大山・天丸山・帳付山


- GPS
- 07:38
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,125m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道路には雪はないが、駐車スペースには5cmほど積もっており、ノーマルタイヤでの進入には注意を要す |
写真
ここまでの道路には雪はありませんでしたが、登山口周辺だけ雪が残ってました。
ノーマルタイヤで駐車場に入ろうと試みましたが、段差を乗り越えられず、やむなく手間の雪のない道路沿いに寄せて路駐しました
感想
新関東百名山の大山、天丸山、帳付山を巡ってきました(大山、天丸山は2つで1座の扱い)。西上州最奥にある山々で、新関東百名山の中でも特にアクセスが悪く、バスで行くと登山口まで2時間以上は歩かないとならないので、今回はレンタカー🚙を使いました。
恥ずかしながら新関東百名山に挑戦するまで、全く知らない山だった。特に帳付山はちょっと変わった山名だけど、昔、きこりが切った木の情報(種類、長さ、直径)を叫んで伝達し、その内容を帳面に記す”帳付人”という役目の人からとられたものらしい。
西武秩父駅でレンタカー🚙を借りて、そこから約1時間半、国道462号・群馬県上野村の蛇木の滝の先を左折して7kmほど奥に入りようやく登山口に到着。この道路は現在通り抜けできなくなっていて、登山口から先は通行止め🚧のため、途中で車とすれ違うことはない。それゆえ、道路は所々で小さい落石や木っ端が散乱していて、軽でも運転には結構気を遣いました。
登山口まで道路に雪⛄はまったくなかったけど、駐車スペースには結構雪⛄が残ってた。ノーマルタイヤで来てしまったけど入れるか?ゆっくり進入を試みるが、駐車スペース手前の段差の所で前輪が空しく空転するのみ・・・・だめだこりゃ!😫
駐車スペースには登山者のものらしき車が1台だけ駐車してたので、横を通れる幅が確保できるように、手前の雪のない道沿いに縦列駐車する。この先は通行止め🚧だし、平日のAM10時なので、これから登りに来る人もさすがにもういないだろう。GW並みの陽気と言っても、車通りのない標高の高い所にはまだ雪が残ってるだと思い知る。
さて、大分遅い出発になってしまったが登坂を開始。しばらくは渓流沿いに登り、途中から稜線に向けて標高を上げ、大山を目指します。登山口周辺は雪は残っているものの、まだノーマル靴で十分歩ける程度だったが、稜線に向けて傾斜が上がるあたりから雪も増えてきたので、チェンスパ装着する。それにしても、ここまでの登山道の荒れ具合は結構キツかった。渡渉を繰り返すガレた道で、倒木が散乱しており、思うようにペースが上がらない💦
稜線に向けてはつづら折れの道をひたすら登るが、標高が上がるにつれ積雪量も増えていき、深い所は足首は埋まるくらいはある。前の人のトレースが残っていたので、それを辿りながら稜線に到着。稜線は雪のない所も結構ありましたが、チェンスパ外すの面倒なので、基本付けたまま進みました。
ここから秘境の山々の洗礼を受けることになりました💦まずは大山を目指しますが、地図上では大した距離じゃなかったので、あっという間に着けるかと思いきや、岩場のまあまあハードな道を上り下りする感じ。ようやく着いた大山山頂からは東に両神山、北の方には遠く浅間山も望めました。
次は倉門山を経由して天丸山へ向かう。倉門山へ登る斜面は陰になってるせいか、がっつり雪が残っており、正規のコースはほとんどわからない状態。とりあえずピンクテープを目指して直登する。倉門山を越えるとようやく天丸山が視界に入る。天丸山はこれぞ鋭鋒!という尖がった山。言わずもがな、そこへと向かう道はロープを使って急峻な崖をよじ登る険しい道となる😱。この斜面には雪はまったく付いてなかったので、ここだけはチェンスパを外して登りました。50mほど登る崖は斜度も大きく剱岳の”カニのたてばい”を彷彿させるくらいはある。特に下りは相当に気を遣いました。天丸山からは最後に向かう帳付山の姿が見えました。
分岐へ戻ってラスボスの帳付山へと向かうが、ここからが試練の始まりだった。帳付山へ向かう道中には巨岩が立ちはだかり、岩を登ったり下ったり、狭い崖沿いをトラバースしたりと、気の抜けない道の連続!最後の急登を登り終えて帳付山に到着した時は、両足ガクガクだった・・・・
(;≧皿≦)。゜°。
しかし、秘境の山と言われるだけあって、山頂奥の展望台からの景色はスゴい!正面に300名山の諏訪山を望み、北に浅間山、その奥にはアルプスの山々も微かに見える。この展望所となっている大岩が、山名の由来となった帳付人が腰を下ろし、森の中からきこりと呼び交わした記録をつけたという場所らしい。(*'ω'*)
しばし、余韻に浸っていたけど、道の険しさが想像以上で、時刻はすでに14:30を回っており、計画時間を1時間以上オーバーしている。日暮れ🌄前に下山せねばと急ぐものの、復路の岩場越えも中々にしんどい!痛くなってきた膝をかばいつつ、なんとか明るさの残る18時前に登山口に到着。(記録では立入禁止区域に入ってるような感じになってますが、実際には入ってないので、たぶんGPS誤差です)
距離・高低差では平凡な山行のように見えますが、疲労感的にはこの2倍の山を登ったような感覚です。雪がなかったら、もう少し楽だっただろうか?5月にはアカヤシオが見れるらしいので、この辺りが登山適期と言えそうです。
秘境の山々を満喫した山行でした。
新関東百名山(78)(79)
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