろsumi8848yuinきやトモエRYOZOTANAKAsatopan7ykkujotakayama123伝右衛門shige_verdeYHWH13

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