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Yamareco

記録ID: 77869
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北穂高岳 〜涸沢でテント泊

2010年09月10日(金) ~ 2010年09月12日(日)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
55:05
距離
37.3km
登り
1,991m
下り
1,987m

コースタイム

10日:上高地6:15 - 9:00横尾9:30 - 10:35本谷橋 - 13:10涸沢キャンプ場
11日:涸沢6:00 - 9:20北穂高岳頂上10:20 - 12:20涸沢
12日:涸沢7:20 - 8:40本谷橋 - 9:40横尾 - 13:00上高地
天候 10日:晴れ
11日:晴れ→雨
12日:雨→曇り
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
行きは沢渡から上高地へ乗合タクシー\1,000
帰りはバス \1,200
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:上高地BTのトイレ近く「上高地登山相談所」前にあり

■コース
・上高地〜横尾:ほぼ平坦だが、とにかく長いので体力の温存が重要
・横尾〜本谷橋:なだらかな登り
・本谷橋〜涸沢:道は石を積んで良く整備されている
・涸沢〜北穂高岳の道は良く整備されているが、石と岩の急登であり、特に下りでは十分な注意が必要

■涸沢キャンプ場・涸沢ヒュッテ
・涸沢ヒュッテに隣接しており、受付け・管理もヒュッテ
 500円/泊
・水はヒュッテ水場で無料→非常に美味しい
・ヒュッテのトイレは有料(¥100)だが非常にきれい
・設営場所は基本的に石・岩の上
 このため板をレンタルしている(¥500)が今回はなくてもOKだった
・水場、トイレまでは一番近い場所でも50mくらい歩くので、
 できるだけヒュッテに近い場所を確保すると便利だろう

■入浴は沢渡大橋たもとにある「梓湖畔の湯」 \700
登山届はここへ
2010年09月13日 16:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:12
登山届はここへ
良く晴れて、いい朝だ
2010年09月13日 16:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:12
良く晴れて、いい朝だ
やっとここから登山がはじまる
2010年09月13日 16:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:12
やっとここから登山がはじまる
すぐに北穂の頂上が見えてくる
小屋も見える
2010年09月13日 16:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:12
すぐに北穂の頂上が見えてくる
小屋も見える
本谷橋に着いた
2010年09月13日 16:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:12
本谷橋に着いた
ここからは斜度が上がる
2010年09月13日 16:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:12
ここからは斜度が上がる
涸沢が見えてくるが、ここからが遠い
2010年09月13日 16:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:12
涸沢が見えてくるが、ここからが遠い
涸沢小屋とヒュッテの分岐
キャンプ場はヒュッテ方向へ
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
涸沢小屋とヒュッテの分岐
キャンプ場はヒュッテ方向へ
涸沢ヒュッテに着く
3時頃まではテントの受け付けもここで
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
涸沢ヒュッテに着く
3時頃まではテントの受け付けもここで
テントを設営し、ヒュッテのテラスを望む
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
テントを設営し、ヒュッテのテラスを望む
2日目の朝に穂高が赤く染まる
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
2日目の朝に穂高が赤く染まる
北穂目指して出発
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
北穂目指して出発
20分程上がると頂上の小屋がすぐ近くにあるように見えてくるが、ここからさらに2時間以上かかる
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
20分程上がると頂上の小屋がすぐ近くにあるように見えてくるが、ここからさらに2時間以上かかる
キャンプ場がずっと下に見えるようになってきた
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
キャンプ場がずっと下に見えるようになってきた
気が付くと富士山と南アが前穂の向うに出現
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
気が付くと富士山と南アが前穂の向うに出現
南稜へ取り付く地点の少し長い鎖
下りの方がちょっと嫌な感じ
この上にさらに梯子がある
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
南稜へ取り付く地点の少し長い鎖
下りの方がちょっと嫌な感じ
この上にさらに梯子がある
常念が見えてきた
その奥には浅間山
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
常念が見えてきた
その奥には浅間山
ずっと岩稜を登る
それにしてもこの蒼黒い空の色
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
ずっと岩稜を登る
それにしてもこの蒼黒い空の色
前穂のギザギザの向うに八ツ、富士山、南ア
2010年09月13日 16:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:13
前穂のギザギザの向うに八ツ、富士山、南ア
拡大すると…
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
拡大すると…
さあ、もう少し
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
さあ、もう少し
あと10メートル…
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
あと10メートル…
やっとのことで北穂頂上到着
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
やっとのことで北穂頂上到着
常念から表銀座方面
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
常念から表銀座方面
大キレットから槍へ続く稜線の道
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
大キレットから槍へ続く稜線の道
北穂デッキで風景を楽しむ人達
みんな歓声を上げ、…そして静かに黙り込む
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
北穂デッキで風景を楽しむ人達
みんな歓声を上げ、…そして静かに黙り込む
青い空には秋の雲
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
青い空には秋の雲
滝谷を覗き込む
あの黒い影が落ちている所まで何百メートルあるのだろう?
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
滝谷を覗き込む
あの黒い影が落ちている所まで何百メートルあるのだろう?
大キレットの核心部
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
大キレットの核心部
長谷川ピークと思われる部分を拡大
…怖そうだ
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
長谷川ピークと思われる部分を拡大
…怖そうだ
下り始めて奥穂方面を見ると、黒々とジャンダルム
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
下り始めて奥穂方面を見ると、黒々とジャンダルム
上の方のナナカマドははもう赤く色付いている
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
上の方のナナカマドははもう赤く色付いている
涸沢小屋のヘリポートが見えるところまで下りてきた
2010年09月13日 16:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:14
涸沢小屋のヘリポートが見えるところまで下りてきた
キャンプ場へ続く通路の横はタデの畠
2010年09月13日 16:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
9/13 16:15
キャンプ場へ続く通路の横はタデの畠
3日目の朝は雨
2010年09月13日 16:15撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
9/13 16:15
3日目の朝は雨
横尾まで下りてくるとだいぶん明るくなってきた
2010年09月13日 16:15撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
9/13 16:15
横尾まで下りてくるとだいぶん明るくなってきた
明神ではもう誰も雨具を着ていない
2010年09月13日 16:15撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
9/13 16:15
明神ではもう誰も雨具を着ていない
観光客いっぱいの上高地にやっと戻って来た
2010年09月13日 16:15撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
9/13 16:15
観光客いっぱいの上高地にやっと戻って来た

感想

3回目のテント泊は7年ぶりの涸沢へ。

快晴の中、テント装備を背負って歩く上高地から横尾の3時間はいつもより特に長く感じる。
横尾大橋を渡って涸沢への道を踏み出すと愈々荷物の重さが効いてくる。
それでも最初は順調に距離を稼いだが、涸沢が見え始めた辺りからはぐっとペースダウン。
年配の登山者にも沢山追い越されて精根尽き果てた状態で涸沢キャンプ場に着く。

あまりの疲れにテントを設営する気力もなかなか起きない。
石だらけのキャンプ場に何とかテントを張り、中で横になるとあっという間に寝てしまった。
目が覚めても芯から疲れている状態は変わらず、翌日北穂へ登ることも難しいかも、と不安になる。

次の日も良い天気。
疲れは一向に去らないが、とにかく水と雨具とカメラだけを持って北穂を目指す。
石と岩の急登を1時間ほど登るとやはりスタミナが持たないことがはっきりしてくる。
当初は北穂から涸沢岳、ザイテングラート経由で涸沢へ戻る計画だったが、北穂から先のアップダウンに堪えられそうもないので北穂ピストンに早々に変更。

登るにつれ、南東方向に遠方の山々が見えてくる。
南アルプス、富士山、八ヶ岳、浅間山…。
まっすぐの眼下には涸沢のキャンプ場が小さくなって見える。

コースタイムをやや上回って北穂山頂に辿り着く。
山頂標識の向うに槍ヶ岳の穂先が大きく見えた時はなかなか感じるものがあった。
好天のおかげで槍を中心につながる表銀座、裏銀座や常念山脈、遠くの後立山の峰々が高い透明度で見通せる。
笠ヶ岳にはあいにくずっと雲がかかっていた。
北穂高小屋のデッキに座り、大キレットを越えてくる人達やまだ登ったことのない山々を眺めているとあっと言う間に1時間が過ぎた。

登って来た道をまた2時間かけて下り、テントまで戻る。
土曜日の午後になり、キャンプ場もテントが増えて来た。
涸沢ヒュッテのテラスで生ビールを飲みながら見ていると前回来た時より若い登山者が増えたように思う。
大体、街よりもスカート率が高いのには目を見張る。

この日の夕食は家族から推薦のあった無印良品のスープカレー。すごくおいしく、後片付けも楽。
夕食を食べ終わってすぐに雨が降り始めた。夜中には風も出てきて一晩中テントは揺れた。

朝になっても雨は止まず、4時半頃にヒュッテの屋根のある場所で朝食を作り食べる。
5時から6時頃は大雨でテントへ戻ることもできなかった。
少し小降りになったところでテントへ戻って撤収準備。
テントの中を整理できた頃に雨が止んできたので急いでテントを畳む。

7時頃には強い雨はなくなってきたので多くの人が次の目的地、あるいは下山のために出発する。
それでも完全雨装備で下山開始。
1時間余りで本谷橋まで来てみると、涸沢の流れは一晩の雨にも拘わらずそれほどの激流ではなかった。

横尾まで下りてくると空はかなり明るくなってきた。
さらに徳澤では日も出て来たので、雨具を全て脱いで涼しく先を急ぐ。
とは言え、この11kmの平地歩きはやっぱり長くつらい。
河童橋の人混みが見えた時はほんとにホッとした。

やはり体力が問題であることをまたしても痛感。
このことを前提に今後の山行を計画していかなければならないのだろう。

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