里見八犬伝めぐり～安房國編・其の陸（宮本城跡ノ巻）

2025年01月25日(土) [日帰り]

• GPS: 01:06
• 距離: 2.1km
• 登り: 140m
• 下り: 138m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:56
• 休憩: 0:14
• 合計: 1:10

距離 2.1km 登り 140m 下り 138m

14:39 道の駅おおつの里花倶楽部
14:45 14:51 熊野神社（諏訪神社）
15:13 15:18 宮本城跡（北西山麓遺構口）
15:37 15:40 天神様
15:49 道の駅おおつの里花倶楽部

南房総市の散策コース、里見城下村大津の里「ロマンチックウォーキング」を利用しています。

天候

曇り時々雨のち晴れ間

アクセス

利用交通機関：

自家用車 船

（洲崎神社より車移動）
起終点：道の駅おおつの里駐車場
（富津市金谷港まで車移動）
往路に東京湾フェリー（金谷港→久里浜港）を利用

コース状況／危険箇所等

今回春いた範囲は、ほぼ『里見城下村「大津の里」ロマンティックウォーキング』という散策コースですので、危険な箇所はありません。ただし、宮本城跡（城山）へ向かう坂道はかなりの急こう配です。また、今回は歩いていませんが、城山山頂直下のコースは登山道レベルになるそうなので、注意が必要です。

その他周辺情報

道の駅おおつの里
こちらでは館山の老舗パン屋さん「中村屋」（通称なかぱん）が「売り切り御免」で販売されています。この中村屋は、有名な新宿中村屋がルーツだそうです。
https://www.hana-kurabu.jp/

写真

1/25 13:18

一泊二日の八犬伝めぐりウサトレも最後の地へ。洲崎から宮本城址を目指すうさぎ号の車窓から、昨年の「其の弐館山城編」で立ち寄ったさかなくんの「海辺の広場(渚の駅たてやま)」が見えました。

1/25 13:27

昭和レトロな駅舎のJR那古船形駅の駅前を通過。渋いな～時間があれば立ち寄りたいところです。

1/25 13:40

うさぎ号は道の駅「おおつの里・花倶楽部」に到着～

1/25 13:44

花メインだと云われていたけど、いいもんあるじゃん！「なかぱん」と「東魁原酒八犬伝」をゲットしました～♪

1/25 14:39

駐車場の片隅には「ロマンチックウォーキング」案内板がありました。誰が考えるんだろうね、こういう名前って。

1/25 14:39

道の駅おおつの里トイレ前の「おおつ里山ウィーキング」標識1番からスタートします～

1/25 14:41

岡本川を縫うように走る県道185号を歩き始めると、すぐに「宮本城跡」への案内標識がありました。

1/25 14:43

岡本川を渡ります。この辺りでは狭いながら幽玄とした雰囲気ですね。この川も稲村城の滝川みたいにお堀の役目を果たしていたんだろうね。

1/25 14:45

道標は見当たらなかったのですが「ロマンチックウォーキング」で紹介されていた熊野神社・諏訪神社にお詣りしていきます。案内にあったとおり、確かに鳥居の無い神社なんですね。

1/25 14:48

こちらが熊野神社。地味ですけど、なかなか渋くてどっしりした構えです。

1/25 14:49

そのすぐ傍らにあるのが諏訪神社。かつでは回廊のめぐる立派な社殿だったそうですが、昭和20年代に倒壊して、今は熊野神社に合祀されていそうです。

1/25 14:52

熊野神社・諏訪神社から山間の畑と民家の間を抜けて行くと～

1/25 14:54

視界が開けてコスモスロード。コスモスじゃなく菜畑が広がりました。しかも咲いてない・・・でも、ハイキングコースらしく木製ベンチが置かれています。

1/25 14:56

ここでも、やっぱりこの時期の房総の路傍にはスイセンが満開です。

1/25 14:58

段々になっている刈られた田んぼの畦道のようなコースを歩くと、道の先が里山の森の中に吸い込まれていきます。

1/25 14:59

ウサクマも、てくてく森の中へ入っていくと・・・

1/25 15:00

うぉ～～写真ではわかりにくいですが、かなりの急こう配ですね。これが登城路らしい・・・

1/25 15:02

標高差40mほどを直線で一気に登り切ると、山腹をトラバースするような緩やかな道になりました～ふーーー（汗

1/25 15:02

ウサさんはまだまだ、だいぶ苦労しているみたいですニャ～

1/25 15:05

城山を巻くような登城路の脇にはミカン（ゆず？）はたくさん。この辺りは果樹園になっているようですね。

1/25 15:07

あ、これは千葉県の特産・琵琶ですね。

1/25 15:08

この標識のところで琵琶畑も終わりとなり、この先は山道となりますが・・・なにやらロープがいっぱい張ってありますね。

1/25 15:08

ウサさん偵察～ロープはゴム製で琵琶畑の柵の転倒防止のために張ってあるようですが、この先は倒木もあって、少し荒れているようです。

1/25 15:13

天気も雨が降ったり止んだりで不安定。時刻ももう日没まで2時間を切ったので、今回はココの標識までとします。

1/25 15:14

天気がよくて時間があれば、こんな倒木ぐらいは気にしないウサクマですが、今回はこれから横浜まで車で帰らなくちゃいけないので、無理は禁物、です。

1/25 15:22

膝を痛めないように急坂を降りてくると段々畑。ここも昔は城の従者たちの館なんかが建っていたかな～などと、夢は枯野を駆け巡ります。

1/25 15:25

あ、あそこが城跡の主郭かな～次はあそこまで行こうね、ウサさん。

1/25 15:26

この菜畑なんかも遺構の上に畑を作っているのかもね。

1/25 15:30

再び岡本川を渡ります。この辺りはしっかりと法面が護岸されていますね。でも、さっきの渓谷のような雰囲気の方が味があるな～

1/25 15:30

岡本川を渡る橋から登城路へ向かう道がまっすぐ伸びています。この橋は平成竣工で、まだ新しいですね。橋を架けるときには、それも狙ったのかな。

1/25 15:34

県道185号で道の駅に戻る途中に天神様の標識を発見。せっかくだからお詣りしていこう。「通りゃんせ～通りゃんせ」と、足を向けてみたら・・・

1/25 15:38

さっきの登城路に劣らない急登！ぜんぜん「行きはよいよい」じゃなくね？でも、帰りが怖いのはもっとヤダから、ちゃんとお詣りして帰ります。

1/25 15:48

道の駅のすぐ手前に、こんなお洒落な公衆トイレが。トイレ、ダブってない？と思ったら、壊れてました

1/25 15:49

道の駅おおつの里に帰ってきました。うさぎ号ただいま～いい子にしてた？横浜のおうちに帰りますよ～♪

1/25 16:13

あとは一路横浜へ。途中で道の駅「とみうら枇杷倶楽部」に立ち寄ってソフトクリーム琵琶トッピングを頂きました。この脇を流れている川って、さっきの岡本川の河口近くなんだね。

1/25 17:26

昨日乗船時に往復切符買っておいて正解！予定していたフェリーに駆け込みセーフ。黄昏の東京湾を眺めながら、プチ打ち上げ♪

1/25 17:26

あ、洲崎から全然見られなかった富士山に、ようやくここで出逢えました～

1/25 17:53

すっかり宵の口の雰囲気になった横須賀市の久里浜港に到着～神奈川に戻ってきました。

1/25 18:36

せっかく久里浜から帰るので、途中の観音崎近くの馬堀海岸にある日帰り温泉「湯楽の里」で身体を伸ばして、プチ打ち上げ第2章の幕開けで～す♪

撮影機器：

iPhone 15 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

hadzuki

南総里見八犬伝が大好きなウサさん（2024年に原作読破）。睦月生まれのウサさんの誕生祝を兼ねて昨年から始まった1月の里見八犬伝（並びに里見氏）聖地巡礼ウサトレを開催中（一泊二日）で～す♪

前記事では2日目前半、うさぎ号で宿泊先から洲崎に移動して、里見八犬伝で伏姫が役行者から「仁義礼智忠信孝悌」の数珠を授かる聖地・役行者の岩屋を擁する洲崎神社・養老寺と、三浦半島の剣崎灯台と結ぶ線が東京湾を守護する結界線となる洲崎灯台をめぐったところまでをお伝えしました。

今回記事では、いよいよオーラスの2日目後半、うさぎ号で洲崎から道の駅おおつの里に移動して宮本城跡をめぐります。

さて、宮本城は里見家四代当主、義豊の居城。現在の城址には土塁や堀切、竪堀などの遺構が残ってるらしいのですが、ネット記事で見ると、最近はあまり整備されてないような雰囲気。しばらく前の台風被害は、まだまだ房総の各所に爪痕を残しています。なので、どこまで行けるかわかんないけど、とりあえず行ってみよ～のノリで、道の駅おおつの里・花倶楽部へ向かいました。

途中から空模様は急降下してザザーーーーっと激しいにわか雨が降ったり、雲間から日差しが差したり、の不安定さ。まあ、この雨で昨日の野島崎で砂まみれになったうさぎ号がいくらか洗車されたかも～

道の駅おおつの里は、今回立ち寄った他の道の駅とはかなり趣が異なっていて、植木やお花がメインの道の駅。なので食べ物やお土産は全然期待していなかったのだけれど、いざ行ってみると館山の老舗パン屋さんのパンを直売していたり、その名も「八犬伝」という原酒（割水をしていない蔵で搾ったままのアルコール度数19度の日本酒）が売られていたり、で結局今回ウサトレの中で一番お金を使った道の駅になりました～

さてさて、道の駅おおつの里の東に聳える標高183mの城山（宮本城跡）に向かって、「里見城下村 ロマンチックウォーキング」と名付けられたルートを歩いていくと、かなり傾斜のきつい登城路に。バカみたいに一直線な急坂を、自主つづら折れでジグザグしながら、ひたすら登っていくと枇杷畑に。ココも元々は腰曲輪とかだったんじゃないかな～なんてウサクマで話しながら進んでいくと、主郭北西の連続切岸の手前あたりで、倒木で登城路が塞がり、その先を覗くと少し荒れ気味みたいだニャ～
今回は帰路の都合もあるので、140mくらいまで登って、さくっと引き返してきましたぁ。

でも素人目にも傾斜を削って平地にした曲輪のような段々がたくさんあって、すごい大きな規模の山城で、かなり多くの家臣団を駐屯させていたのかも～なんで想像するのもなかなか楽しかったです。機会があれば、是非再訪して主郭から東遺構、東南遺構へと縦走してみたいものです。

帰路は再び富津の金谷港から東京湾フェリーで横須賀の久里浜へ。ここまでくれば横浜がアジトのウサクマはおうちに着いたも同然。余裕ぶちかましで日帰り温泉「湯楽の里」でプチ打ち上げです～♪

これにて今回の里見八犬伝と安房里見氏ゆかりめぐりのウサトレは、計画をコンプリートです。去年から初めて、里見番所跡、犬掛古戦場跡、滝田城跡、館山城跡、稲村城跡、白浜城跡、野島崎、洲崎神社・養老寺、宮本城跡とめぐってきました。この後の計画として直ぐにでも実行に移せそうなのは、里見水軍の拠点・岡本城跡、富山と伏姫籠穴あたりかな～

でも、これはウサさんの頭の中にある「里見八犬伝ゆかりめぐり」の中の「安房国編」にすぎません。ウサさんは現在、「里見八犬伝ゆかりめぐり」の「坂東編」や「上野国編」の計画を夜な夜な紡いでいます～

【里見八犬伝めぐり～安房國編　ウサトレ一覧】
　其の壱　滝田城跡犬掛ノ巻　（2024年1月5日）
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6345679.html
　其の弐　館山城跡ノ巻（2024年1月6日）
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6345679.html
　其の参　稲村城跡ノ巻（2025年1月24日）
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7728723.html
　其の肆　白浜城跡野島崎ノ巻（2025年1月24日）
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7729642.html
　其の伍　洲崎ノ巻（2025年1月25日）
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7732181.html
　其の陸　宮本城跡ノ巻（2025年1月25日）
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7734962.html
　其の漆　伏姫籠穴富山ノ巻（2025年2月21日）
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7824011.html