北穂高岳 〜涸沢でテント泊
- GPS
- 55:05
- 距離
- 37.3km
- 登り
- 1,991m
- 下り
- 1,987m
コースタイム
11日:涸沢6:00 - 9:20北穂高岳頂上10:20 - 12:20涸沢
12日:涸沢7:20 - 8:40本谷橋 - 9:40横尾 - 13:00上高地
天候 | 10日:晴れ 11日:晴れ→雨 12日:雨→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
帰りはバス \1,200 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:上高地BTのトイレ近く「上高地登山相談所」前にあり ■コース ・上高地〜横尾:ほぼ平坦だが、とにかく長いので体力の温存が重要 ・横尾〜本谷橋:なだらかな登り ・本谷橋〜涸沢:道は石を積んで良く整備されている ・涸沢〜北穂高岳の道は良く整備されているが、石と岩の急登であり、特に下りでは十分な注意が必要 ■涸沢キャンプ場・涸沢ヒュッテ ・涸沢ヒュッテに隣接しており、受付け・管理もヒュッテ 500円/泊 ・水はヒュッテ水場で無料→非常に美味しい ・ヒュッテのトイレは有料(¥100)だが非常にきれい ・設営場所は基本的に石・岩の上 このため板をレンタルしている(¥500)が今回はなくてもOKだった ・水場、トイレまでは一番近い場所でも50mくらい歩くので、 できるだけヒュッテに近い場所を確保すると便利だろう ■入浴は沢渡大橋たもとにある「梓湖畔の湯」 \700 |
写真
感想
3回目のテント泊は7年ぶりの涸沢へ。
快晴の中、テント装備を背負って歩く上高地から横尾の3時間はいつもより特に長く感じる。
横尾大橋を渡って涸沢への道を踏み出すと愈々荷物の重さが効いてくる。
それでも最初は順調に距離を稼いだが、涸沢が見え始めた辺りからはぐっとペースダウン。
年配の登山者にも沢山追い越されて精根尽き果てた状態で涸沢キャンプ場に着く。
あまりの疲れにテントを設営する気力もなかなか起きない。
石だらけのキャンプ場に何とかテントを張り、中で横になるとあっという間に寝てしまった。
目が覚めても芯から疲れている状態は変わらず、翌日北穂へ登ることも難しいかも、と不安になる。
次の日も良い天気。
疲れは一向に去らないが、とにかく水と雨具とカメラだけを持って北穂を目指す。
石と岩の急登を1時間ほど登るとやはりスタミナが持たないことがはっきりしてくる。
当初は北穂から涸沢岳、ザイテングラート経由で涸沢へ戻る計画だったが、北穂から先のアップダウンに堪えられそうもないので北穂ピストンに早々に変更。
登るにつれ、南東方向に遠方の山々が見えてくる。
南アルプス、富士山、八ヶ岳、浅間山…。
まっすぐの眼下には涸沢のキャンプ場が小さくなって見える。
コースタイムをやや上回って北穂山頂に辿り着く。
山頂標識の向うに槍ヶ岳の穂先が大きく見えた時はなかなか感じるものがあった。
好天のおかげで槍を中心につながる表銀座、裏銀座や常念山脈、遠くの後立山の峰々が高い透明度で見通せる。
笠ヶ岳にはあいにくずっと雲がかかっていた。
北穂高小屋のデッキに座り、大キレットを越えてくる人達やまだ登ったことのない山々を眺めているとあっと言う間に1時間が過ぎた。
登って来た道をまた2時間かけて下り、テントまで戻る。
土曜日の午後になり、キャンプ場もテントが増えて来た。
涸沢ヒュッテのテラスで生ビールを飲みながら見ていると前回来た時より若い登山者が増えたように思う。
大体、街よりもスカート率が高いのには目を見張る。
この日の夕食は家族から推薦のあった無印良品のスープカレー。すごくおいしく、後片付けも楽。
夕食を食べ終わってすぐに雨が降り始めた。夜中には風も出てきて一晩中テントは揺れた。
朝になっても雨は止まず、4時半頃にヒュッテの屋根のある場所で朝食を作り食べる。
5時から6時頃は大雨でテントへ戻ることもできなかった。
少し小降りになったところでテントへ戻って撤収準備。
テントの中を整理できた頃に雨が止んできたので急いでテントを畳む。
7時頃には強い雨はなくなってきたので多くの人が次の目的地、あるいは下山のために出発する。
それでも完全雨装備で下山開始。
1時間余りで本谷橋まで来てみると、涸沢の流れは一晩の雨にも拘わらずそれほどの激流ではなかった。
横尾まで下りてくると空はかなり明るくなってきた。
さらに徳澤では日も出て来たので、雨具を全て脱いで涼しく先を急ぐ。
とは言え、この11kmの平地歩きはやっぱり長くつらい。
河童橋の人混みが見えた時はほんとにホッとした。
やはり体力が問題であることをまたしても痛感。
このことを前提に今後の山行を計画していかなければならないのだろう。
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